日本一遅い最終列車

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日本一遅い最終列車(にほんいちおそいさいしゅうれっしゃ)とは、日本国内において、夜行列車臨時列車を除いて終点に到着する時刻が最も遅い最終列車のことである。

現在の日本一遅い最終列車[編集]

2023年2月8日現在で記述。

Total
平日が東武野田線船橋駅七光台駅行きの電車で、七光台駅への到着は1時16分である。土休日は東武野田線の終電が早いため、後述の高崎線上野駅高崎駅行きの列車と東海道本線山陽本線京都駅西明石駅行きの列車が最も遅い。これらの終電が日本一遅い終電となったのは2022年3月12日のダイヤ改正であり、私鉄の列車が日本一遅い最終列車となったのは初めてとみられる。
JR電車特定区間

平日休日とも、東海道本線山陽本線京都駅西明石駅行きの列車が最も遅く、終点に1時14分に到着。青春18きっぷは前日の日付けでこの列車に乗車できる。

JR非電車特定区間

平日休日とも、高崎線上野駅高崎駅行きの列車で、終点に1時14分に到着する。

過去の日本一遅い最終列車[編集]

COVID-19の流行が始まる直前の段階では、上で述べた西明石行きの列車の西明石駅への到着時刻は1時38分であり、これが日本一遅い最終列車であった。しかし、COVID-19の影響と保線作業の人手不足などがあり、2021年3月13日のダイヤ改正でこの終電は現在の時刻に繰り上げられた。この列車の他でも、関東地方・関西地方を中心に同じ理由で終電の繰り上げが大規模に行われ、1時台後半の列車は消滅した。
これにより、日本一遅い最終列車は瀬戸大橋線マリンライナー77号(岡山駅高松駅行き)となり、高松駅到着は1時21分であった。この最終列車は岡山駅で山陽新幹線のぞみの最終列車から接続していたために残されたが、この列車も2022年3月12日のダイヤ改正で廃止された。これにより1時20分台の最終列車も消滅した。

2016年3月26日のダイヤ改正までは、上述した列車の西明石駅到着が1時36分であったため、高崎線高崎駅1時37分着(2021年のダイヤ改正で現在の時刻に繰り上げ)と中央線快速東京駅高尾駅行きの高尾駅1時37分着(2020年のダイヤ改正で1時22分に繰り上げ、その後2021年のダイヤ改正で0時台に繰り上げ)が同率で日本一遅い最終列車であった。
さらに2014年3月15日のダイヤ改正までは、鹿児島本線有明7号博多駅熊本駅行きが終点に1時48分に到着する日本一遅い最終列車であった。この列車は新幹線の最終列車後に両都市のアクセスを確保するために九州新幹線の全通後も運転されていたが、このダイヤ改正で廃止された。有明7号は1時40分台に走っていた最後の最終列車であった。ただし、この有明7号は2011年3月12日までは熊本1時30分着であったため、それまでは上述した1時36分西明石着が日本一遅い最終列車であった。
なお、2010年3月13日のダイヤ改正までは大阪環状線阪和線紀勢本線新大阪駅紀伊田辺駅行が終点に1時47分(2009年3月16日改正までは1時45分、2008年3月15日改正までは1時46分、2007年3月18日改正までは1時43分、2006年3月18日改正までは1時41分)に到着しており、日本一遅い最終列車であったが、このダイヤ改正で御坊駅(1時22分着)止まりとなった。この列車は2000年3月11日のダイヤ改正までは新宮駅行きの夜行列車(元は「南紀」→「はやたま」)であり、それ以降は日本一遅い終電であったものと思われる。
2000年以前に関しては高尾駅着1時37分着の電車であった可能性が高い。

関連項目[編集]