サンフレッチェ広島-2021
2021年のサンフレッチェ広島F.C(2021ねんのさんふれっちぇひろしまえふしー)では、2021年のサンフレッチェ広島の動向を纏める。
城福浩監督が指揮を執る4年目のシーズンであり、なぜか海豚さんに年間無敗を達成したり、開幕からしばらく調子が良かったかと思えば、どう頑張っても負けようがなさそうな相手におこしやすするなど強いのか弱いのかよく分からないシーズンを過ごした。でも上がり目はなかったので多分弱かったんでしょう。
概要[編集]
開幕前のサンフレッチェを襲ったのは、何度目か分からぬ主力流出であった。前年にチームトップ・リーグ3位の15ゴールを挙げたレアンドロ・ペレイラが、大方の予想通り契約延長交渉がまとまらず、「悲しく思っております」との捨て台詞を残し期限付き移籍期間満了で退団した[1]。早めのオフに入り、ろくすっぽ吉田に戻ってくる気配がなかったこと、そもそも遡ればケチって完全移籍で買い取らなかった時点で熊サポは「来年こいつ居ねえんだろうな…」と思っていたし、足立の鳥頭でできる補強なんざJ2辺りから微妙〜なのを連れてくるくらいだろう、皆川よりマシならなんでもOKとばかり諦めていた者もいた。しかし、今年の足立のお年玉は何だかおかしい。
1月6日、柏レイソルから横浜F・マリノスに期限付き移籍していたジュニオール・サントスが完全移籍でチームに加わる[2][3]。あろう事かJ1で2桁ゴールを挙げた主力を完全移籍で連れてきたのである。熊スレは大いに沸いた。JS最高や!ペレイラなんてどうせ脚での試合出場無いまま3年後ぐらいに解雇されるのがオチや!
ここまではよかったが、当のサントスは完全にダンサーウィングタイプで、1トップ・シャドーのいずれでも機能しなかったのである。「13ゴール」という肩書きだけで適正ポジションを見誤ってしまったのだ。こうしてサントスはゴリブルを繰り返し、代わりにごく短い期間稼働した妖精オバマは風物詩ですぐにいなくなり、ついでにハイ寝るはJFKのお気に入りとしてちぐはぐなプレーを繰り返してヘイトを貯めた。頼みのディフェンス陣も大迫敬介のハイボール処理が絶望的に下手なまま成長限界を迎えている事が露呈したり、コマが全く足りてないのに「この選手たちと違う景色が見たい」[4]と妄言を吐き4バックを試したりしたせいで例年に比べ不安定な面が目立った。佐々木か荒木か野上が消えた途端オワコンである。じゃあ何のためにエミルポイ捨てしたんだよ。
結局、こんなことを続けたチームは第8節の4位を最高点に中位に定着。3列目からの攻撃参加という替えのきかない役割を担っていた川辺駿がグラスホッパーへ引き抜かれて以降は攻守に精彩を欠き、この年降格する仙台に1分1敗と完敗を喫した第33節を以て城福の退任が決定(試合に敗れたもののJ1残留も確定)。残る5試合は沢田謙太郎ヘッドコーチが監督職を引き継いだが状態は上向くことなく、リーグ11位でフィニッシュ。また、天皇杯初戦(2回戦から登場)では本職ではない選手をDFに置くなど極端なターンオーバーを行った挙句、関西サッカーリーグ1部に所属するおこしやす京都ACに1-5で大敗するなど、リーグ戦順位以上に屈辱的な1年を過ごした。
なお、レアンドロ・ペレイラはガンバ大阪へ移籍していったが大した成績を残すことができず、むしろ広島時代より守備をサボるようになったため、吹田猿からの信頼を得ることは遂にできなかった。
また、なる彼第一発見者はサントスについてこんな記事[5]を書き残している。なるほど彼が逆神である。というか7月時点でまだここまで高い期待値を持ち続けている辺りやばい。
脚注[編集]
- ↑ “広島、レアンドロ・ペレイラが期限付き移籍期間満了で退団「悲しく思っております」”. サッカーキング (2020年12月31日). 2021年1月2日確認。
- ↑ ジュニオール・サントス選手 柏レイソルより完全移籍加入のお知らせ サンフレッチェ広島、2021年1月6日、同日閲覧
- ↑ “広島が“新エース候補”ジュニオール・サントスを獲得 横浜FMで昨季13得点「全力を尽くしたい」” (日本語). www.football-zone.net. 2022年1月18日確認。
- ↑ サンフレッチェ広島と城福浩の4年間(後編)。「違う景色が見たい」2021年の混迷の理由 footballista(中野和也)、2021年11月10日、2022年8月20日閲覧
- ↑ 中野和也 【2021のヒーローになれ】タイトル奪還へのキーマン・ジュニオール・サントス。シナリオでは描けない波乱万丈なサッカー人生 | サンフレッチェ広島 DAZN、2021年7月30日、2021年10月27日閲覧
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