伊豆半島東方沖地震

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伊豆半島東方沖地震(いずはんとうとうほうおきじしん)とは、平成18年(2006年4月21日午前2時50分に伊豆半島東方沖(静岡県伊東市富戸沖)を震源として発生したマグニチュード5.8の地震。被害は軽傷者3名。

概要[編集]

マグニチュードは5.8。震源地は伊豆半島東方沖。震源の深さは約7キロメートル。これまでの日本国内における通常の地震と異なり、地下でマグマが移動するなどの火山活動によって発生する火山性地震とされている。震源地の海底では地滑りが起こり、高さ10メートルの泥流が発生したと見られている。また、地殻変動が起こり、伊豆半島が南西に最大で5キロメートルずれたと見られている。人的被害は軽傷者3名、重傷者・死者・行方不明者はいなかった。これは地震が深夜に発生したからではないかと見られている。

ただし、この地震は群発地震として4月17日から始まっており、体に感じる微弱振動が何度も続き、4月18日に微弱振動が多いときで1分間に3回ほどを記録したという。4月21日に発生した本震の後、震度3が4回など大きな余震も相次いだ。4月30日には熱海市網代で震度5弱を記録する地震が発生し、5月2日には横浜から伊豆にかけての広範囲で震度4を記録している。5月12日気象庁が終息を発表するまで、有感地震は49回も発生した。さらに時期がゴールデンウィークという連休の時期に当たったため、伊東や熱海などの観光産業を直撃して大きな損害をもたらしている。

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