第2回エンペディア大賞」が2月いっぱい開催中です。2024年に作成された記事の中から、お気に入りの記事に投票しましょう!

冨士大石寺顕正会

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
記事をシェア:
X(旧Twitter)にシェアする
Threadsにシェアする
Facebookにシェアする
はてなブックマークにシェアする
LINEにシェアする
ナビゲーションに移動 検索に移動

冨士大石寺顕正会(ふじたいせきじけんしょうかい)とは、埼玉県さいたま市大宮区に本部を置く1957年(昭和32年)に設立された宗教団体である。通称は顕正会(けんしょうかい)。

日蓮大聖人の仏法を信仰している法華経系の在家仏教団体である。

1996年(平成8年)に宗教法人として認証された。

概要[編集]

顕正会の正式な設立は1957年(昭和32年)だが、前身となる東京妙信講(とうきょうみょうしんこう)は日蓮正宗の信徒団体の法華講の一つとして1942年(昭和17年)に日蓮正宗の信者の浅井甚兵衛(あさい・じんべえ)を初代の講頭として結成された。

1957年(昭和32年)に妙信講(みょうしんこう)となった。

1970年代から日蓮正宗創価学会とは「対立関係」で仲が悪い。

1974年(昭和49年)に顕正会は、日蓮正宗の信者団体から「破門」された。

現在の顕正会は、日蓮正宗大石寺とは無関係の宗教団体である。

1982年(昭和57年)に妙信講が「日蓮正宗顕正会」(通称は顕正会)に名称変更した。 浅井甚兵衛の息子の浅井昭衛(あさい・しょうえい)が 顕正会の会長に就任した。

1996年(平成8年)に日蓮正宗顕正会が「冨士大石寺顕正会」(通称は顕正会)に名称変更した。

2023年(令和5年)10月16日に顕正会の会長の浅井昭衛が91歳で病気のために死去したことが顕正会から発表された。

2023年(令和5年)10月に浅井昭衛の息子(次男)の浅井城衛(あさい・じょうえい)が顕正会の会長に就任した。

顕正会は、強引な勧誘活動を行っていることで知られる。

駅前繁華街などで顕正会の機関紙「顕正新聞」を配布している。

顕正会は、信者数を約200万人と公称しているが、実際にはこれより少ないとみられる。

顕正会の特徴[編集]

  • 日本の全国民を顕正会の信者にする「国教化」を主張している。
  • 国(日本政府)の費用で日蓮の仏法の礼拝堂を建てる「国立戒壇の建立」を主張している。
  • 顕正会(日蓮の仏法の教え)に入信しなければ、核戦争大地震日本は滅びるなどの終末思想を主張をしている。
  • 1970年代から日蓮正宗創価学会とは「対立関係」で仲が悪い。
  • 顕正会の会長は、祖父(浅井甚兵衛)・父親(浅井昭衛)・息子(浅井城衛)の浅井家3代の世襲。(まるで北朝鮮みたいな世襲。)

宗教勧誘[編集]

前述の通り、顕正会は強引な勧誘活動を行っていることで知られる。

  • 断ってもしつこく勧誘してくる。
  • お金はかからないと言われたのに金銭の請求があった。
  • 顕正会に入信すると表明するまで帰らせてくれない。
  • 一度、顕正会に入信してしまうと簡単には辞めさせてくれない。

など数々の宗教勧誘の被害報告がある。

近年は、オタクマニア)の若者を勧誘対象と見なしているようで、アニメイトゲーマーズなどのアニメ関係の専門店やゲーム関係の専門店や大規模な同人誌イベント、東京の秋葉原大阪市の日本橋や難波名古屋市の大須などにあるオタクマニア)向けの店舗が多く立ち並ぶ街区、アイドル声優アニメゲームのライブイベントなどに顕正会の勧誘員が出没している。近年は、鉄道ファンのイベントにも顕正会の勧誘員が出没しているという。イベントにやってくる顕正会の勧誘員はそのイベントの中身を殆ど知らない、見当違いな答えをするといった見分け方があるが、時折ちゃんと知識を持った顕正会の勧誘員もいるので要注意。

なお2013年(平成25年)9月時点で警視庁に対し、顕正会の強引な勧誘に関する相談は約80件以上あったという。

主な宗教勧誘トラブル[編集]

  • 2001年7月2日 - 本千葉駅前で入信を断った男性に対し、信者3人が暴行を加える。
  • 2002年5月2日 - 名古屋市内で入信を断った男性に対し、信者1人が手首や服を引っ張るなどの暴行を加える。
  • 2005年(平成17年)7月28日 - 強引な勧誘をしたとして、神奈川県警本部の警備部と瀬谷警察署が顕正会の横浜会館を家宅捜索した。信者2名が監禁容疑で警察に逮捕された。警察の発表によると信者2名は容疑を認めたという。
  • 2013年(平成25年)9月11日 - 信者2名が東京都内に住む男性に「入信しなければ五体満足でいられなくなる」「入信したことを家族に話したら大勢で(男性の自宅に)押しかける」などと言って強引な勧誘したとして警視庁公安部は、強要罪の容疑と暴力行為処罰法違反の容疑で信者2名を任意で事情聴取するとともに、埼玉県さいたま市大宮区にある「顕正会本部」や東京都板橋区常盤台にある顕正会の東京会館など5箇所を警察が家宅捜索した。
  • 2015年10月5日 - 信者の男3人が上野公園にいた20歳未満の大学生に「東京見物に行かないか」と声をかけて車に乗せ、東京都板橋区常盤台の顕正会の施設まで連れ去る。車中で顕正会へ勧誘されていることに不安を感じた大学生が母親へ携帯電話のメッセンジャーアプリで「誘拐されている」というメッセージを送り、それを見た母親が警察に通報したことで事件が発覚した。

創価学会本部襲撃事件[編集]

1974年(昭和49年)10月には、顕正会と創価学会との間の「宗教対立」が激化して、顕正会の信者約70名が東京都新宿区信濃町にある「創価学会本部」に顕正会の信者が街宣車で突入して創価学会の会館の敷地内に不法侵入した「創価学会本部襲撃事件」が起きた。 顕正会の信者12名が創価学会の会館の敷地内に不法侵入した容疑で警察逮捕された。

参考資料[編集]

外部リンク[編集]