国道7号
国道7号 | |
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概要 | |
路線延長 | 580.1km(現道495.9km) |
開通年 | 1952年(制定年) |
起点 | 新潟県新潟市中央区本町交差点 |
終点 | 青森県青森市青い森公園前 |
管理者 | 国土交通大臣 |
種類 | 一般国道(旧一級国道) |
国道7号(こくどう7ごう)とは、新潟県新潟市と青森県青森市を結ぶ国道(旧一級国道)。
概要[編集]
8本の国道が交わる新潟市中央区の本町交差点から始まる。 一部の区間ではバイパス道路や高速道路のE7日本海沿岸東北自動車道が開通している。
秋田県能代市まで日本海側を通り、山形県庄内地方や秋田市、弘前市などを進み青森市に至る。
白新線全線、羽越本線新発田以北の全線、奥羽本線の秋田駅~青森駅がこの国道と並行する鉄道。
新潟から青森まで全線が指定区間に含まれる。
1920年から1952年までは、新潟~秋田間が国道10号、秋田~青森間が国道5号だった。
路線状況[編集]
新潟県[編集]
起点の本町交差点からいきなり国道113号、国道350号、国道8号、国道17号と4つの国道と重複するが、最上位の国道は7号なので、標識は一般的に7号のみ登場。 また、17号は60km先の長岡まで8号と重複しているため、方向別で分けたら3つ。 その後は国道49号、国道403号、国道459号と重複したあと紫竹山インターチェンジから単独区間に入る。 ここから新発田までは新新バイパスという自動車専用道路のバイパスを通る。(ただし海老ヶ瀬インターチェンジ以西は新潟バイパス)
新新バイパスが終わると4車線の自動車専用道路から2車線の道路にまで一気にランクダウンする。
村上市南部までは国道113号と並行していたが、113号は米坂線と同じようなルートで山形県置賜地方に向かうため、並行する国道が国道345号に変わる。 ただ、345号は村上市まで113号と重複しているので7号と345号は新潟市から並行している。
羽越本線村上駅付近からは345号は海沿いを鉄道に沿って走るが、7号は山沿いを通る。また、村上市朝日の朝日まほろばインターチェンジで日本海沿岸東北自動車道新潟県区間は2022年2月2日現在終点となっている。
村上市北部の羽越本線府屋駅付近で345号と合流し、7号は海沿いを通り、そのまま山形県鶴岡市に入る。
山形県[編集]
山形県に入り古代鼠ヶ関址付近を通過するとすぐに国道345号と分岐する。 新潟県側と異なり、7号が海沿い、345号が山沿いを通る。
鶴岡市の市街地を抜けると、鉄道は庄内町(余目)を通るが、国道は三川町を通る近道。また、鶴岡バイパスの多くの区間、三川バイパスのイオンモール三川付近、酒田バイパスの一部は4車線になっている。 三川と酒田のバイパスの一部では4車線に拡幅する用地が確保されている。 酒田市の市街地は酒田バイパスで市街地の東側へ迂回する。
遊佐町で山側を通ってきた345号と再び重複する。 345号は遊佐で終点。 下り4本、上り2本を除いた普通列車にすら通過される羽越本線女鹿駅を過ぎると秋田県との県境。
秋田県[編集]
秋田県に入るとにかほ市の旧象潟町区域を通る。日本海沿岸東北自動車道は象潟インターチェンジから秋田県区間が開通している。
由利本荘市は、新潟以来の国道密集地帯で、国道105号、国道107号、国道108号、国道341号、国道398号と交差または重複する。
秋田市南部では下浜道路、秋田南バイパスとバイパスが建設されているが、暫定2車線区間が多い。 県都秋田市の中心部の西側にある臨海十字路交差点で左折する。 この交差点は福島市から秋田に至る国道13号、盛岡から秋田に至る国道46号、青森から海沿いを通り秋田に至る国道101号の終点であり、秋田から鹿角に至る国道285号の起点。 ここから101号と285号が重複する。
臨海十字路からは4車線の道路が続く。 追分交差点で片方の車線が別方向に向かうためそこからは2車線。潟上市に入ると秋田自動車道昭和男鹿半島インターチェンジと繋がる交差点で国道101号が男鹿方面に分岐する。
潟上市内で国道285号も分岐し、八郎潟町からは単独区間。 三種町で国道101号と再度重複すると、すぐに秋田自動車道八竜インターチェンジがある。 八竜から北の秋田自動車道は無料で通行できる。 (料金所は1つ南の琴丘森岳インターチェンジにあるが能代方面と琴丘森岳インターチェンジの相互利用でも料金所を通る)
秋田自動車道能代南インターチェンジからは、遠回りのバイパスを通る。能代市芝童森交差点で国道101号が分岐する。 101号はこのあたりが能代市全体で唯一の4車線道路となっている。 7号は市街地と離れたところを通るが、2車線ながら沿道にアクロス能代やイオンタウン能代など商業施設が多いので、渋滞しやすい。 東能代を過ぎると山間部を通り、旧二ツ井町を通る。 秋田自動車道の現在の北上側端点、二ツ井白神インターチェンジからは、二ツ井バイパスを通る。 旧道は青森県道・秋田県道317号西目屋二ツ井線に格下げされている。
北秋田市今泉交差点で大館能代空港へのアクセス道路の秋田県道325号大館能代空港西線と分岐する。
大館市では、市街地を通るため交通量が多い。 この区間は秋田自動車道が開通しているので、バイパスはあるが自動車専用道路。
大館市の市街地を過ぎると県境の矢立峠に入る。
青森県[編集]
矢立峠を越えると青森県平川市に入る。 このあたりから国道7号と並行する高速道路がE4東北自動車道になる。
県の主要な市の1つ、弘前市では4車線で立体交差付きのバイパスが整備されている。
青森市の東北自動車道浪岡インターチェンジで国道101号バイパスの津軽自動車道と交差し、その後は現道と合流し国道101号と3回目の重複区間となる。
青森市の市街地が近づくと4車線になり、バイパスの青森環状道路と現道に別れるが、バイパスは現道の終点に繋がってない。青森市中心部の青い森公園前でこの国道は終わり、そのまま国道4号(国道45号重複)に入る。
重複区間[編集]
- 新潟県
- 山形県
- 国道112号(鶴岡市平京田・中野京田交差点 - 鶴岡市本田)
- 国道345号(山形県飽海郡遊佐町菅里・菅里交差点 - 西浜交差点)
- 秋田県
- 青森県