宝田明
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宝田 明(たからだ あきら、1934年〈昭和9年〉4月29日 - 2022年<令和4年>3月14日)は、日本の映画俳優、タレント、声優、司会者。妻はファッションモデルの児島明子。長女は歌手、元女優の児島未散。
プロフィール[編集]
概要[編集]
本名は寶田 明(たからだ あきら)。
東京都立豊島高等学校卒業。
東宝ニューフェイス第6期生。
1954年に映画『かくて自由の鐘は鳴る』でデビュー。
主な出演作品は『ゴジラ』、『美貌の都』、『青い山脈』、『小早川家の秋』、『放浪記』、『100発100中』、『緯度0大作戦』、『ミンボーの女』/『監督・ばんざい!』、『平四郎危機一発』、『五人の野武士』、『いごっそう段六』、『徳川慶喜』、『私の青空』、『聖徳太子』、『アニーよ銃をとれ』、『風と共に去りぬ』、『マイ・フェア・レディ』、『ファンタスティックス』、『タイタニック』、『葉っぱのフレディ〜いのちの旅〜』など。
2022年3月10日に都内で行われた同作の完成披露舞挨拶に出席するなど、死去の直前まで元気だったが、3月14日に肺炎により急死した。87歳没。
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
- 平四郎危機一発 / 新 平四郎危機一発(TBS) - 九条平四郎 役
- のれん繁昌記(1966年 - 1967年、フジテレビ / 東宝) - 藤谷洋一郎 役
- 五人の野武士(1968年 - 1969年、日本テレビ / 三船プロ) - 利南八郎太 役
- 人形佐七捕物帳 第5話「折れた扇子」(1971年、NET)- 将軍家斉 役
- おちゃの子さいさい(1971年、フジテレビ)
- いごっそう段六(1976年、NHK) - 段六 役
- 手錠をかけろ! 第3話「女子大生誘拐事件 上高地」(1979年、フジテレビ / 国際放映) - 百瀬刑事 役
- 鉄道公安官 第33話「公安官VS怪盗55号!」(1979年 - 1980年、テレビ朝日)
- ザ・サスペンス『特急さくら殺人事件』(1982年9月4日、TBS) - 十津川警部 役
- ドキュメンタリー番組『さらば海底空母イ401 幻のパナマ運河大爆撃』(1983年4月28日、NTV、木曜スペシャル) - 有泉龍之助 役
- 土曜ワイド劇場
- 京都殺人案内 麻薬にけがされた修学旅行女子高生(1983年、朝日放送)
- 三毛猫ホームズの黄昏ホテル(1998年、テレビ朝日)
- さよなら西部警察(1984年10月22日、テレビ朝日) - 梶徳則 役
- 愛さずにいられない(1991年、日本テレビ) - 大野茂男 役
- ホームワーク(1992年、TBS)
- 白鳥麗子でございます!(1993年、フジテレビ)
- お姉さんの朝帰り(1994年、朝日放送)
- 西遊記(1994年、日本テレビ) - 太宗皇帝 役
- 裸の大将放浪記 第78話「清の手品はめぐりあい-福島」(1996年、関西テレビ / 東阪企画)
- 大河ドラマ・徳川慶喜(1998年、NHK) - 鷹司政通 役
- 永遠のアトム 手塚治虫物語(1999年、テレビ東京)
- 連続テレビ小説(NHK)
- 聖徳太子(2001年、NHK) - 物部守屋 役
- 月曜ドラマシリーズ「私の青空2002」(2002年、NHK) - 村井譲二 役
- ヨイショの男 第6話「冠婚葬祭入門」(2002年、TBS) - 広川省吾 役
- ナースのお仕事4 第11話「ヤキモチドクター」(2002年、フジテレビ) - 奥山武彦 役
- ロッカーのハナコさん(2002年、NHK) - 辰巳会長 役
- 松本清張ドラマスペシャル・黒の回廊(2004年、日本テレビ) - ジョン・トンプソン・山田 役
- ミニモニ。でブレーメンの音楽隊(2004年、NHK教育テレビ)
- 勉強していたい(2007年、NHK) - 角間平吉 役
- 坂の上の雲(2009年、NHK) - 藤野漸 役
- ドラマ10(NHK)
- 金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ43 還らざる道」(2012年、フジテレビ) - 瀬戸一弘 役
- 京都地検の女 第8シリーズ 第2話(2012年、テレビ朝日) - 篠原功一郎 役
- 水曜ミステリー9「新・犯罪交渉人 百合子」(2013年、テレビ東京) - 栗原祐一 役
- スペシャルドラマ「キャビンアテンダント刑事〜ニューヨーク殺人事件〜」(2014年、フジテレビ) - 中野茂利 役
- テレビ未来遺産“終戦69年”ドラマ特別企画 遠い約束〜星になったこどもたち〜(2014年8月25日、TBS) - 戸田英一(現代) 役 ※特別出演
- 被爆70年特集ドラマ・赤レンガ(2015年 NHK広島) - アニー
