榊原氏
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榊原氏(さかきばらし)とは、日本の氏族で武家・大名である。徳川家康に仕えて徳川四天王の1人に列した榊原康政で著名である。
概要[編集]
伊勢国一志郡榊原(三重県久居市、現在の津市)を発祥とする。足利氏の末裔を称した。室町時代に仁木利長が榊原に居住して榊原姓に改姓したのが起源とされる。その孫の榊原清長は三河国に移り、松平氏に仕えた。清長の孫の榊原康政の時代に徳川家康に仕え、武勲で大きな功績を立てて酒井忠次、本多忠勝、井伊直政らと並んで徳川四天王、徳川三傑に列した。康政は家康が関東の太守になると、家康から10万石を与えられて上野国館林藩主となる[1]。
慶長11年(1606年)の康政の死後は、御家騒動や家中の問題などから江戸幕府の重鎮としては余り取り立てられず、所領も館林から転々とした。寛保元年(1741年)に越後国高田藩に移されて所領は明治時代まで定着。明治17年(1884年)の華族令で榊原政敬は子爵となった[1]。
現在は愛知県、静岡県に集中し、特に知多湾の沿岸に集中し、半田市と知多郡武豊町では最多の姓であり、碧南市と西尾市ではベスト10に入る姓である[1]。