国道49号
国道49号(こくどう49ごう)とは、福島県いわき市と新潟県新潟市を結ぶ一般国道である。
概要[編集]
起点はいわき市の国道6号上矢田交差点(いわき市常磐上矢田町)、終点は新潟市の栗ノ木橋交差点(中央区明石二丁目、国道7号線などとの交差点)である。総延長248.2km。太平洋と日本海を結ぶ重要路線の一つであり、全線が国交省の管轄となる指定区間に指定されている(直轄国道)。かつて存在した道路の分類では一級国道に当たる。かつての道路県令とも言われた三島通庸の手が入った路線でもある。新平線(にっぺいせん)と呼ぶ人もいるらしい。
路線[編集]
起点から常磐自動車道との交差点であるいわき中央IC入口交差点までが片側2車線のバイパス化されている。常磐道の入り口を過ぎると徐々に山間部を通るルートになる。好間川の本流やその支線と並行に道路があるため、谷が深い場所があり、一部はトンネル化している。国道49号の最高峰はいわき市の長沢峠にあり、標高575mがピークとなっている。その後は平田村を経由し郡山市の中心部に至る。この間、磐越東線との並行は少ない。
郡山市中心部は市街地であり、迂回路がないうえに車線数が少ないことで渋滞の名所となっている。国道4号との立体交差の前後区間から片側2車線になるものの、すぐに片側1車線の山岳道路になる。その後は会津地方に入り、会津若松市に至るものの、やはり市街地を通るため渋滞が激しい。その後は、喜多方ではなく、会津坂下経由で西会津町まで横断し、新潟県阿賀町に至る。
かつては阿賀野川沿いに道路があったが、現在では同町にある揚川ダム付近で橋を架け阿賀野川を横断するルートになっている。その後は阿賀野川沿いの風光明媚な風景に包まれ、阿賀野川の左岸と右岸を交互に渡りながら、磐越西線の咲花駅付近から磐越西線から離れて阿賀野市へ北西に下っていく。阿賀野市の平野部(水原)を抜け、最後に阿賀野川をもう一越えすると新潟市へたどり着く。新潟市内はほぼバイパス化されており、終点の栗ノ木橋交差点まで片側2車線が続いている。