田中邦衛

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田中 邦衛(たなか くにえ[1]昭和7年(1932年11月23日[2] - 令和3年(2021年3月24日[1])は、日本俳優[1]。本名、田中 邦衛(たなか くにえ)[1]。長女はNHK職員の田中淳子[3]。テレビドラマ「北の国から」の父親役などで知られている[3]

プロフィール[編集]

概要[編集]

麗澤瑞浪高等学校を経て[2]麗澤短期大学英語科[2]俳優座養成所劇団俳優座を経て、フリー[2]

部活動は野球部所属[4]。実家で当初は陶芸に携わる。中学の臨時教員を務めた後、昭和30年(1955年)に3度目の受験を受けて俳優座養成所に合格する[4]。昭和33年(1958年)に舞台「幽霊はここにいる」で初舞台にして主役を務める[4]

映画「純愛物語」で初出演後、昭和36年(1961年)に「若大将」シリーズで主役の加山雄三と張り合う青大将役を務めて一躍有名になった[4]。その後も「仁義なき戦い」や黒澤明監督作品に出演し、一躍名脇役としての地位を確立[4]。昭和56年(1981年)からは倉本聡の脚本でおよそ20年間続いたドラマ「北の国から」で黒板五郎の役で主演を努め、その父親像で多くの人気を集めた[1]

平成6年(1994年)に映画「学校」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を[4]、平成11年(1999年)に紫綬褒章を[4]、平成18年(2006年)に旭日小授章を授章した[4]

令和3年(2021年)3月24日午前11時24分、老衰のため死去した。88歳没[1]葬儀家族葬で執り行われた[5]

受賞歴[編集]

出演作品[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

舞台[編集]

CM[編集]

PV[編集]

レコード[編集]

脚注[編集]

  1. a b c d e f g “田中邦衛さん死去、88歳 「北の国から」盟友・地井武男さんお別れ会が最後の姿に…”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2021年4月2日. https://www.daily.co.jp/gossip/2021/04/02/0014206710.shtml 2021年4月11日閲覧。 
  2. a b c d e 田中邦衛 - KINENOTE
  3. a b c d “田中邦衛さん 照れ屋で飾らず、実直でまじめ…長女はNHKワシントン支局長歴任”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2021年4月3日. https://www.daily.co.jp/gossip/2021/04/03/0014208168.shtml 2021年4月11日閲覧。 
  4. a b c d e f g h “田中邦衛さん、馬見ケ崎川で芋煮会も 山形に足跡残す”. 河北新報オンラインニュース (河北新報社). (2021年4月8日. https://kahoku.news/articles/20210407khn000039.html 2021年4月11日閲覧。 
  5. “田中邦衛さん死去 最期まで前向きに生きる気力と周囲への感謝持ち続けた”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年4月3日. https://hochi.news/articles/20210402-OHT1T51013.html 2021年4月11日閲覧。 
  6. アラビア数字で「2(ツー)」。鈴木則文、宮崎靖男、小川晋 『映画「トラック野郎」大全集:日本最後のアナーキー・プログラム・ピクチャーの伝説』 洋泉社〈別冊映画秘宝 洋泉社MOOK〉、2010年、45頁。ISBN 978-4-86248-468-0杉作J太郎、植地毅 編著 『トラック野郎 浪漫アルバム』 徳間書店2014年、23頁。ISBN 978-4-19-863792-7他。
  7. a b c “田中邦衛さん死去に出演CMの各社がお悔やみの言葉”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年4月6日. https://hochi.news/articles/20210405-OHT1T50198.html 2021年4月11日閲覧。