よみもの:211系の今後と置き換え
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はじめに[編集]
さて、鉄道ファンの皆さんご存知211系。国鉄により製造され民営化されたあともJR東日本とJR東海によって製造が続けられたあの形式です。
現在でも中央本線を始め篠ノ井線・東海道線・両毛線など様々な線区で使用されている211系。実は…登場から35年以上経っているんです。113系や115系を置き換えた当形式も引退が迫っています。そこで本ページでは、
- 211系って何?
- 肝心の「新型車」は何?
- 今後211系はどうなるの?
の3本で今後の211系に関することについてお送りしたいと思います。(サザエさんかよ)
211系って何?[編集]
「国鉄211系電車」も参照
211系。それは「国鉄最後の近郊型電車」として1985年、東海道線東京口向けに登場した形式である。従来、東海道線の東京口では113系が使用されていたものの長距離を走りなおかつ潮風に当たりっぱのため車両への痛みが激しかった。そこで、ニューフェイスとして潮風に強いステンレスをまとい登場したのが211系である。
後に耐寒設備をアップし北関東へも投入。115系を置き換えることに成功したのだが…国鉄民営化。以降はJR東日本によって国鉄型がそのまま製造され、JR東海は独自車両を作り上げた。以降運用が行われ様々な線区に投入。だが211系も置き換えられる側となり東海道線東京口からは撤退。北関東からも撤退し廃車になると思われた…が、中央本線でまだ115系が使用されていたため更に耐寒設備をアップし投入。これにより「国鉄車を国鉄車で置き換える」という不思議な置き換えられ方となった。
なお、211系は大きく4つのグループに分けることができる。最大勢力を誇る「長野」・日光線に投入されたE131系という新型車に押されながらも最後の活躍を頑張る「高崎」・313系と共同で働く「静岡」・315系に置き換えられつつも最後まで力を振り絞る「名古屋(神領)」の4つに分けることができる。
肝心の「新型車」は何?[編集]
- 高崎
高崎支社には「E231系」が最も有力な説と言われています。東海道線に「E235系」が導入された際、E231系が置き換えられます。ここでポイントなのが「JR東日本のモットー(?)、新型車は都会に入れよう」というもの。高崎には直接的な新型車は投入されず、E231系がE235系による玉突き転属となる可能性が高いという噂があります。
- 長野
長野支社の新型車として上がっている候補として「E129系」「E131系」・「E231系」があがっています。この3形式に置き換えられると何がいいのか、何が良くないのか(211系を置き換えるのは難しいと思われる点)を下記に記します。
- E129系
- メリット
- デメリット
- 3連製造が過去にない。だからといって2連製造にすると積み残しが残る可能性がある。だからといって4連を作ると大糸線への入線が厳しい。
- E131系
- メリット
- 3連製造があり車両性能としては日光線でも成功している(あちらの積み残し事情は置いておいて…)
- これからの部品調達が楽になるため点検などがしやすい
- デメリット
- ドア数の問題(従来の3ドアから4ドアへ変更になる)
- E231系
- メリット
- 快速線の車両(E233系)と様々な面で共通化ができる。
- デメリット
- ドア数の問題(以下略)
- 貫通扉非設置(211系では貫通扉があるため編成間の移動が容易。E231系は無いためかなり厳しいものになるだろう。)
- 最低4連(クモハがないため3連にすることがかなり厳しい。改造…も厳しいだろう…)
以上の点から長野への転属は難航すると思われます。ですが、「甲府で系統分割」という意見が出ており、まさかの最有力説とも言われています。内容は「甲府以東をE131系/E231系、甲府以西をE129系とする」というもの。これによっては高尾発長野行の441Mも廃止になる可能性が少なくありません。高尾駅以東のホームドア設置がどう響くかが注目されます。
- JR東海
JR東海ではプレスリリースで発表され現在の状況から分かる通り、315系が投入されます。静岡には4連、名古屋には8連がそれぞれ投入。トイレ無し地獄はこれで解消されるものの静岡ロングシート地獄はまだ続く事になりそうです。
今後211系はどうなるの?[編集]
今後211系は廃車の一途をたどることになると考えられています。実際、名古屋・静岡・高崎の各地域では2022年3月に廃車が発生しています。長野はまだまだ活躍が見込まれますが、JR東海はあと5年も立たないうちに姿を消すことになりそうです。高崎も運用の減少により廃車が発生しているため、早めの記録をおすすめします。
「だったら長野は安泰じゃねぇか」という意見もあるでしょう。ですが、甲府駅までE131系が試運転に入線したこと・211系にもガタが来ていることを考えると先は長くないように思われます。国鉄最後の近郊型電車の雄姿を最後までしっかりと見届ける、それこそが211系ファンの使命であり義務な気がします。
終わりに[編集]
国鉄最後の近郊型電車として登場した211系。最終的には様々な線区で活躍し、213系、415系1500番台、719系など様々な形式に211系顔が受け継がれました。それゆえ、211系・213系・415-1500系・719系とJR四国6000系の5形式は「にちょんちょん顔」と呼ばれるほど浸透しています。
そんな211系顔も現在では数を減らしつつあります。最後まで見届け、その雄姿をしっかりと目に焼き付ける。あと少しの活躍を最後まで頑張って欲しいと願い、このよみものを終わりにします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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