国立霞ヶ丘陸上競技場
名称 | 国立霞ヶ丘陸上競技場 |
所在地 | 東京都 |
開場 | 1958年 |
閉場 | 2014年 |
芝 | 天然芝 |
ピッチサイズ | 105 x 68 m |
収容人数 | 50,339人 |
国立競技場(こくりつ きょうぎじょう)は日本の陸上競技場。正式な名称を「国立霞ヶ丘陸上競技場」 (こくりつかすみがおかりくじょうきょうぎじょう) という。 昭和33年(1958年)3月30日、大正時代からの明治神宮外苑競技場を解体して、新たに東京の千駄ヶ谷に国立競技場が完成した。完成直後の同年5月の第3回アジア大会や昭和39年(1964年)の東京オリンピックの主会場となった。この際にスタンドの増改築、聖火台の新設など大幅な回収が行なわれた。サッカーやラグビーの試合などでも使用され、様々なグループのコンサートも開催された。
平成27年(2015年)、2020年東京五輪開催に伴い、新国立競技場を建設するため取り壊された。
サッカーの聖地[編集]
古くから国立競技場は日本サッカーの聖地として有名であり、天皇杯は1967年度の第48回から、この地で1月1日 (元日) に行われるのが恒例だった。またJリーグは1993年5月15日の開幕戦 (ヴェルディ川崎 対 横浜マリノス) やFUJI XEROX SUPER CUP[1]、ヤマザキナビスコカップの決勝を開催してきた[2]。全国高等学校サッカー選手権大会も長らく当地で開会式と準決勝・決勝を開催しており、「国立」が高校サッカーの大会を表現する通称として定着していた。
Jクラブでは都内をホームタウンとするFC東京[3]・東京ヴェルディのほか、ホームスタジアムが比較的小さい柏レイソル[4]やヴァンフォーレ甲府[5]が、ホームスタジアムの改修工事の兼ね合いで鹿島アントラーズや川崎フロンターレ、栃木SC、さらにはジェフユナイテッド千葉や湘南ベルマーレ、清水エスパルス、ジュビロ磐田、名古屋グランパスなどが当地でホームゲームを開催した。また甲府は2014年の豪雪時に、アルビレックス新潟は新潟県中越地震が発生した2004年秋に[6]、鹿島は2011年の東日本大震災発生時に[7]、それぞれホームゲームを当地に振り替えて開催した。
脚注[編集]
- ↑ 横浜国際総合競技場 (日産スタジアム) で開催された2005年・2011年を除く。
- ↑ 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われた1994年を除く。
- ↑ ちなみにFC東京はこれまで獲得した4つの三大タイトルの決勝戦がすべて国立競技場で開催された (改修後の2020年ルヴァン杯も含む) 。
- ↑ 主に鹿島戦や浦和戦で使用。
- ↑ 主に浦和戦で使用。なお、2014年のJ1リーグ第12節・甲府対浦和戦が当競技場での最後のJリーグ公式戦となった。
- ↑ 本拠地の新潟スタジアム (現:デンカビッグスワンスタジアム) に被害は少なかったが、自衛隊の災害派遣基地として使われた。
- ↑ 本拠地のカシマサッカースタジアムで、観客席などを中心に被害が出た。