サンフレッチェ広島-2013
サンフレッチェ広島-2013
概要[編集]
J1リーグ戦では後述するACLでの不調も響き、コンフェデレーションズカップによるリーグ戦中断時点では、首位大宮と勝点差8、ACL圏内となる3位の横浜FMとは勝点差3の5位となる。リーグ戦再開直後から5連勝し、前半戦最後となる第17節終了時には大宮と勝点で並び得失点差で首位に立つが、第21節名古屋戦での引き分けを期に、3連敗を含む5試合勝利なしとなり、一旦3位まで順位を下げる。第26節から3連勝し再び首位に立つも、第29節、横浜FMとの直接対決に敗れ、横浜FMと同節で勝利した浦和に抜かれ再び3位に降格。第33節湘南戦の勝利で2位に再浮上し、優勝するには勝利が絶対条件となる最終節アウェーで、森保就任前まではやられっ放し、かつカシマスタジアムでのJ1シーズンホーム最終戦で1998年から15シーズン負けなし(14勝1分)と「難攻不落」だった鹿島[1]に2-0で勝ち、前節まで首位にいた横浜FMが川崎に0-1と敗れたため、劇的な逆転で2年連続優勝を飾った[2]。リーグ戦では最終戦での逆転優勝というドラマチックな展開を制したが、手薄な所のピンポイント補強や現役ユース生を高校生Jリーガーとして登用する方針は国内こそ通用したものの、二足の草鞋を履きこなさなければならない2013年は、不名誉な記録を打ち出した。AFCチャンピオンズリーグで、Jリーグ王者としては7シーズンぶりにグループステージ敗退。しかも、ホームアンドアウェー制となった2004年以降では日本サッカー史上初(厳密には2006年のACLの東京ヴェルディ1969以来2チーム目[3])のグループステージ勝利なしとそのグループステージを3分3敗で終えた為、勝ち点3という前年のG大阪に続く日本サッカー史上最低勝ち点[4]も付いたのだった。この辺りから「ACLは罰ゲーム」という理論が2ちゃんねるなどで提唱されるようになる。またサンフレッチェ自身も味を占めACLを2軍扱いの選手たちでターンオーバーに使うJリーグカップさながらの戦いをすることが当たり前になってしまった。
大会[編集]
大会 | 成績 |
J1リーグ | 優勝 / 18チーム |
Jリーグ杯 | ベスト8 |
天皇杯 | 2位 |
結果[編集]
J1リーグ[編集]
試合 | 日付 | チーム | 結果 | チーム | 開催地 |
1 | 2013.03.02 | サンフレッチェ広島 | 1-2 | 浦和レッズ | 広島ビ |
2 | 2013.03.09 | アルビレックス新潟 | 1-2 | サンフレッチェ広島 | 新潟ス |
3 | 2013.03.17 | サンフレッチェ広島 | 0-0 | 鹿島アントラーズ | 広島ビ |
4 | 2013.03.30 | 清水エスパルス | 0-4 | サンフレッチェ広島 | 日本平 |
5 | 2013.04.06 | サンフレッチェ広島 | 1-3 | 横浜F・マリノス | 広島ビ |
6 | 2013.04.14 | サンフレッチェ広島 | 2-0 | サガン鳥栖 | 広島ビ |
7 | 2013.04.20 | ジュビロ磐田 | 0-2 | サンフレッチェ広島 | ヤマハ |
8 | 2013.04.27 | 名古屋グランパス | 1-1 | サンフレッチェ広島 | 瑞穂陸 |
10 | 2013.05.06 | 大宮アルディージャ | 2-1 | サンフレッチェ広島 | 大宮 |
11 | 2013.05.11 | サンフレッチェ広島 | 1-0 | 大分トリニータ | 広島ビ |
12 | 2013.05.18 | サンフレッチェ広島 | 5-1 | ヴァンフォーレ甲府 | 広島ビ |
13 | 2013.05.25 | 湘南ベルマーレ | 0-2 | サンフレッチェ広島 | 平塚 |
9 | 2013.05.29 | サンフレッチェ広島 | 0-0 | 柏レイソル | 広島ビ |
14 | 2013.07.06 | FC東京 | 0-1 | サンフレッチェ広島 | 東京 |
15 | 2013.07.10 | サンフレッチェ広島 | 4-2 | 川崎フロンターレ | 広島ビ |
16 | 2013.07.13 | サンフレッチェ広島 | 1-0 | セレッソ大阪 | 広島ビ |
17 | 2013.07.17 | ベガルタ仙台 | 0-2 | サンフレッチェ広島 | 仙台 |
18 | 2013.07.31 | サンフレッチェ広島 | 3-1 | 大宮アルディージャ | 広島ビ |
19 | 2013.08.03 | 浦和レッズ | 3-1 | サンフレッチェ広島 | 埼玉 |
20 | 2013.08.10 | サンフレッチェ広島 | 2-1 | ジュビロ磐田 | 広島ビ |
21 | 2013.08.17 | サンフレッチェ広島 | 1-1 | 名古屋グランパス | 広島ビ |
22 | 2013.08.24 | 大分トリニータ | 1-1 | サンフレッチェ広島 | 大分ス |
23 | 2013.08.28 | ヴァンフォーレ甲府 | 2-0 | サンフレッチェ広島 | 小瀬 |
