横浜市営バス295系統

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
295系統
画像募集中.png
基本情報
日本国旗.png日本
所在地神奈川県横浜市
種類路線バス
起点新横浜駅
終点西菅田団地
停留所数15駅
開業2012年2月13日
運営者横浜市交通局自動車部
横浜市営バス緑営業所
路線諸元
路線距離5.2Km

295系統(横浜市営バス)(よこはましえいバス295けいとう)とは神奈川県横浜市港北区新横浜駅から同市神奈川区西菅田団地を結んでいる横浜市営バスのバス路線。公式サイトの路線図で示されている色はスプリンググリーン(ミントグリーン)。担当営業所は緑営業所である。

本項では当系統の前身となった横浜市営バス120系統(2代目)についても記載する。

  • 方向は新横浜方向を往路(上り)、西菅田団地方向を復路(下り)とする。
  • 系統番号については以下のとおりとする。
    • 36系統 : 横浜駅西口と緑車庫前を菅田町経由で結ぶ横浜市営バスの基幹路線。
    • 81系統 : かつて横浜駅西口と菅田町を大丸経由で結んでいた横浜市営バスの路線。
    • 96系統 : かつて横浜駅西口と八反橋を六角橋北町経由で結んでいた横浜市営バスの路線。
    • 129系統 : 新横浜駅と鶴ヶ峰駅を環状2号線経由で結ぶ横浜市営バスの路線。
    • 326系統 : 横浜駅西口と緑車庫前を菅田町経由で結ぶ横浜市営バスの路線。36系統の急行路線である。

概要[編集]

神奈川区西部の住宅地、菅田町エリアと新横浜駅を菅田道路・新横浜通り・環状2号経由で結ぶ路線である。西菅田団地 - 菅田町入口間は36・326系統との並走区間となっている。また、菅田町入口 - 新横浜駅前間も経路こそ多少異なるものの、129系統と並行している。

沿革[編集]

当系統の前身は1996年に新設された120系統(2代目)をルーツとする。120系統は当系統と同じく、菅田町 - 新横浜駅間の路線として1996年3月29日に新設された。同日のダイヤ改正で12系統の西菅田団地以東が分離され81系統となり運行本数が激減したことで設定されたと考えられる。当初は朝9時から夕方の17時ごろにかけて30分毎に1本運行されていた。しかし、時間帯によっては乗車率が悪くその上収益状況の改善が見込めなかったため[1]、中田市政下の下で行われた2007年の大規模再編によって周辺を走る81系統・96系統とともに廃止された。当系統は廃止対象路線の中では比較的利用者が多く、廃止に関しては多くの反発も見られた。廃止により36系統の菅田町 - 片倉町駅区間便が増発されたほか、廃止後の2008年4月からは36系統と129系統を菅田町入口で乗り継ぐ際に適用される乗り継ぎ運賃制度が適用されることとなった。

その後、2012年2月に295系統が1年間の試験運行という形で1日4往復が設定された。経路は廃止された120系統とほぼ同一のものであるが、菅田町入口 - 又口橋間は従来の120系統とは異なり新設された山王森公園経由で運行されることになった。1年後の2013年3月30日よりさらに1年程度の試験運行期間が延長され、本数も1日4往復から運行時間帯を朝夕夜に拡大の上1日8往復、概ね2時間に1本で試験運行をすることとなった[2]。2014年6月1日ダイヤ改正により約2年間にわたる試験運行を終了し1日3往復の運行に変更したうえで、朝は新横浜行、夜は菅田町行が3本ずつ設定されることとなった。

2024年4月のダイヤ改正より、菅田町側の発着地点が西菅田団地に短縮された。

年表[編集]

  • 1996年平成8年)3月29日 : 前身となる120系統(2代目)が新設される。
  • 2006年(平成18年)8月31日: 神奈川県生活交通確保対策地域協議会に当路線を含む29路線の退出意向を提出
  • 2007年(平成19年)4月1日 : 同日に行われた大規模再編により廃止される。
  • 2012年(平成24年)2月13日 : 1年間の試験運行路線として295系統が新設される。
  • 2013年(平成25年)3月30日 : 試験運行期間を延長。
  • 2014年(平成26年)6月1日 : 本格運行へ移行。
  • 2024年([[令和6年)4月1日 : 西菅田団地発着に変更。

