国道160号

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国道160号(こくどう160ごう)は、石川県七尾市から富山県氷見市を経て高岡市に至る一般国道である

概要[編集]

能登半島南東部に位置する短距離の国道である。起点は西日本旅客鉄道七尾駅七尾市役所が近くにあるが、町の中心部からやや離れている。七尾南湾沿いから一旦内陸部に入り、富山湾沿いに抜けると漁港民宿温泉旅館が点在する。起点から氷見市稲積交差点までは2車線だが、終点の四屋ICまでのバイパスは4車線である。路線改良で多くの旧道が分岐している。全線にわたって歩道が整備されている。

沿線状況[編集]

石川県七尾市北部[編集]

七尾市国道159号川原町交差点より東へ分岐する。左へカーブした地点で右側に七尾市立山王小学校がある。この近くの郡町交差点で石川県道289号百海七尾線と交差する。その後右へカーブし、直線に戻ったところが1984年1月31日に廃止された旧国鉄七尾港駅である。国道160号が鉄道、軌道と接するのはここが唯一の場所である。七尾大田郵便局の近くにある大田交差点で東側へ右折して崎山半島沿いを廻る石川県道246号庵鵜浦大田新線を直線へ分岐して内陸部へ入る。

ここからは山間部に入り、3つのトンネル、殿トンネル郷橋トンネル沢野トンネルを抜ける。郷橋トンネルには旧道があり、ここに集落があるので北鉄能登バス路線バスもここを運行しており、沢野バス停留所もある。北には伊掛山(252.2m)がある。

石川県七尾市南部[編集]

難読地名百海(どうみ)で再び石川県道246号庵鵜浦大田新線を北から合流させると海岸沿いに出て進路は南にとる。ここから好景観道路とされ、「能登立山シーサイドライン」の愛称がある。ここには「いいPARK七尾海水浴場」が広がる。庵港バス停留所の近くには内陸側に庵簡易郵便局と庵保育所、海側に庵漁港と漁業協同組合がある。石川県道289号百海七尾線を再び右から合流させる。八幡川を渡ったところから西側に能越自動車道が平行する。七尾市立有磯小学校跡地のすぐ南で石川県道245号花園藤野線を西から合流させたあと、山側にある能越自動車道七尾大泊ICへの連絡道路を東に分岐する。県境の沖合に仏島がある。

富山県氷見市北部[編集]

富山県に入ると氷見スーパー農道を内陸側に分岐したところが脇バス停留所で、北鉄能登バスの営業エリアはここまで。ここからは加越能バスの営業エリアに入る。なお両社のバス停留所はやや離れている。[1]この付近の中波から宇波までは雨量規制があり、豪雨の時は通行止めとなる。虻ガ島を洋上に見える頃に再び内陸部へ入り、峠を越える。海岸沿いには大境洞窟住居跡がある。下り勾配が終わると内陸側に氷見市立灘浦小学校がある。[2]灘浦トンネルを抜けたあと、富山県道70号万尾脇方線を東へ分岐し、[3]宇波川を渡って内陸側にある宇波郵便局を過ぎると[4]大規模な温泉旅館が見えてくる。ここが岩井戸温泉であり、加越能バスバス停留所もある。薮田トンネル[5]の海沿いには旧道があり、ここにはJA氷見市漁協がある。薮田バス停留所、薮田郵便局を過ぎると、国道160号の旧道である富山県道373号薮田下田子線を南へ分岐する。ここからはバイパスとなる。

富山県氷見市南部[編集]

ここから稲積交差点までは1993年に完成した道路である。内陸部へ入って幅員が広くなり、下り勾配の直線が続き、阿尾川を渡る。海峰小口交差点で富山県道306号平阿尾線、阿尾交差点で富山県道・石川県道18号氷見田鶴浜線を交差する。この2つの交差点を西に向かうと阿尾城に到達する。トンネルを抜けて左カーブで稲積交差点に入り、石川県道・富山県道304号鹿西氷見線を交差するところに昭和初期に建設された旧氷見市立稲積小学校の校舎がある。ここから4車線になる。

加納交差点で富山県道303号柿谷池田線と交差したあたりから郊外型大規模小売店が沿線に並ぶ。上庄川橋で上庄川を渡り、幸町交差点で国道415号と交差する。[6]ここから上り勾配となり、鞍川高架橋富山県道312号鞍川中町線を跨ぎ、氷見トンネルをくぐる。下り勾配となり、南部中口交差点を左折すると西日本旅客鉄道氷見駅に至る。東側には氷見市立南部中学校氷見市立朝日丘小学校がある。朝日丘交差点で富山県道76号氷見惣領志雄線と交差し、新八幡橋万尾川仏生寺川を渡り、窪交差点で富山県道361号五十里氷見線と交差したあたりから旧国道160号線である富山県道373号薮田下田子線と至近距離で平行する。上田子交差点で富山県道296号仏生寺太田線と交差したあたりから上り勾配となる。大師ヶ岳(253.6m)が東側にあり、海老坂峠を超える頃に西側から国道160号の旧道を合流して下り勾配となり、市境を超える。

富山県高岡市[編集]

東側に城山(258.9m)、二上山(274m)、西側に富山県立高岡高等支援学校を見て下り坂を進み、平坦になったところが西海老坂交差点で富山県道32号小矢部伏木港線と交差する。守山橋小矢部川を渡ると西側に旧道を分岐する。加越能バス路線バスも旧道で運行される。さらに直進すると東側へ富山県道57号高岡環状線を分岐し、四屋浄化センター付近にある終点の四屋インターチェンジ国道8号に合流する。なお、終点より西へ数百メートルの場所に国道156号終点がある。

交差する道路[編集]

沿線施設[編集]

石川県

富山県

その他[編集]

脚注[編集]

  1. 加越能バス探検隊 
  2. 氷見市立北部中学校に統合された氷見市立灘浦中学校の校舎を改築したもので、氷見市立灘浦小学校自体も統廃合によって誕生した。
  3. 能越自動車道灘浦ICに接続する。
  4. 更に内陸側に入ると、氷見市立灘浦小学校に統廃合された氷見市立宇波小学校跡に至る。
  5. 内部はガードレール歩道を区切っているが非常に狭く、旧道の方が交通事故の危険性は少ない。
  6. ここを東へ向かうと氷見市役所氷見市民病院があり、さらに東へ向かうと石川県羽咋市に達する。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]