ゆとりーとライン

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ゆとりーとライン
基本情報
日本国旗.png日本
所在地愛知県
種類ガイドウェイバスおよび路線バス
開業2001年3月23日
運営者高架区間名古屋ガイドウェイバス
平面区間名古屋市交通局
公式サイトhttps://www.guideway.co.jp/
詳細情報
路線数5
駅数9(高架区間)
停留所数31(平面区間)

ゆとりーとライン: Yutorito Line[1])は、名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線)と名古屋市交通局路線バス名古屋市営バス)の直通運行によって一体として提供される旅客輸送サービスである。営業区域は愛知県名古屋市春日井市および尾張旭市である。

駅・停留所[編集]

高架区間(大曽根 - 小幡緑地)の各駅は全便停車する(平面区間とは異なり、駅で待機する客や降車ボタンによる申告がなくても通過できず、各駅で必ず前後両方のドアを開ける必要がある。起終点の場合は乗車または降車に必要な片方の扉のみ開ける。)。高架区間の途中に待避線はなく、先発便が小幡緑地または大曽根まで先着する。なお、東尾張病院 - 長廻間で尾張旭市を通過しているが、停留所は設置されていない。

凡例
○:停車駅(乗降がなくても停車)
●:バス停(乗降がなければ通過)
∥:経由しないバス停
駅番号 駅名
停留所名
大曽根 - 小幡緑地 大曽根 - 竜泉寺口 大曽根 - 中志段味 大曽根 - 志段味サイエンスパーク - 中志段味 大曽根 - 高蔵寺 印場 - 高蔵寺 接続路線 所在地
高架区間( ガイドウェイバス志段味線 ) Y 01 大曽根駅   東海旅客鉄道CF 中央本線 (CF04)
名古屋鉄道ST 瀬戸線 (ST06)
名古屋市営地下鉄M 名城線 (M 12)
名古屋市 東区
Y 02 ナゴヤドーム前矢田駅   名古屋市営地下鉄:M 名城線 (M 13)
Y 03 砂田橋駅   名古屋市営地下鉄:M 名城線 (M 14)
Y 04 守山駅   名古屋鉄道:ST 瀬戸線(守山自衛隊前駅ST08 守山区
Y 05 金屋駅    
Y 06 川宮駅    
Y 07 川村駅    
Y 08 白沢渓谷駅    
Y 09 小幡緑地駅    
平面走行区間 -- 竜泉寺口停留所      
-- 竜泉寺停留所        
-- 吉根口停留所        
-- 下島停留所        
-- 吉根停留所        
-- 上島(西)停留所        
-- 印場停留所       尾張旭市
-- 旭桜ケ丘停留所      
-- 東尾張病院南停留所      
-- 平池南停留所       名古屋市 守山区
-- 太鼓ヶ根停留所      
-- 東尾張病院停留所      
-- 太鼓ヶ根停留所      
-- 平池南停留所      
-- 長廻間停留所      
-- 吉根住宅停留所      
-- 玉野川学園停留所      
-- 志段味スポーツランド停留所      
-- 志段味サイエンスパーク停留所      
-- 穴ヶ洞停留所      
-- 島の口停留所      
-- 上島(東)停留所      
-- 志段味西小学校停留所      
-- 荒田停留所      
-- 天王橋停留所      
-- 志段味支所北停留所      
-- 中志段味停留所      
-- 藤塚停留所          
-- 寺林停留所          
-- 上志段味停留所          
-- 新東谷橋南停留所          
-- 東谷橋停留所          
-- 高蔵寺停留所         東海旅客鉄道:CF 中央本線 (CF09)
愛知環状鉄道愛知環状鉄道線 (23)
春日井市

開業時の運行形態[編集]

ゆとりーとラインの開業前、この地域には以下のバス路線が存在した[2]

名古屋市営バス
名古屋鉄道
  • 志段味線:大曽根 - 小幡 - 上島 - 中志段味 - 高蔵寺駅北口
ジェイアール東海バス
  • 瀬戸西線名古屋駅 - 大曽根町 - 尾張小幡 - 上島 - 中志段味 - 高蔵寺駅(南口)
  • 瀬戸西線:名古屋駅 - 大曽根町 - 尾張小幡 - 上島 - 志段味支所前 - 乗馬倶楽部前 - 瀬戸追分

ゆとりーとラインは守山 - 白沢渓谷間で千種12系統のルート(ただし新守山駅には入らない)、小幡緑地以東では志段味線および瀬戸西線のルートを通るように整備され、開業時には以下の系統が設定された[2]

  • 大曽根 - 小幡緑地
  • 大曽根 - 小幡緑地 - 中志段味
  • 大曽根 - 小幡緑地 - 中志段味 - 高蔵寺(南口)
  • 大曽根 - 小幡緑地 - 志段味支所前 - 乗馬倶楽部前 - 瀬戸みずの坂

