ジェイアールバス関東新城支店
ジェイアールバス関東新城支店(ジェイアールバスかんとうしんしろしてん)とは、愛知県新城市にあるジェイアールバス関東の支店(営業所)である。
概要[編集]
バス会社であるが、愛知県に初めて設置されたJR東日本グループの事業拠点である。西日本JRバスも同様に乗務員交代基地を設けている。支店は新東名高速道路新城インターチェンジの交差点の角に設けられた事務所と、その隣にある乗務員仮眠所からなる。
新東名沿線で東京-京阪神間のほぼ中間地点にあり、バスの転回場所を確保できること、乗務員の送り込みを鉄道で行えることという条件を満たしていた新城インターチェンジ近隣に設置。新城市側の高速バスの停留所を置けないかという提案も採用され、支店の移転開業と同時に東阪双方向とも利用可能な高速バス停留所「新城(道の駅もっくる新城)」が道の駅もっくる新城構内に開業した。
バス停には東海道昼特急、横浜グラン昼特急大阪号が停車して客扱いを行い、その際に乗務員も交代する。夜行便のドリーム号は支店の建物から道路を挟んで目の前にある道の駅の臨時駐車場で交代を行う。なお客扱いを行わない夜行便についてもETC2.0の料金通算特例の関係上、一旦道の駅構内に入る。
支店は乗務員のみ配置で車両配置はないが、時折支店の駐車場に高速車が留置されていることがある。
歴史[編集]
2021年10月28日に浜松市北区(現・浜名区)三ヶ日町にあった東名三ヶ日支店を移転させて開設。
JRバス関東および西日本JRバスは発足間もないころから東京-京阪神間のほぼ中間に位置する東名高速道路三ヶ日インターチェンジを降りて直ぐの場所に乗務員交代基地(JRバス関東は東京支店三ヶ日営業所→東名三ヶ日支店、西日本JRバスは三ヶ日宿泊所)を構え、東京と京阪神及び京阪神以西を結ぶ高速バスの乗務員の交代を行っていた。この交代基地によって乗務員のハンドル距離・時間を法令の範囲内に収めつつ、拘束時間を短縮する事が出来ていた。
しかし、両社とも乗務員交代や三ヶ日JCTを挟む経路の関係で、新東名高速道路浜松いなさIC以東が開通後も東名経由の高速バスを新東名経由に載せ替える事を難しくしていた。
そんな中で新東名が豊田JCTまで開通後に、沿線で三ヶ日支店の移転先を探していた両社は、三ヶ日と同様に東阪間の中間の新城市を移転先に選定して、機能の移転を行い、新東名経由にすることで時間短縮も行った。
交代を行う系統[編集]
- 東海道昼特急号
- グラン昼特急号
- 青春昼特急号
- 横浜グラン昼特急大阪号
- ドリーム号(東京 - 京阪神)
- グランドリーム号
- 青春ドリーム号
- ドリームルリエ号
- 青春ドリーム横浜号
- グランドリーム横浜号
- スサノオ号
- ドリーム岡山・広島号
- 新東名スーパーライナーの一部便
- ※ 知多シーガル号(JRバス関東単独の昼行便)は運休中だが、再開後の経由地は未定。
その他[編集]
注[編集]
- ↑ 2023年12月よりWILLER EXPRESSの夜行バスが停車している。