- スペシャルドラマ「経世済民の男」 第三部『鬼と呼ばれた男〜松永安左エ門』(2015年9月19日、NHK名古屋) - 池田成彬 役
- やすらぎの刻〜道(2019年) ‐ 牧田喜十
映画[編集]
- かくて自由の鐘は鳴る (1954年) - デビュー作[1]
- ゴジラシリーズ
- ゴジラ(1954年) - 尾形秀人
- モスラ対ゴジラ(1964年)
- 怪獣大戦争(1965年)
- ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年)
- ゴジラvsモスラ(1992年)
- ゴジラ FINAL WARS(2004年)
- GODZILLA ゴジラ(2014年)[注釈 1]
- 獣人雪男(1955年)
- ロマンス娘(1956年)
- 美貌の都(1957年) - 同名主題歌も歌唱
- ロマンス誕生(1957年)
- 大当り三色娘(1957年)
- わが胸に虹は消えず 第一部・第二部(1957年)
- 大学の侍たち(1957年)
- 青い山脈(1957年)
- 暗黒街の顔役(1959年)
- コタンの口笛(1959年)
- 日本誕生(1959年)
- サザエさんの脱線奥様(1959年)
- 山のかなたに(1960年)
- 嵐を呼ぶ楽団(1960年)
- 第三波止場の決闘(1960年)
- ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年)
- 夜の流れ(1960年)
- 娘・妻・母(1960年)
- 香港の夜 A Night in Hongkong(1961年)
- 世界大戦争(1961年)
- 小早川家の秋(1961年)
- 続サラリーマン清水港(1962年)
- 私と私(1962年)
- 旅愁の都(1962年)
- 香港の星 Star of Hongkong(1962年)
- 夢で逢いましょ(1962年)
- 放浪記(1962年)
- その場所に女ありて(1962年)
- 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962年)
- ホノルル・東京・香港 Honolulu-Tokyo-Hongkong(1963年)
- ひばり・チエミ・いづみ 三人よれば(1964年)
- 最長的一夜 The Longest Night(1965年)
- 香港の白い薔薇(1965年)
- 100発100中(1965年)
- キングコングの逆襲(1967年)
- 100発100中 黄金の眼(1968年)
- 空想天国(1968年)
- 緯度0大作戦(1969年)
- 愛你入骨 Love You Till I Die(1981年)
- プルメリアの伝説 天国のキッス(1983年)
- クララ白書・少女隊PHOON(1985年)
- あげまん(1990年)
- ミンボーの女(1992年)
- 億万長者になった男。(1994年)
- 白鳥麗子でございます!(1995年)
- 必殺! 主水死す(1996年)
- マルタイの女(1997年)
- 世にも奇妙な物語 映画の特別編(2000年)
- 渋谷ミッドナイト・ウォー 暗黒街(2001年) - 中国マフィアのボス・王 役 ※Vシネマ
- 福耳(2003年)
- ファンタスティポ(2005年)
- 監督・ばんざい!(2007年)
- 燦燦 さんさん(2013年)
- 大仏廻国 The Great Buddha Arrival(2018年)[2]
- 明日に架ける橋 1989年の想い出(2018年)
- ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲(2019年)
- ダンスウィズミー(2019年)[3]
- 世の中にたえて桜のなかりせば(2022年公開予定) - W主演・敬三 役[4]
舞台[編集]
- 赤ひげ - 赤ひげ医師 役
- アニーよ銃をとれ - フランク 役 ※昭和39年度文部省芸術祭奨励賞受賞
- 南太平洋
- 風と共に去りぬ - レット・バトラー 役
- キス・ミー・ケイト - フレッド・グレアム/ペトルーキオ役
- マイ・フェア・レディ - ヒギンズ教授 役
- ピーター・パン - フック船長 役
- ファンタスティックス (ミュージカル) - エル・ガヨ 役 ※平成24年度文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞受賞
- 葉っぱのフレディ〜いのちの旅〜 - ルーク医師 役
- 34丁目の奇跡〜Here's Love〜 - クリス・クリングル 役
- タイタニック - スミス船長 役
- 四人は姉妹
- ミー&マイガール - ジョン男爵 役
- Mr.レディ Mr.マダム - ジョルジュ役
ゲーム[編集]
- 東京シャドウ(1996年) - 木の精 役