都市計画段階(1993年 - 1994年頃)では瀬戸方面は瀬戸追分までの運行とされていた[3]が、実際には瀬戸みずの坂までの運行となったため、瀬戸西線は中志段味 - 乗馬倶楽部前 - 瀬戸追分に短縮の上で存続することとなった[2]。その他の既存系統はゆとりーとライン開業時に廃止されている(ただし他系統の経路変更によりカバーされている部分がある)[2]。なお、この都市計画には将来構想路線として神領駅尾張旭駅東谷山フルーツパークへの路線が記載されていた[3]が、2020年現在実現していない[注 1]

名鉄バスおよびJR東海バスの撤退[編集]

ゆとりーとラインは既存のバス路線を取り込む形で開業したため、2009年9月30日までは名古屋市営バス大森営業所のほか、名鉄バス(2004年9月30日までは名古屋鉄道春日井営業所およびジェイアール東海バス瀬戸支店も運行を行っていた。2006年9月にJR東海バスが高蔵寺系統から撤退した後は、大曽根 - 小幡緑地は名古屋ガイドウェイバスからの受託運行、小幡緑地 - 中志段味は共同運行、中志段味 - 高蔵寺は名鉄バスの単独運行、志段味支所前(現在の志段味支所北) - 瀬戸みずの坂はジェイアール東海バスの単独運行となっていた。

名鉄バスとジェイアール東海バスは2009年9月30日限りでゆとりーとラインから撤退することになり[注 2]、高蔵寺系統は名古屋市営バスに移管、瀬戸みずの坂系統(大曽根 - 小幡緑地 - 志段味支所前 - 南原 - 森林公園 - 水野団地 - 瀬戸みずの坂)は廃止された[4]。これにより平面区間は名古屋市営バスの単独運行となり、運賃や利用可能な乗車券類といった営業制度は名古屋市営バスの一般路線とおおむね統一された[4]。なお、統一されなかった事項としては、名鉄バス昼間割引バスカードが使用できたこと(2012年2月29日解消)、ユリカ以外のトランパス対応カードが使用できなかったこと(2012年2月29日解消)、高架区間や名古屋市営地下鉄との乗継割引が設定されなかったことがある。また、後に名古屋ガイドウェイバス発行の連絡定期券が名古屋市営バス全線で利用できるようになった際、券面指定外の区間について効力に差が生じている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. そのうちの東谷山フルーツパークへは、名古屋市交通局が一般の路線バスとして乗り入れを開始した。
  2. 同時にジェイアール東海バスの一般路線が全廃されている。

出典[編集]

  1. 英語版公式サイト- 名古屋ガイドウェイバス
  2. a b c d 名古屋ガイドウェイバス『ガイドウェイバス志段味線建設の記録』 - 2004年3月、建設編運行実施計画章(161頁 - 188頁)
  3. a b 名古屋ガイドウェイバス『ガイドウェイバス志段味線建設の記録』 - 2004年3月、計画編運行計画章(28頁 - 45頁)
  4. a b ゆとりーとライン:ゆとりーとライントピックス:平成21年10月1日からダイヤ・路線などが変更となります」名古屋ガイドウェイバス、2009年9月1日。

外部リンク[編集]

営業中
案内軌条式鉄道AGT

埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル) - 西武山口線(レオライナー) - 東京都交通局日暮里・舎人ライナー - ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ) - 山万ユーカリが丘線 - 横浜シーサイドライン金沢シーサイドライン(シーサイドライン) - Osaka Metro南港ポートタウン線(ニュートラム) - 神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー) - 神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー) - 広島高速交通広島新交通1号線(アストラムライン) - ウイングシャトル

案内軌条式鉄道(ガイドウェイバス 名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線ゆとりーとライン
磁気浮上式鉄道HSST 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)
ロープ駆動式懸垂型交通システム
(スカイレール)
スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線(スカイレールみどり坂線)
廃止
案内軌条式鉄道(AGT)

桃花台新交通桃花台線(ピーチライナー) - 沖縄国際海洋博覧会協会CVS線(Expo未来カー) - 沖縄国際海洋博覧会協会KRT線(Expoニューシティカー) - 第2ターミナルサテライト連絡シャトル -

案内軌条式鉄道(ガイドウェイバス) アジア太平洋博覧会協会アジア太平洋博覧会ガイドウェイバス(デュエット号)
磁気浮上式鉄道(HSST) 横浜博覧会協会横浜博線(YES'89線)
磁気誘導式鉄道(IMTS 2005年日本国際博覧会協会愛・地球博線(愛・地球博線)
関連項目

軌道法 - 鉄道事業法 - モノレール - 鋼索鉄道 - 索道 - スロープカー導入事例) - 斜行エレベーター導入事例) - 昇降機 - デュアル・モード・ビークル導入事例) - 自動列車運転装置

鉄道事業法(旧地方鉄道法)・軌道法に拠る路線、及びそれらと同等の構造を有する空港内移動路線のみ。
印は施設内路線。印は鉄道事業法・軌道法に拠る期間限定路線。印は鉄道事業法・軌道法に拠らない空港内移動路線。

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