高月町 (滋賀県)
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高月町(たかつきちょう)とは、滋賀県伊香郡にかつて存在した町である。現在は長浜市に編入されて消滅している。
概要[編集]
滋賀県の北東部、琵琶湖の北東岸に位置していた町である。昭和29年(1954年)12月に北富永村・南富永村・古保利村の3村が合体して高月町が誕生する。昭和30年(1955年)3月に七郷村を編入する。昭和31年(1956年)4月に木之本町と一部の境界変更を行なった。
この町の東端には標高541メートルの山田山があり、西部の湖岸沿いには海抜300メートル前後の山本山地が南北に連なっている。中央部には平坦地があり、その西寄りを余呉川、東寄りを高時川がそれぞれ南に流れている。この町の主な産業は農業であり、米、野菜、西瓜作りなどが行なわれている。ガラス工場も立地している。町の見所としては向源寺(渡岸寺)、町立歴史民俗資料館、雨森芳洲庵などがあり、塩津湾を隔てた菅浦半島飛地町域を奥琵琶湖パークウェーが走っている。この町は「観音の里」とも称されているが、その名のとおり、向源寺の十一面観音像、宇根の春日神社の木造神像4体(滋賀県文化財)、尾山の白山神社の木造釈迦如来坐像や唐川の日吉神社の木造千手観音立像と木造菩薩立像(これら全ては国の重要文化財)など、多くの観音像が存在する。
平成22年(2010年)1月1日に東浅井郡虎姫町、湖北町、伊香郡木之本町、余呉町、西浅井町とともに長浜市へ編入されたことにより、高月町は消滅した。
高月町の見どころ[編集]
- 向源寺(渡岸寺)
- 充満寺
- 日吉神社
- 出会いの森・井上靖記念室
高月町の特産品[編集]
高月町の年中行事[編集]
- おこない(2月 - 3月。町内)
- 西野水道祭(6月上旬。西野水道)
- 千日会(7月10日。唐川赤後寺)
- 観音の里ふるさとまつり(8月17日 - 8月18日。渡岸寺観音堂)
- 芳洲祭(11月上旬。雨森芳洲庵)
人口の変遷[編集]
平成8年(1996年)時点の新居町の人口は1万713人[1]、平成21年(2009年)時点の人口は1万78人である。
脚注[編集]
- ↑ 平成8年度版『全国市町村要覧』