続行便
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続行便(ぞっこうびん)とは、路線バスにおいて非常に多い需要に対応するために増発する臨時便のこと。
概要[編集]
定期便が運行されていない時間帯に臨時便を入れるのではなく、定期便と同一便扱いで臨時に車両を2台以上に増やし、定期本便の続行運行で対応する輸送。
一般路線バスでは乗車人員が多すぎて定期便のみでの輸送が困難な場合に続行便が設定され、これが慢性的になると運行回数を増回するダイヤ変更の届出を行い、増発改正が実施される。
高速バスは繁閑の差が著しく、普段は予約発売期間いっぱいを使ってようやく満席になるような路線・便でも繁忙期には予約開始と同時に満席になることも珍しくない。高速バスにおいては予約開始から早い時期に満席になった便を対象にして続行便を設定する。
続行便に使われる車両は所定便と同じ設備を持った車両を動員する場合もあれば、所定便よりも設備が劣る車両で運行することもある。繁忙期の続行便設定が多い事業者では貸切車であっても高速車に準じた車内設備としたり、通常の貸切車でも行先表示器を装備したりして導入していることも多い。
高速バス草創期の1980年代後半は、ダイヤこそ途中まで定期便の続行だったが、行き先が異なる臨時便もあった。
名称[編集]
バス事業者によって名称が異なり、増車・増発とも呼ぶ。日本交通の山陰特急バスでは補車便と呼んでいる。