- アドベンチャーオブ東京ディズニーシー 〜失われた宝石の秘密(2001年) - ジャファー/魔人ジャファー 役
- キングダム ハーツ シリーズ - ジャファー/魔人ジャファー 役
- キングダム ハーツ(2002年)
- キングダム ハーツII(2005年)
- キングダム ハーツ Re:コーデッド(2010年)
- キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス(2014年)
- シーマン2〜北京原人育成キット〜(2007年) - ナレーション
吹き替え[編集]
俳優[編集]
- ディーン・マーティン
- サイレンサー/殺人部隊(1966年) - マット・ヘルム 役
- サイレンサー/待伏部隊(1966年) - マット・ヘルム 役
洋画[編集]
- ドリトル先生不思議な旅(1968年) - ドリトル先生(レックス・ハリソン) 役 NHK版
- キャッツ(2020年) - ガス(イアン・マッケラン) 役[5]
海外アニメ[編集]
- オリビアちゃんの大冒険(1989年) - ラティガン教授
- アラジン(1993年) - ジャファー/レッドジーニー(魔人ジャファー)
- アラジン ジャファーの逆襲(1995年) - ジャファー/レッドジーニー(魔人ジャファー)
- ハウス・オブ・マウス(2002- 2003年) - ジャファー
- ミッキーのマジカル・クリスマス 雪の日のゆかいなパーティー(2002年) - ジャファー
- ミッキーの悪いやつには負けないぞ!(2003年) - ジャファー
- ヘラクレス(2004年) - ジャファー
- スター・ウォーズ 反乱者たち シーズン3(2016年) - ベンドゥ[6]
バラエティ[編集]
- アメリカの夜 (フジテレビ)
- サラリーマンNEO(NHK)
- 第11回ビートたけしのお笑いウルトラクイズ(日本テレビ) - 司会(『第1回宝田明のお笑いウルトラクイズ』として。途中まで参加)
- ゴジラ完全放送スペシャル番組 ゴジラが来る! (2008年10月25日、日本映画専門チャンネル) - 特別出演
- ミス・ユニバース日本代表選出大会(朝日放送) - 司会
CM[編集]
- 大正製薬 リポビタンD
- 大日本除虫菊 「金鳥音浴湯」
- 白十字 「サルバDパンツ」
- フジテレビ 「みんなそろそろホントのことを」(ドラキュラ役)
- 第一生命保険 「堂々人生」「私の華道」(シッペイ大魔王役)
- アートネイチャー - 衣笠祥雄と共演・当時は「髪はたからだ」をキャッチフレーズにしていた。
- 冨の寿
著書[編集]
- 『ニッポン・ゴジラ黄金伝説』(扶桑社、1998年8月) ISBN 978-4-594-02535-9
- 『TVビデオプログラミング 演技術入門』共著 (オーム社、1985年)ISBN 978-4-274-03071-0
- 『平和と命こそ 憲法九条は世界の宝だ』日野原重明、澤地久枝 共著(新日本出版社、2014年)ISBN 978-4-406-05803-2
- 『銀幕に愛をこめて-ぼくはゴジラの同期生』(筑摩書房、 2018年5月) ISBN 978-4-480-81543-9
- 『送別歌』(ユニコ舎、2021年1月)ISBN 978-4-991-13681-8
その他[編集]
- 東京ディズニーランド 「カントリーベア・シアター」 - ヘンリー 役
- 東京ディズニーリゾート - ジャファー 役
- サンリオピューロランド 「ハローキティ ドリームレビュー1・2」 - ピューロ博士 役 ※声の出演
- SOPHIA 「君と月の光」 プロモーションビデオ
- FMシアター「命の洗濯」(制作・NHK新潟放送局)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 未公開シーン。
出典[編集]
- ↑ 宝田明 - オリコン. 2021年12月12日確認。
- ↑ “CAST/STAFF”. 大仏廻国公式サイト. 2018年8月10日確認。
- ↑ “映画『ダンスウィズミー』オフィシャルサイト”. ワーナー・ブラザース. 2019年2月21日確認。
- ↑ “乃木坂岩本蓮加が映画初出演で初主演、宝田明とW主演70歳差超異例タッグ - 坂道”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2021年8月24日). 2021年8月24日確認。
- ↑ “映画『キャッツ』日本語吹き替え版 第三弾キャスト発表! 山寺宏一さん、宮野真守さん、沢城みゆきさん、山路和弘さんらよりコメント到着”. アニメイトタイムズ. 2020年1月8日確認。
- ↑ “旧ゴジラ俳優・宝田明、アニメ『スター・ウォーズ』に声の出演”. ORICON STYLE. (2016年11月30日) 2016年11月30日閲覧。