小島一慶
こじま いっけい 小島 一慶 | |
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プロフィール | |
本名 | 小島 一慶 こじま かずよし |
出身地 | 日本 長崎県長崎市 |
生年月日 | 1944年10月2日(80歳) |
没年月日 | 2020年4月23日(満75歳没) |
血液型 | O型 |
最終学歴 | 日本大学芸術学部放送学科卒業 |
所属事務所 | フリーランス |
職歴 | 元TBSアナウンサー テレビ朝日局契約アナウンサー フリーアナウンサー |
活動期間 | 1968年 - 2008年、2014年 - 2020年 |
ジャンル | バラエティ・情報・ニュース・テレビショッピング番組 |
配偶者 | 池田園子 |
出演番組・活動 | |
出演経歴 | どうぶつ奇想天外!ナレーションなど |
備考 「玉藻」同人 |
小島 一慶(こじま いっけい、1944年(昭和19年)10月2日 - 2020年(令和2年)4月23日[1])は、日本のアナウンサー[2][3]、キャスター[4]、ナレーター、俳人[5]である。「玉藻」同人[6]。本名、小島 一慶(こじま かずよし[7])。
長崎県長崎市[8]出身。妻はアナウンサーの池田園子[9]。趣味は俳句[1]、麻雀など[1]。
1968年(昭和43年)4月、TBSにアナウンサー13期生として入社。深夜放送ラジオ『パックインミュージック』のパーソナリティを務めるなどTBSラジオの看板アナとなり、1990年(平成2年)3月にTBSを退社後はテレビ朝日と専属契約を結ぶなどフリーで活躍した[10]。
略歴[編集]
長崎県立長崎東高等学校(演劇部所属。生徒会長)、日本大学芸術学部(アナウンス研究会所属)を卒業後、1968年(昭和43年)4月、TBSにアナウンサー13期生として入社。深夜放送ラジオ『パックインミュージック』の火曜日を担当などのパーソナリティ務め、歯切れの良い軽妙な話術で若者らの支持を集めた[3]。テレビにおいては1984年(昭和59年)に先輩アナの久米宏の後任として『ぴったし カン・カン』の2代目司会者に[1][11]。独特の甲高い声とテンポの良い語り口で人気を博した[5]。1972年(昭和47年)、TBS同期アナウンサーの池田園子と結婚[9]。1990年(平成2年)3月にTBS退社、フリーとなる[2]。テレビ朝日と1年間専属契約[11]、『ホットライン110番』の司会を務める。フリー転向後の主な担当番組はテレビ『どうぶつ奇想天外!』ナレーション、ラジオ『明日も元気!』など。
2018年(平成30年)7月6日にステージ4の末期の肺癌が見つかり[12]、その後入退院を繰り返す[11]。
2020年(令和2年)4月21日に腰の痛みなどを訴えて再入院[11]。4月23日午後5時55分、肺癌のため東京都中央区の病院で死去。75歳没[1][5]。ホスピスで過ごしていたという[9][11]。葬儀・告別式は4月28日に新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点により、家族葬で営まれた[10][13]。
人物[編集]
俳人としても活動しており(俳句結社「玉藻」同人)[6]、鎌倉俳句大賞、「五色会」年間グランプリなどを受賞[5]。カルチャー教室の講師も務めた[5]。
洋モクを吸うヘビースモーカーであった[14]。
出演番組[編集]
TBS[編集]
- ヤングポップス1010(1969年、ラジオ)
- 日産ミュージックナイター(1969年、ラジオ)
- ヤングサウンズ・フェスティバル(1970年、ラジオ)
- ヤングタウンTOKYO(1970年、ラジオ)
- パックインミュージック(1970年、ラジオ)
- 深夜版ラジオマンガ「走れダンテス」(TBSラジオ)
- モーニングジャンボ(1971年、テレビ)
- TBS今週のベスト10(1973年、ラジオ)ポップス担当
- 永六輔の土曜ワイドラジオTokyo「人間ばんざい」(1973年、ラジオ)
- 一慶のヤングポップス(1973年、ラジオ)
- りりィ一慶サタデーフォーク(ラジオ)
- 東京赤坂歌謡曲(1974年、ラジオ)
- 寺内貫太郎一家 第14話(1974年、テレビ)
- TBS今週のポップスベスト10(1975年、ラジオ)
- 歌謡新人戦(1975年、ラジオ)
- 一慶・美雄の夜はともだち(1976年 - 1978年、ラジオ)
- 三枝・一慶の二人旅(1977年、ラジオ)
- 森田公一の青春ベストテン(1977年、ラジオ)
- 飛べ!孫悟空(1977年、テレビ)
- ロッテ 歌のアルバム 千と一慶生放送(1977年、テレビ)
- 小島一慶の耳コミランチタイムぴぃぷる(1979年、ラジオ)
- グランドポップショウ(1979年、ラジオ)
- ザ・ベストテン(テレビ)ラジオベストテン情報TBSラジオ担当
- ペア対抗クイズ合戦(1979年、テレビ)
- JAL・ミュージック・ツアー(1980年、ラジオ)
- とっておき90分〜ポップスベストテン〜(1981年、ラジオ)
- サウンドストーム(1982年、ラジオ)
- 社長ゲームハイ&ロー(1982年、テレビ)
- アスカ・ラジオマップ(1983年、ラジオ)
- ザ・チャレンジャー(1983年、テレビ)
- 情報デスクToday(1984年、テレビ)
- ぴったし カン・カン(1984年7月 - 1985年9月、テレビ)司会
- 一慶の歌謡大放送(1986年、ラジオ)
- 新まんがなるほど物語(1988年、テレビ)
- 夜はこれから(1989年、ラジオ)
- 麻梨子産業株式会社(ラジオ)
- ザ・ヒットパレード ベストソングブック(ラジオ)
テレビ朝日専属契約[編集]
- CNNデイブレイク金曜日
- ANNニュースフレッシュ金曜日 - 『CNN─』に内包。
- ホットライン110番月曜日・火曜日
