大航海時代
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大航海時代 (だいこうかいじだい)とは、15世紀から17世紀にかけてスペインとポルトガルがヨーロッパからアジア、アフリカ、アメリカ大陸へ大型帆船で航海に出た時代の事である。
概要[編集]
ビザンツ帝国を滅ぼしたオスマン帝国は東西貿易を通じて首都イスタンブールの富を集めた。このとき、オスマン帝国は香辛料を含めた物資に高い関税をかけたため、既にレコンキスタを終わらせて他のヨーロッパ諸国よりも早く絶対王政を確立させたスペインとポルトガルが直接アジア諸国と交易するルートを開拓しようと大海原に乗り出した。
その中で、コロンブスのアメリカ大陸発見[注 1]、アメリゴ・ヴェスプッチの南米大陸発見、マガリャンイスの地球一周といった大きな出来事があった。
命がけの航海[編集]
大型帆船とはいえ、外洋では暴風雨による高波で遭難する危険があった。海賊も出没し、水夫の反乱で財産や命を奪われる可能性もあった。ビタミンCの不足によって起きる壊血病で命を落とすことも多かった。
遭難[編集]
海難は船乗りにとって最も恐るべきことであった。重い積荷を積み、重心を高くとると復元性が弱い船は容易に転覆する。こうして多くの乗組員が命を落とした。
海賊の出没と反乱[編集]
多くの財宝を積んだ船は海賊の標的となった。劣悪な労働条件は反乱の原因ともなった。
壊血病[編集]
ビタミンCの不足は壊血病の原因ともなった。新鮮な野菜を得られない遠洋航海は多くの乗組員の命を落とした。のちにライムジュースの配給によって解決できた。
関連項目[編集]
注[編集]
- ↑ 但し、コロンブス自身はアメリカ大陸上陸を死没まで認めなかった。