俳句
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俳句(はいく)とは、五・七・五の十七音と季語で表現する短い詩である。
概要[編集]
江戸時代に栄えた俳諧が源流である。室町時代に山崎宗鑑と荒木田守武によって発展した。江戸時代には俳諧または発句と言われていた。江戸時代にこれらは専門職業となった。明治に正岡子規らが改革運動をおこし、名称を「俳句」と改めた。正岡子規近代俳句の祖とも言われる俳人である。子規の弟子には高浜虚子、河東碧梧桐、伊藤左千夫、長塚節等がいた。子規は、虚子は熱き事火の如し、碧梧桐は冷やかなる事氷の如しと作風を評した。
季語[編集]
無季俳句もあるが、俳句に季語は原則として必要と考えられている。代表的な季語を季節ごとにいくつか示す[1]。
- 春の季語
- 胡葱
- 夏の季語
- 青嵐
- 秋の季語
- 秋草
- 冬の季語
- 網代
俳句の例[編集]
著作権の切れている江戸時代三大俳人と子規を中心として俳句の例を示す。
- 「枝もろし 緋唐紙破る 秋の風」(芭蕉)
- 「老の名の ありとも知らで 四十雀」(芭蕉)
- 「梅が香や どなたが来ても 欠け茶碗」(一茶)
- 「牛馬も 元日顔の 山家哉」(一茶)
- 「明やすき 夜をかくしてや 東山」(蕪村)
- 「口なしの 花さくかたや 日にうとき」(蕪村)
- 「鳥籠に 木を植ゑて見ん 春の庭」(子規)
- 「春の夜や見知顔する小傾城」(子規)
- 「鶏頭の十四五本もありぬべし」(虚子) 名句とされている。
- 「東山静かに羽子の舞ひ落ちぬ」(虚子)
発表場所[編集]
現代でも俳句は多く作られる。小学校では国語の授業に組み入れられ、児童に俳句を作らせることもある。
また、新聞や専門の雑誌のほか、俳句とは関係のない雑誌にも愛好者が投稿するためのコーナーを設けている場合が多い。愛好団体が各地に存在し、同人誌を出版することもある。
昨今では、MBSテレビ製作、TBS系ネットの『プレバト!!』で芸能人の俳句作品に才能査定を行ったところ人気となり、審査員で俳人の夏井いつきの知名度も上昇した。
俳句にならない川柳[編集]
以下の一部は駄作の駄洒落や質の悪い冗談であるが、大部分は川柳である。作品と言えるためには、作者名が必要である。その例を示す。川柳には、季語の概念がもともとない。
- 大体は 箇条書きに するといい。
- 箇条書き 過剰に書くと 過剰書き。
- 短歌とは 俳句の後に まだ続く こんなかんじで ちょっとながい。
- このページ 俳句と言うより 川柳じゃ?
- 季語が無い 春夏秋冬 表して。
- エンペディア 読書の秋で いかがかな?
- 秋っぽい そんな私は 飽きっぽい。
- ていうかさ 直接言って いいのかな?
- 俳句でも ハイクオリティ 洒落てるな。
- 秋めいて 紅葉がきて 山燃える。
- なんだかな 季語多すぎる まぁいいか。
- 季語がない 言われていれた 記号「季語」
- 入れた「季語」 春夏秋冬 どれになる?
- もういいや 春夏秋冬 全部取り。
- なんという もはや季語とか 関係ない。
- 気にするな いつもの事だ 容赦無い。
- スプリング そう言っとけば 春になる?[2]
- たぶんそれ いや絶対に バネになる。
- たしかそれ 語源植物 だから春。
- なんだそれ 調べてみたが よく分からん。
- これだから たまには外に 出て見なさい。
- 俳句でも 命令するとか さすがです。
- 5,7,5 前後逆だと 格別よ。
- さすがです 命令するとか 俳句でも。
- さがすです 組み合わせです 数学よ。
- 順列か? とっくの昔に 忘れたな。
- そうなのか なら算数から 出直すか?
- 授業なの? 国語の時間 俳句なら。
- この流れ 授業と言うより 漫才じゃ?
- この流れ 多重人格 分かりやすい。
- 植物だ 思い出したぞ ゼンマイか。
- 廃人が はあ偉人だ 俳人だ。
- アルプスや 越えてきこえる ドレミ歌。
- この響き ホームランだな 葬らん。
- この響き 魔法少女の ほむらかな。
- 全力で 不真面目に書いて この程度か(聖玲)
- エンペディア 不満のはけ口 遺憾かな(聖玲)
- 知力たりん エンペディアが はけ口に(聖玲)
- つまらない ジョークばかり 誰が読む(聖玲)
- わからない 事にならない 川柳や(読み人知らず)
- もっともだ 読者の事を 考えよう(読み人知らず)
- そもそもや 多重人格 誰なのか (読み人知らず)
- 置き換える 置換行為は 弛緩かな。(読み人知らず)
- 駄作をば 改良せるに 置換とは(読み人知らず)
- 駄洒落をば 詠んでみただけ 気にするな。(読み人知らず)
- 駄洒落でも もっとよくして 天晴に(読み人知らず)
参考文献・脚注[編集]
- ↑ 季語さい歳時記
- ↑ “春〜spring〜 Hysteric Blue”. high_note Music Lounge (2016年3月2日). 2018年11月15日確認。