給食
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給食(きゅうしょく)とは、学校、軍隊、航海中の船内にいる船員に支給される食事である。学校給食は別項に記してあるので、本稿はそれ以外の給食について記す。
概要[編集]
外部から隔絶されているこれらの施設で食事を自弁するとなると手間暇や費用がかかり、栄養面でも偏る恐れがあるので無料で支給されることになる。
日本の軍隊の給食[編集]
明治時代初期に徴兵によって兵士を軍隊に収容した際、当初は食費を支給していたが、故郷に送金してろくなものを食べていなかったので、直ちに給食を開始した。当初は完全な洋食で、兵士たちははじめて口にするパンやビスケット、牛乳に困惑した。軍隊に脚気が蔓延したとき、玄米や麦を食べれば脚気の予防に効果があると、これらを白米に混ぜた。カレーライスや肉じゃがは大日本帝国海軍から広まったとされている。
真珠湾攻撃の際の食事[編集]
1941年12月8日の真珠湾攻撃の朝、航空母艦瑞鶴での食事は空母乗組員は握り飯、ボイルドベーコン、きんぴらごぼう、たくあん。飛行機搭乗員には鉄火巻き、卵焼き、煮〆が配られた。瑞鶴は、攻撃前に呉軍需部で武器弾薬を含む物資を大量に積み込んだ。
船員の給食[編集]
古今東西、船員には給食が与えられた。有名なものに大航海時代のライムジュースがある。これは壊血病を防ぐためであった。イギリス海軍は船員にビスケット、塩漬け牛肉、ビール、豆、 ライムジュースを与えていた。