音楽産業廃棄物〜P-MODEL OR DIE
ナビゲーションに移動
検索に移動
「 | 音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE それは、ある一つの時代の終焉を意味します。 音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE それは、音楽シーンの再建設を意味します。 音楽産業廃棄物~P-MODEL OR DIE それは、音楽とリスナーの復活を意味します。 |
」 | |
──音楽産業廃棄物 ~P-MODEL OR DIE 宣言 |
音楽産業廃棄物 〜 P-MODEL OR DIE(おんがくさんぎょうはいきぶつ・ピーモデル・オア・ダイ)とは、P-MODELの結成20周年プロジェクトである。
概要[編集]
1999年5月31日14時~15時に記者会見を行い、このプロジェクトが公表された[1]。この記者会見インターネット中継も行われていた。
内容は、mp3を使いインターネット上で音楽配信をするというもの[2]。このプロジェクトが始動する前は、自主制作や独立系のミュージシャンが、ネット配信をやっていたが、メジャーのミュージシャンがネット上で音楽配信するのは初であった[2]。
「音楽産業廃棄物」というプロジェクト名は、「メジャーな音楽産業が廃棄したもの」という意味である[3]。
このプロジェクトを開始するために、日本コロムビアとの契約を打ち切った[2]。またPCを持っていない人もいるため、TESLAKITE(MAGNET/Pioneer LDC)からCDが発売された[1]。
Webサイト「P-PLANT(廃棄物再生処理工場)」を立ち上げ、そのサイトで無料試聴とオンライン販売をした。
試聴サービスは2種類あり、高音質のままだが部分的に試聴できるものと、ビットレートが32Kbpsの低音質だが全曲試聴できるものが用意されていた[4]。
ライブアルバム「VIRTUAL LIVE」3作や「音楽産業廃棄物 〜 P-MODEL OR DIE」などがP-PLANTで配信された。
MP3以外にも「TwinVQ」や「MS Audio」などのフォーマットもあったが、MP3はISOの世界規格であるため採用された[1]。MP3登場以前は、「MODで何かできるかもしれない」と思っていたが、MODを使って活動しようというのは無かった[3]。
外部リンク[編集]
脚注[編集]
- 出典
- ↑ a b c “日本初のMP3配信プロジェクト始動--つまらない音楽を聴かされるくらいなら、今の音楽産業は崩壊した方がいい--”. www.hotwired.co.jp (株式会社毎日コミュニケーションズ). オリジナルの2004年3月1日時点によるアーカイブ。 2023年10月14日閲覧。
- ↑ a b c Tomaru Toshihiro (1999年7月15日). “■「デジタルで変わるアーティスト事情」「MP3を活用するロックバンド「P-MODEL」の場合”. www.mainichi.co.jp (毎日新聞社). オリジナルの2004年3月14日時点によるアーカイブ。 2023年10月14日閲覧。
- ↑ a b 四本淑三 (1999年7月14日). “MP3音楽配信を開始した「P-MODEL」の平沢進氏に聞く”. internet.watch.impress.co.jp (株式会社インプレス) 2022年10月8日閲覧。
- ↑ “国内初のMP3音楽配信プロジェクトを「P-MODEL」が始動!!”. www.pc.mycom.co.jp. (1999年7月14日). オリジナルの2000年3月1日時点によるアーカイブ。 2023年10月14日閲覧。