老衰
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老衰(ろうすい)とは、身体が老いて衰弱すること、すなわち直接の死因となる病気を持たずに、老化による身体機能の低下、老化度がだいぶ重なったことによって死去を迎えることであり、これを老衰、あるいは老衰死(ろうすいし)、自然死(しぜんし)という。老衰で死ぬこと。命が続かなくなるレベル付近まで低下して死ぬこと。日本の厚生労働省による平成27年(2015年)の「簡易生命表」によると、老衰で死去を迎える確率は75歳の男性の場合はわずか6.5パーセント、90歳の場合でもわずか13.2パーセントであり、75歳の女性の場合は15.3パーセント、90歳の場合でも22.4パーセントとせいぜい1割から2割に過ぎず、ほとんどの場合老衰死できないのが統計上から見て取ることができる。だいたいの場合、後期高齢者のうち、80代半ば以降に起きることが多い。
老衰は、年代を季節に換算して区分すると、年末に当たる。
1年の終わり、年末が人生の終わりと重なり、静かに幕を閉じるイメージに見える。