東三河

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
画像募集中.png

東三河(ひがしみかわ)は、愛知県の地域区分のひとつ。律令国である三河国の東側半分であり、西三河と対になる概念である。

地理[編集]

東三河は5市2町1村からなり、名古屋から60km圏外で愛知県も支庁として東三河県庁を置いている。中心都市は豊橋市で、豊川市も人口で15万を超すが、西三河と違い「豊橋一極集中」色が強い。
北部は美濃三河高原に含まれる山地が広がり、最高標高地点は標高1416mの茶臼山山頂である。南部は豊川下流部に豊橋平野が広がり、愛知県最大の半島である渥美半島もある。
2014年(平成26年)の人口は754,874人であり、人口の大半が豊橋・豊川・蒲郡田原の4市に集中している。東三河の人口は2008年頃から減少に転じており、特に北設楽郡など山間部で人口減少が著しい。2045年には約64万人になると推定されている。

自治体[編集]

他地域との連携[編集]

三遠南信

東三河と同様、県庁所在地から遠隔にある静岡県西遠・磐周地域や長野県南信州と経済、文化面で「三遠南信」として連携を深めている。

三遠

プロスポーツでバスケットボール三遠ネオフェニックスが静岡県西遠と共にホーム都市となっている。
産業面でも、中日新聞の東三河版が浜松で印刷されていたり、浜松市本拠の遠鉄ストアや中華飲食店の「五味八珍」が東三河に進出し[注 1]、豊橋市本社の中部ガスが磐田市まで営業エリアとなっている。

教育[編集]

大学[編集]

豊橋市に豊橋技術科学大学愛知大学豊橋創造大学、蒲郡市に愛知工科大学がある[注 2]

高等学校[編集]

県立高校の全日制普通科の学区は三河学区で、東三河だけでなく西三河の豊田市北西部、刈谷市みよし市の高校まで受験可能である。
ちなみに、豊橋市、新城市、北設楽郡で静岡県西部の一部、北設楽郡で長野県南信州の一部の県立高校を受験できる。
公立定時制高校は、豊橋市に市立の昼間部・夜間部、蒲郡市に県立の夜間部がある。
なお、県立通信制高校は東三河にスクーリング会場がない。2025年(令和7年)年度から県立御津あおば高校に通信制が開設されるが、東海道線や飯田線沿線などからの利便が良くないため、不便感をきたす人の不満は解消はされないと思われる。

全日制私立高は、豊橋市に3校、豊川市1校、新城市1校がある。

中高一貫校[編集]

西三河で私立中高一貫校が全滅した中、豊橋の桜丘中高と蒲郡の海陽中等教育学校がなお一貫教育を実施。それでも、距離的に近い浜松の中高一貫校との競合に晒されている。

特別支援学校[編集]

豊橋市に聴覚支援を含む県立2校・市立1校、豊川市に1校ある。

東三河を舞台とした作品等[編集]

ドラマ

[編集]

  1. 静岡県外人に人気が高いステーキ・ハンバーグレストラン「さわやか」は県東部の御殿場まで進出している一方、本社のある袋井からの距離が御殿場より近い東三河には未だ進出していない。
  2. 豊川市には無いが人間環境大学が市境近くにある。なお、かつて新城市に愛知新城大谷大学があった。