フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
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「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」 | ||||
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P-MODELの楽曲 | ||||
収録アルバム | 『REBEL STREET』 | |||
リリース | 1982年11月 | |||
ジャンル | J-POP | |||
作詞者 | 平沢進 | |||
作曲者 | 平沢進 | |||
その他収録アルバム | ||||
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『REBEL STREET』収録順 | ||||
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『フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ』とは、P-MODELの楽曲である。
概要[編集]
作詞・作曲・歌唱は平沢進[1]。P-MODELの中で知名度が高い楽曲である。
平沢は、2021年10月18日にフ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッは「人をバカにしたような曲」であるとツイートしている[2]。
髙橋芳一は、「演奏する側で当時好きだった曲」として、ふるへとATOM-SIBERIA、CALL UP HEREを上げている[3]。
題名[編集]
この曲の題名は、色々な表記ゆれがある。
アルバムには「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」となっているが、MVでは、『ふるへっへっへ』となっている。ANOTHER GAMEの収録曲の中では唯一、題名が日本語である。
英語では、「Fu-Ru-He-He-He」もしくは「Fu-Lu-He-He-He」と表記される。「フルヘ」と約されることも多い。
題名は、杉田玄白が蘭学事始を翻訳する時に、「鼻とは顔の中でフルヘッヘンドするものなり」の「フルヘッヘンド」の意味が分からずいろいろ考えた所、「うずたかい」という意味であると推測したというエピソードが元ネタであると、馬の骨達(平沢のファン)から推測されている[注釈 1]。
ミュージック・ビデオ[編集]
BITMAP 1979-1992にPVが収録されている。
使われているのはREBEL STREET ver.である。
メンバーが演奏している様子が映し出されており、青みがかっている。
バージョン[編集]
- REBEL STREET ver.
- フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッの中で最も古いバージョンである[4]。1982年に発表された。オープンリール、4トラックのマルチレコーダーで録音[5]。ミュージック・ビデオに使われているのはこのバージョンである。
- やや右側の段ボール音の残響は、段ボールを叩いた音をストーブの熱反射板に貼り付けた小さなスピーカーで流して、反射板が振動する音を録音した[6]。
- 左側で、若干聞こえるチャッチャッという音は、10円玉を二枚重ね、掌に載せて下から叩いた時にぶつかりある音である[7]。
- ANOTHER GAME ver.
- 最初の拍手がカットされている。
- JOYSOUNDでは、このバージョンがカラオケ配信されている[1]。
- PAUSE ver.
- 最初に「見納めとして秋山ベース」という平沢のMCが入る。これに対し、秋山は「そのさ〜色々に意味が取れる言い方しないでよ」と突っ込もうと思っていた[8]。その後、秋山は26年間、ベースを弾いていなかったが、2020年4月に再びベースを弾いた[9]。
- トーキョー・ビストロン ver.
- アンコールで演奏された。「LIVE VISTORON」に収録されている。
- ライブ達成記念 ver.
- タイトルは『フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ2005』。ダウンロード専売の核P-MODELライブ達成記念に収録されている。
- HYBRID PHONON ver.
- 是囃子としてParallel Kozakが演奏された。
- FUJIROCK'19 ver.
- ギターとレーザーハープを使って演奏された。タイトルは『フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ2019』。
- FUJIROCK公式チャンネルで、ライヴ映像が期間限定で公開されていた[10]。
- 2023年2月3日リリースの「RUBEDO/ALBEDO」に、このバージョンのスタジオ音源版が収録された。
- 夢みる機械混入ver.
- 平沢ソロで行われた、夢みる機械の途中に挿入されるバージョン。
- 2番のBメロとサビの間に混ぜ込まれており、コマンド1が2番になっている。
- 世界タービンツアーやERROR FORCEなどで演奏された。
- 世界タービンツアー
- Error収録。
- 平沢三幕三時間
- 本来はフ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッが入る予定だったが、入るのに、失敗してしまいそのまま夢みる機械を演奏し続けた。
脚注[編集]
- 脚注
- ↑ 過去に平沢は「茨城産パプリカ、つごう1ケGET。雪はふるへっへっへ。」とツイートしているため、これが元ネタである可能性が高いと思われる。
- 出典
- ↑ a b “フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ”. JOYSOUND. 2022年7月23日確認。
- ↑ 平沢進 [@hirasawa] (2021年10月18日). “正解が出たかどうかは知らないが、ここで「フルヘッヘッヘッ」という人をバカにしたような曲について少々語ってみたいと思う。”. 2022年7月23日確認。
- ↑ 髙橋芳一 [@UTS_takahashi_y] (2014年10月13日). “うーん難しい。。。コールアップ、ふるへ、アトムですかねー。”. 2023年12月確認。
- ↑ 平沢進 [@hirasawa] (2021年10月18日). “まず「フルヘッヘッヘッ」という曲(?)にはいろいろなバージョンが存在するが、最も古いバージョンは「レベルストリート」というアルバムに収録されているバージョンだ。”. 2023年9月23日確認。
- ↑ 平沢進 [@hirasawa] (2021年10月18日). “最も古いバージョンは最初に正式リリースされたもののデモに当たる。”. 2023年9月23日確認。
- ↑ 平沢進 [@hirasawa] (2021年10月18日). “やや右側に聞こえる段ボール音の残響は、石油ストーブの熱反射板で作られている。”. 2023年9月23日確認。
- ↑ 平沢進 [@hirasawa] (2021年10月18日). “左側で微かに聞こえるハイハットもどきの、チャッチャッという音は、手のひらに十円玉を二枚重ねて乗せ、手の甲を下から叩いた時に十円玉同士がぶつかり合う音をマイクで拾ったもの。”. 2023年9月23日確認。
- ↑ 秋山勝彦 [@kakiyam00970758] (2020年1月16日). “ドッコイ P-modelでは、弾けませんが自分のLIVEでは、弾くンだな〜(笑)”. 2023年12月23日確認。
- ↑ 秋山勝彦 [@kakiyam00970758] (2020年1月16日). “4月のLIVEで第二部でbassを弾くよ。解凍Pを辞める時に日比谷野音のLIVEで「フ・ル・ヘッ…」を弾いて以来(途中にメテオールやパンパイアでちょっと弾いたが…)約26年振りですか…(泣)古過ぎ〜!(笑)”. 2023年12月23日確認。
- ↑ “平沢進+会人(EJIN) <FUJI ROCK'19>から「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」のライヴ映像公開”. amass.jp. (2020年8月24日) 2022年7月23日閲覧。