- プレステージ
フリー[編集]
- おまたせ一慶まっぴるま!(TBSラジオ)
- 自然がいちばん!地球塾(TBSテレビ)
- 週刊有線カウントダウン(TBSラジオ)
- どうぶつ奇想天外!(TBSテレビ)ナレーション
- バリキン7 賢者の戦略(1997年、TBSテレビ)ナレーション
- アステラス製薬 明日も元気!(TBSラジオ)
- 日本有線大賞ラジオ実況(TBSラジオ)
- 日本レコード大賞ラジオ実況(1999年 - 2007年、TBSラジオ)
- はぴねすくらぶテレビショッピング(長時間バージョン)
- ニュースもぎたて朝一番(テレビ東京)月曜日 - 金曜日
- ともちゃん家の5時(1999年 - 2007年、山梨放送)毎週土曜日
- 動物オリンピック(NHK Eテレ)
出演映画[編集]
- 北京原人 Who are you?(1997年)江戸良一 役
- EKOEKO AZARAK エコエコアザラク(2001年)司会者 役
音楽[編集]
シングル[編集]
出演映像作品[編集]
- 一慶・泰葉のTHE VHD WORLD(制作協力:パック・イン・ビデオ、制作・著作:日本ビクター。1986年にVHDで発表。非売品)
ビブリオグラフィ[編集]
著書[編集]
- 僕も人前ではしゃべれなかった : 口のきき方、つき合い人間学(1988年、文化創作出版〈マイブック〉)
- 結婚ショートスピーチ集 : 心にのこる!すぐに使える実例110 90秒・120秒(1991年、徳間書店〈トクマのP&Pブックス〉)
- 入口のやうに出口のやうに(2019年、ふらんす堂)
関連項目[編集]
- 小西克哉
- TBSテレビのアナウンサー一覧
- 九州鉄道記念館 - 本館1Fジオラマ「九州の鉄道大パノラマ」演出時のナレーションを担当。
脚注[編集]
- ↑ a b c d e “フリーアナウンサーの小島一慶さん 肺がんで死去 75歳「ぴったし カン・カン」2代目司会などで人気”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2020年4月26日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ a b “アナウンサーの小島一慶さん死去”. 時事通信社. 時事通信社. (2020年4月27日). オリジナルの2020年5月12日時点によるアーカイブ。 2022年10月16日閲覧。
- ↑ a b “小島一慶さん アナウンサー、深夜ラジオのDJ”. 東京新聞 (中日新聞社). (2020年4月27日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ “小島一慶 プロフィール”. 講演依頼・講師派遣のシステムブレーン. システムブレーン. 2020年5月1日確認。
- ↑ a b c d e “小島一慶アナ死去 肺がん、75歳 「ぴったし カン・カン」2代目司会者”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2020年4月27日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ a b “「パック・イン・ミュージック」「ぴったしカン・カン」…小島一慶さん死去”. 読売新聞 (讀賣新聞社). (2020年4月26日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ “小島 一慶”. 佐藤企画. 2008年12月26日時点のオリジナル(リンク切れ)よりアーカイブ。2018年9月9日確認。
- ↑ “元TBSアナ小島一慶さん死去 ぴったしカンカンの司会”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2020年4月27日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ a b c “生島ヒロシ 先輩アナ・小島一慶さん偲ぶ「“若者の良き兄貴分”といった存在でした」”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2020年4月27日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ a b “小島一慶さんの葬儀、しめやかに”. サンケイスポーツ (産経新聞社). (2020年4月29日) 2020年5月1日閲覧。
- ↑ a b c d e “元TBSアナの小島一慶さん、肺がんで死去 28日に親族のみで葬儀・告別式”. サンケイスポーツ (産経新聞社). (2020年4月27日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ 『入口のやうに出口のやうに』「あとがき」より。
- ↑ “徹底写生と山岳俳句”. ふらんす堂編集日記. エキサイト (2020年4月28日). 2020年5月1日確認。
- ↑ “桝井論平アナ「最愛の弟」小島一慶さん悼む「脱“しゃべる機械”」で戦った仲間”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2020年4月27日) 2020年4月27日閲覧。
- ↑ “はりねずみ・プンクックの思い出♪”. 芸術鑑賞会・音楽鑑賞会|国際交流公演はHEY!WAO!にお任せ!. メンバーブログ. HEY!WAO!.com (2017年8月4日). 2020年5月1日確認。
外部リンク[編集]
- 小島 一慶 - ウェイバックマシン(2008年12月26日アーカイブ分)
- 小島一慶 - allcinema
- 小島一慶 - Movie Walker
- 小島一慶 - テレビドラマデータベース