運行形態[編集]

全便が新横浜駅 - 菅田町間を運行しており、途中停留所での折返しは存在しない。先述の通り、朝から日中にかけて西菅田団地発新横浜行が、夕方に新横浜発西菅田団地行が3本設定されている。平日・土曜休日を問わず1時間毎の3本ずつの運行であるが、平日ダイヤと土休日ダイヤで運行時刻が異なる。

輸送実績[編集]

一般路線化以降の年間輸送実績をここに示す[3]。▲はマイナスを表す。

年度 損益状況(円) 営業係数(円)[注 1] 1日当たりの利用者数(人)
収入 支出 損益額
2014年(平成26年)度 9,111,000 16,146,000 ▲7,035,000 177.2 154
2015年(平成27年)度 8,997,000 14,307,000 ▲5,310,000 159,0 154
2016年(平成28年)度 9,292,000 15,438,000 ▲6,146,000 166,1 161
2017年(平成29年)度 9,219,000 16,530,000 ▲7,311,000 179.3 160
2018年(平成30年)度 9,396,000 17,226,000 ▲7,830,000 183,3 165
2019年(令和元年)度 9,706,000 17,569,000 ▲7,863,000 181,0 171
2020年(令和2年)度 7,431,000 18,082,000 ▲10,651,000 243.3 131
2021年(令和3年)度 8,831,000 18,482,000 ▲9,652,000 209.3 150
2022年(令和4年)度 9,942,000 18,338,000 ▲8,396,000 184,4 168

停留所一覧[編集]

停留所名 停留所間
営業キロ
通算
営業キロ
接続路線(鉄道) 接続路線(バス) 所在地
新横浜駅前 - 0.0 Shinkansen blue.png 東海旅客鉄道(JR東海) : 東海道新幹線
東日本旅客鉄道(JR東日本) : JH 横浜線JH 16
相模鉄道 : SO 相鉄新横浜線SO 52
東急電鉄 : SH 東急新横浜線 (SH 01)
横浜市営地下鉄: B ブルーラインB 25
横浜市営バス : 6134196104129300
東急バス : 直行市03綱72新横81
臨港バス : 鶴02綱23
神奈川中央交通(神奈中) : 121131
相鉄バス : 浜1
港北区
又口橋 0.75 0.75   横浜市営バス : 39129
東急バス : 市03
神奈川中央交通(神奈中) : 121・131
相鉄バス : 浜1
山王森公園前 0.4 1.15   神奈川区
ケアプラザ入口 0.49 1.64   横浜市営バス : 3682
菅田町入口 0.3 1.94 横浜市営バス : 36・82・129・326
神奈川中央交通(神奈中) : 121・131
熊の堂 0.42 2.36   横浜市営バス : 36・326
神明社入口 0.23 2.59   横浜市営バス : 36・326
猿渡 0.3 2.89 横浜市営バス : 36・326
長導寺前 0.33 3.21   横浜市営バス : 36・326
中村 0.38 3.59   横浜市営バス : 36・326
道路碑前 0.3 3.89 横浜市営バス : 36・326
相鉄バス : 浜1
小川橋 0.15 4.04 横浜市営バス : 36・326
相鉄バス : 浜1
ひまわり団地前 0.45 4.49   横浜市営バス : 36・326
西菅田団地入口 0.37 4.86   横浜市営バス : 1236・326
西菅田団地 0.35 5.21   横浜市営バス : 12・36・326

過去の運転区間[編集]

停留所名 停留所間
営業キロ
通算
営業キロ
接続路線(鉄道) 接続路線(バス) 所在地
西菅田団地 0.35 5.21   横浜市営バス : 12・36・326 神奈川区
西菅田団地入口 0.35 5.56   横浜市営バス : 12・36・326
菅田町 0.67 6.11   横浜市営バス : 12・36・326

注釈[編集]

  1. 100円儲けるのにどれくらいのお金がかかるのかという指標。

出典[編集]

  1. 2004年の段階で約1100万円の赤字
  2. この改正で先述の乗り継ぎ制度は廃止されている。
  3. https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/kigyo/zaimu/rosensyuushi.html

外部リンク[編集]