フジテレビ系列
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フジテレビ系列（フジテレビけいれつ）はフジテレビジョンをキー局とする放送事業者のネットワークである。
概要[編集]
系列組織として、加盟局のTVニュース報道を担う1966年発足[注 1]のフジニュースネットワーク（FNN）[注 2]、地方系列テレビ局への番組供給を担う1969年発足のフジネットワーク（FNS）が存在。現在は双方にフルネット26局、クロスネット2局が加盟している[注 3]。
キー局のフジテレビなどの東日本や関西・山陽地域など産業経済新聞社との繋がりが強い系列局[注 4]もあるが、地方系列局には、三大ブロック紙の中日新聞社、西日本新聞社、北海道新聞社の影響が強い系列局や福井新聞、山陰中央新報、宮崎日日新聞、南日本新聞、琉球新報などの県紙の影響が強い系列局が存在する。また、福島テレビのように新聞社と距離を置く系列局もある。
ラジオは文化放送とニッポン放送を共同キー局とした全国ラジオネットワーク（NRN）が組織されているが、加盟局の大半はクロスネット局である。
一覧[編集]
テレビ局[編集]
キー・基幹局[編集]
- フジテレビ - フジテレビ系列のキー局。
- 関西テレビ - フジテレビ系列の準キー局。
- 東海テレビ - 名古屋圏内の系列局。3番手のキー局的存在。
- 北海道文化放送 - 北海道内の放送局。
- 仙台放送 - 宮城県内の放送局かつ東北ブロック系列局の基幹的存在。
- テレビ静岡 - 静岡県内の放送局だが『テレビ寺子屋』の全国ネットでブロック局的存在。
- テレビ新広島 - 広島県内の放送局かつ中国ブロック系列局の基幹的存在。
- テレビ西日本 - 福岡県内の放送局かつ九州ブロック系列局の基幹的存在。
フルネット局[編集]
- 岩手めんこいテレビ
- さくらんぼテレビジョン
- 福島テレビ - 設立の経緯より、県が有力出資者の第三セクター民放。
- NST新潟総合テレビ
- 長野放送
- 石川テレビ放送
- 岡山放送 - 中四国で唯一の民放5局地域FNSフルネット局だが、基幹局に位置付けられない。
- テレビ愛媛 - 中四国のFNSフルネット局として最初の開局だが、基幹局に位置付けられない。
- サガテレビ - 1県1局民放地域だが、県下の電波事情によりフルネットである。
- テレビ熊本
- テレビ長崎
- 鹿児島テレビ放送
その他系列局[編集]
クロスネット局[編集]
過去[編集]
- 札幌テレビ放送：FNNの片加盟。
- 山形テレビ：FNN、FNSの両加盟。
- 福島中央テレビ：FNN、FNSの両加盟。福島テレビとネットチェンジ。
- 広島テレビ放送：FNN、FNSの両加盟でNNNとのクロスネット。
- テレビ山口：FNNの片加盟でJNNとのクロスネット。
広義的にはフジテレビ系列とされる局[編集]
ここでは、間接的にフジテレビおよび準キー局の関西テレビと関係のある放送局についても説明する。
独立テレビ局[編集]
- KBS京都 - テレビ・ラジオとも、フジテレビ→ニッポン放送→KBS京都という形で関係がある。当局の資本関係としてフジテレビ・関西テレビと関わりがあり、かつて関西テレビ☆京都チャンネルとしても関わりがあった。
現在では関西テレビ☆京都チャンネル製作の番組はBSフジで放送されている。また、関西テレビの都合でネットできないフジテレビ製作の番組や過去にフジや関テレで製作された番組を放送することもある。 - 三重テレビ - 東海テレビと同じ中日系で、東海テレビが放映権を得ながら、編成の都合で放送できない中日ドラゴンズ戦の中継を肩代わりしたり、関西テレビ制作番組のネットを行ったりしている。
- とちぎテレビ - AM局の栃木放送の親会社。前述の福島テレビ同様、県主導の第三セクター民放。
AM単営局[編集]
- 文化放送 - NRNの共同キー局。
- 東海ラジオ放送 - 東海テレビ放送と同居だが別法人。NRN単独加盟。
- ラジオ大阪 - ラジオ単営。産業経済新聞社が大口株主。NRN単独加盟。
- 栃木放送 - ラジオ単営。NRN単独加盟。とちぎテレビ（GYT）と経営統合して、現在はGYTの関連会社。
- 茨城放送 - ラジオ単営。NRN単独加盟。
- STVラジオ - 札幌テレビ放送株式会社ラジオ局から分社化。NRN単独加盟。
FM局[編集]
- J-WAVE - FMラジオ局
- FM802 - 法人としてはフジメディアホールディングスが筆頭株主
注[編集]
- ↑ FNN発足前は共同通信社も出資した共同テレビジョンニュース社がニュースを製作し、地方の提携局に素材供給していた。
- ↑ 1997年以降、加盟局の無い青森、山梨両県はフジテレビが、徳島県は関西テレビが支局を置いて取材し、山口県は東部はテレビ新広島、北西部はテレビ西日本が直接取材している。
- ↑ いわゆる片加盟はFNSのみ加盟の札幌テレビ放送とテレビ山口(TYS)しかなかったが、STVはUHB開局で離脱。TYSはフジテレビからのニュース同時ネット要請を拒絶したため、止むを得ずFNSを脱退した。加えて、山形テレビが両加盟だったが、1993年3月に脱退した。
- ↑ 発足当初は日本海テレビジョン放送のように産経系資本ながら他系列の民放局もあった。