歴史ヲタ
歴史ヲタ(れきしをた)とは、歴史学者・歴史教員等の歴史を専攻することに関する職業に就かなかったもののうち、ただ単に趣味として歴史の知識を持つ者に対する蔑称である。歴史学を専攻する学生は含まれない。
名称[編集]
「ヲタ」は蔑称に該当するとされ、他人に対して用いることは避けなければならない。歴史研究者ともいう。
なぜそうなったか[編集]
歴史学は日本では小学校高学年から学び、重要な教養とされている。歴史を記した雑誌や書籍が多数発行され、多くの日本国民は中学校卒業レベルの日本、世界の歴史の知識を有している。しかしなぜ、一部の人がさらに知識を深めるのであろうか。一つは歴史の究明、在野の研究者、趣味、家族の影響である。特に祖父母から昔の話を聞かされていたものが陥りやすい。
概要[編集]
歴史オタの定義には2つある。一つは、単に歴史についてやたら詳しい人物で、歴史学者・歴史教員等の歴史に関する職業に就かなかったもの全般を指す。また、歴史に関する詳しさの基準は日本史であれば山川出版社の詳説日本史B、世界史であれば山川出版社の詳説世界史B、を完全に暗記しているレベル以上をさす。
いわゆる歴史のオールラウンダーで大相撲で言えば偉大なる大横綱白鵬翔様タイプである。
もう一つの定義はスペシャリスト歴史オタと呼ばれており、やたらと詳しい分野と、全く無知な分野を兼ね備えているタイプである。例を挙げれば帝国陸軍の士官の卒業年次・同期生・赴任先等を全て暗記しているにもかかわらず、平安時代の建物様式と室町時代の建物様式の区別すらつかないタイプである。いわゆる突き押し特化の大関貴景勝タイプである。
また、歴史のうちのごく短い時期の出来事をよく知っていてもそれは歴史ヲタにはならない。例えば赤穂事件がその例である。
行動[編集]
資料の収集と整備が主な活動である。さらには書籍を出版した者もいる。ただし、暴走して怪しい説をでっち上げる者もいるので注意しなければならない。