高等学校通信教育
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高等学校通信教育(こうとうがっこうつうしんきょういく)は、通信教育によって高等学校相当の教育を実施する教育課程。通信制高校と俗称される。
概要[編集]
定時制高等学校と共に、日本国憲法でうたわれた「教育を受ける権利」を保障するために設置されている。
自学自習を柱としたレポート提出だけでなく、実際に授業を受けるスクーリングの出席が義務付けられている。
公立高校[編集]
- 各都道府県に公立校が最低1校設置されており、広島市を除いて市町村立はない。
- 学区は都道府県一学区で隣県の公立通信制高校への通学が便利でも、勤務地がある場合を除き、原則認められない。
- 遠隔地では、近隣の高校を協力校としてスクーリング開校を行う通信制高校もある。
私立高校[編集]
かつては、技能連携制度を利用した認定職業訓練施設、高等専修学校やFM東京などの放送通信講座と連携する少数の通信制高校に限られたが、クラーク国際高等学校や星槎国際高等学校がサポート校による学習・学校生活支援システムを確立させてから学校数が急増した。
その他[編集]
- 大学通信教育の場合、レポート作成とオンライン期末試験受験で一度もキャンパスに行かずに卒業することが可能だが、通信制高校は、特に体育や家庭といった実技・実習教科でスクーリング出席が必要で、「校舎に行かずに卒業」は難しい。