Enpedia:管理者のIPv6匿名ユーザーブロックに関する私論

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この文書は、エンペディアン(当サイト利用者)による私論です。
公式に定められた方針やガイドではありませんのでご注意ください。

IPv6匿名ユーザーをブロックする際は,レンジブロックを積極的に検討すべきです.

一般に,IPv6での接続サービスを提供しているISPでは,IPv4による接続サービスも提供されています.IPv4では,ルーター配下にあるデバイスに対しローカルアドレス(10.x.y.zや192.168.p.qなど)をルーターが付与し,外部との通信においては,ルーターに対しISPが付与したグローバルアドレスへと動的に変換(NAPT)を行うことで通信しています. そのため,IPv4アドレスに対するブロックを実行すると,ルーターに付与されたグローバルアドレスが変更されない限りは,ルーター配下にある全デバイスがブロックされることとなり,被ブロック者が同じルーター下から別デバイスを用いて再度ブロックの対象となるような行為をすることは未然に防ぐことができます.

しかし,IPv6接続サービスにおいては,デバイスに対し相異なるIPv6グローバルアドレスが付与されます.そのため,先述のような行為をする被ブロック者に対しては単一アドレスのブロックでは効果がありません.また,RFC文書によるステートレスアドレス自動設定の方法を用いると,各デバイスは一時IPv6アドレスを使用してHTTP(S)通信をしようとするはずです.この一時アドレスは,(W)LANの接続をやり直すたびに再生成される可能性があります.その場合,単一アドレス指定でのブロックは効果がない可能性があります. ただ,ISPは契約者に対し,プレフィックスの形でアドレスを通知するので,レンジブロックを行えばIPv4単一アドレス指定ブロックと同等の効果を期待できます. そのため,IPv6アドレスに対してはレンジブロックをするべきだと考えられます.

ISPごとのプレフィックス付与状況[編集]

  • NTT東/西回線を使用する各ISP
基本的には/56, /60, /64のいずれかのはず[1]
  • J:COM NET (光サービス除く)
IPv6アドレスは1契約につき1アドレスのみとなっている[2]
  • auひかり
おそらく/64[3]
  • NURO光
おそらく/56[4]
  • eo光
おそらく/64かつ半固定[5]

参考リンク[編集]