24 | 2013.08.31 | サンフレッチェ広島 | 1-2 | FC東京 | 広島ビ |
25 | 2013.09.14 | 川崎フロンターレ | 2-0 | サンフレッチェ広島 | 等々力 |
26 | 2013.09.21 | サンフレッチェ広島 | 2-0 | アルビレックス新潟 | 広島ビ |
27 | 2013.09.28 | サガン鳥栖 | 0-2 | サンフレッチェ広島 | 鳥栖 |
28 | 2013.10.05 | サンフレッチェ広島 | 3-1 | 清水エスパルス | 広島ビ |
29 | 2013.10.19 | 横浜F・マリノス | 1-0 | サンフレッチェ広島 | 横浜国際 |
30 | 2013.10.26 | サンフレッチェ広島 | 1-0 | ベガルタ仙台 | 広島ビ |
31 | 2013.11.10 | 柏レイソル | 1-1 | サンフレッチェ広島 | 柏 |
32 | 2013.11.23 | セレッソ大阪 | 1-0 | サンフレッチェ広島 | 長居球 |
33 | 2013.11.30 | サンフレッチェ広島 | 1-0 | 湘南ベルマーレ | 広島ビ |
34 | 2013.12.07 | 鹿島アントラーズ | 0-2 | サンフレッチェ広島 | カシマ |
Jリーグ杯[編集]
試合 | 日付 | チーム | 結果 | チーム | 開催地 |
準々決勝-1 | 2013.06.23 | サンフレッチェ広島 | 1-2 | 柏レイソル | 広島ビ |
準々決勝-2 | 2013.06.30 | 柏レイソル | 0-1 | サンフレッチェ広島 | 柏 |
選手[編集]
番 | Pos. | 選手 | 生年月日(年齢) |
1 | GK | 西川周作 | 1986-06-18 (26) |
2 | DF | ファン・ソッコ | 1989-06-27 (23) |
4 | DF | 水本裕貴 | 1985-09-12 (27) |
5 | MF | 千葉和彦 | 1985-06-21 (27) |
6 | MF | 青山敏弘 | 1986-02-22 (26) |
7 | MF | 森﨑浩司 | 1981-05-09 (31) |
8 | MF | 森﨑和幸 | 1981-05-09 (31) |
9 | FW | 石原直樹 | 1984-08-14 (28) |
10 | MF | 髙萩洋次郎 | 1986-08-02 (26) |
11 | FW | 佐藤寿人 | 1982-03-12 (30) |
13 | GK | 増田卓也 | 1989-06-29 (23) |
14 | MF | ミキッチ | 1980-01-06 (33) |
15 | MF | 岡本知剛 | 1990-06-29 (22) |
16 | MF | 山岸智 | 1983-05-03 (29) |
17 | DF | パク・ヒョンジン | 1990-06-24 (22) |
19 | MF | イ・デホン | 1993-11-17 (19) |
20 | MF | 石川大徳 | 1988-01-06 (25) |
21 | GK | 原裕太郎 | 1990-04-23 (22) |
23 | MF | 鮫島晃太 | 1992-06-24 (20) |
24 | MF | 野津田岳人 | 1994-06-06 (18) |
26 | FW | 井波靖奈 | 1992-06-25 (20) |
27 | FW | 清水航平 | 1989-04-30 (23) |
29 | FW | 浅野拓磨 | 1994-11-10 (18) |
32 | MF | キム・ジョンソク | 1994-01-03 (19) |
33 | DF | 塩谷司 | 1988-12-05 (24) |
35 | MF | 中島浩司 | 1977-08-20 (35) |
36 | MF | 川辺駿 | 1995-09-08 (17) |
関連ページ[編集]
サンフレッチェ広島 |
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1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 |
- ↑ “【広島】逆転連覇へ鹿島戦5発の寿人「モチベーションが上がる」”. スポーツ報知. (2013年12月6日) 2013年12月13日閲覧。
- ↑ 広島逆転2連覇 日刊スポーツ 2013年12月7日閲覧
- ↑ 2006年のACLで東京ヴェルディは蔚山現代ホランイ、インドネシアのアレマ・マラン、タイ王国のタバコ・モノポリーと同じグループだったが、アレマ・マランとタバコ・モノポリーが失格だったため、蔚山現代との一騎打ちとなり、東京ヴェルディは2連敗で敗退した。
- ↑ 前述のように2006年の東京ヴェルディは2連敗はしたものの蔚山現代との一騎打ち、つまり2試合しか戦わなかった。2012年のG大阪は5敗を喫し最下位で敗退したものの、1勝は挙げているので全敗あるいは勝利なしではない。