日本語放送
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日本語放送(にほんごほうそう)とは、日本語を番組の使用言語とする放送。
概要[編集]
特に、海外から日本向けもしくは日本からの海外向けのラジオ国際放送のことを言い、日本国内の聴取者向けのラジオNIKKEIには使われない。
第二次世界大戦後の1947年〜1991年までの東西冷戦の時期には、東側諸国(社会主義諸国)から西側諸国(資本主義諸国)に向けてラジオの短波放送を利用した国際放送をほとんどの国(政府)が実施していた。
1970年代〜1980年代の日本ては、中学生や高校生の青少年たちの間に、海外の短波放送の日本語放送を受信する趣味のBCLが流行して「BCLブーム」が起きた。
日本へは戦後まもなくは、欧州・北南米諸国からの日本語放送もあったが、概ねアジアの周辺諸国からの放送や日本の放送法で制約されている宗教放送で、日本向け日本語放送が実施されていた。
2000年代以後に、インターネットが普及して、ラジオの短波放送の日本語放送は規模縮小や廃止がされている。現代は、インターネットの音声配信やテレビの衛星放送などを使用した国際放送に移行しているケースが多い。
一覧[編集]
国外から放送中[編集]
2025年現在でも放送を実施しているラジオの短波などの日本語放送。
- 中国国際放送 - 中華人民共和国(中国)
- 台湾国際放送 - 台湾
- KBSワールドラジオ - 大韓民国(韓国)
- 朝鮮の声放送 - 北朝鮮
- モンゴルの声 - モンゴル国
- ベトナムの声放送 - ベトナム社会主義共和国
- KTWR フレンドシップラジオ(キリスト教系) - グアム島
- FEBC(HLAZ、キリスト教系、中波) - 済州島
日本発の国外向け[編集]
日本国内から海外向けラジオの短波放送の日本語放送。
- NHKワールド・ラジオ日本(Radio japan)- 日本放送協会(NHK)が実施。
- しおかぜ (放送) - 北朝鮮による日本人拉致事件の被害者に向けた放送。日本の民間団体の「特定失踪者問題調査会」が実施。
過去[編集]
- ロシアの声(旧モスクワ放送、後継のラジオ・スプートニクが2017年に日本語放送を終了)- ロシア連邦
- 英国放送協会(BBC)
- ドイチェベレ放送
- ラジオ・オーストラリア(ABC)
- バチカン放送
- アメリカの声(VOA)
- アンデスの声(HCJB)
など