国道156号
ナビゲーションに移動
検索に移動
国道156号(こくどう156ごう)とは、岐阜県岐南町から富山県高岡市に至る一般国道である。
概要[編集]
長良川と庄川に沿っている。
東海北陸自動車道開通後は交通量は減少したが、東海北陸自動車道は一部のトンネルで危険物搭載車両の通行が禁じられているので国道156号の重要性は変わらない。
沿線状況[編集]
岐阜県区間[編集]
- 岐南インター - 日野南5丁目東間
- 国道22号の延長線上にあり、名古屋と岐阜を結ぶ幹線道路の一部となっている。岐阜市の東部を通り、北一色1交差点で最も岐阜市都心に接近する。
- 日野南6丁目 - 下有知椙ヶ洞間
- 岐阜市と関市を結ぶ道路。西は岐阜東西通りに直結し、瑞穂市方面まで伸びる。かつては名鉄美濃町線と並行していた。
- 下有知椙ヶ洞 - 泉町間
- 名古屋市、各務原市、関市、美濃市を結ぶ道路。関市-美濃市間が国道156号に指定されている。
- 泉町 - 城南間
- 美濃市、郡上市、下呂市と岐阜県中部を結ぶ道路で、長良川沿いの美濃市-郡上市間が国道156号に指定されている。
岐阜市、各務原市、関市を経て、長良川と長良川鉄道に挟まれて北上。郡上市白鳥地区と高山市荘川地区で国道158号を分岐し、御母衣湖西岸を経て白川村に至り、国道360号(冬季通行不能)を分岐する。
県境付近は山間部でかつては道が狭く、危険で、冬期間通行止めだったが、長大トンネル、長大橋梁の建設といった道路改良により通年での通行が可能になった。
富山県区間[編集]
南砺市で国道304号を分岐し、庄川沿いを北上する。城端線からは東に離れているが、砺波駅北方で城端線を跨ぎ、城端線とほぼ並行して北上する。富山県道72号坪野小矢部線、富山県道9号富山戸出小矢部線と交差し、北陸新幹線の高架をくぐり抜け、進行方向を北東に変え、あいの風とやま鉄道の高架をくぐり抜け、富山県道40号高岡庄川線を東に分岐すると道路幅は2車線に狭まり、高岡台地を駆け上がり、末広町交差点 (高岡市)で富山県道23号高岡停車場線と富山県道64号高岡氷見線と交差すると道路中央に万葉線が乗り入れる。富山県道44号富山高岡線が南東から交差すると北西に進路を変えて国道8号と交差する。
整備状況[編集]
- 起点と終点付近では歩道が整備されているが県境付近では歩道はないところもある。
路線バス[編集]
全線で路線バスが運行されていたが、東海北陸自動車道への載せ替えが進んで、美濃市 - 郡上市、郡上市ひるがの - 高山市荘川地区など、路線バスが分断された区間もある。
名金急行線[編集]
- 過去に、南砺市以南の大半の区間で運行され、日本有数の一般道路を運行する路線バスだった。
- 国鉄バス名金急行線の車掌だった佐藤良二や佐藤の意志を引き継いだ人によって国道沿いに桜が植えられ「さくら道」と通称される。このエピソードは中村儀朋作の小説となり、篠田三郎主演の映画や緒形直人主演のテレビドラマとなった。