中村泰士

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中村 泰士(なかむら たいじ、1939年昭和14年〉5月21日[1] - 2020年令和2年〉12月20日[2])は、日本作曲家作詞家。本名はたいし(漢字は同じ)。

略歴[編集]

奈良県出身。既婚者で長男あり。

昭和32年(1957年)に歌手としてデビューする。楽曲制作を中心に活動し、昭和の歌謡界でヒットメーカーとして活躍する。中村が作曲したちあきなおみの「喝采」(1972年)、細川たかしの「北酒場」(1982年)などがそれぞれ、日本レコード大賞を受賞している。他にも桜田淳子五木ひろしヒデとロザンナなどの作曲を、佐川満男の「今は幸せかい」では作詞と作曲を手掛けている。

タレントとしても活躍し、「スター誕生!」の審査員、「笑っていいとも!」のレギュラーなどを務めている。その後は活動の場を関西に移し、歌謡曲の名曲を大勢の観客が合唱するイベントの開催、大阪の北新地を舞台にした楽曲で話題を集めた。

政治にも活動の場を広げ、その有名人としての業績をもって平成7年(1995年)の奈良県知事選、平成8年(1996年)の第41回衆議院議員総選挙に立候補したが、いずれも落選している。

令和2年(2020年)11月肝臓癌であることを公表して音楽活動を継続。12月5日に客船でライブを開催したのが最後のステージとなる。12月20日午後11時50分、肝臓癌のため、大阪府大阪市病院死去した。81歳没。

歌手としての曲[編集]

シングル(美川鯛二名義)[編集]

  • 野良犬のブルース/哀しき姉(デビュー曲・東芝音工/JP-1369)
  • 赤いヨットは死んでいた/気まぐれデイト (東芝音工/JP-1401)
  • 泣いていたのさ/夜が来て恋をして (東芝音工/JP-1440)
  • 街灯/街の灯よ消えないでくれ(東芝音工)
  • 網走0(ゼロ)番地/ネリカン・ブルース (ソノシート/SONO RECORDS SS-25)

シングル[編集]

  • 昭和時代のおやじ達 / 大阪ヒューマンランド〜やんか!〜(2003年4月28日)
  • 俺…(2008年11月10日)

アルバム[編集]

  • 人生満喫(2003年4月28日)

提供曲[編集]

校歌  大阪偕星学園高等学校

イメージソング

出演[編集]

ラジオ[編集]

  • 中村泰士の明るく元気にヨーイドン!CBCラジオ
  • 歌は世につれ……歌好きドン!(2010年 - 2020年9月、ラジオ大阪 金曜 18:00 - 18:30)中村泰士、浅田あつこ、三谷俊之
  • 中村泰士のG POP(2020年10月2日 - 2020年12月25日、ラジオ大阪 金曜 18:00 - 18:30)死去の数週前からの放送分からラジオ大阪から新型コロナウイルス感染防止のため収録参加を止められていたため、12月25日放送分には出演していない、また放送の冒頭に藤川貴央(ラジオ大阪アナウンサー)によって中村泰士のG POP、今日のこの番組は今月16日に事前収録されたものですという断りが挿入されている。2021年1月1日の当番組枠は「ヒットメーカー 中村泰士ヒストリー」を放送する予定。

CM[編集]

テレビ[編集]

ドラマ[編集]

以下は全てTBSテレビ

バラエティー[編集]

イベント

波の上SUPER歌謡劇場in島ぜんぶでおーきな祭(2016年4月24日)‐水谷千重子とともに司会

著作[編集]

単著[編集]

  • おじさんスピリット―一度遊びに来ませんか(1983年11月、山手書房)
  • 心人類―子供の手の届く所に置いてください。(1992年7月、はまの出版)ISBN 978-4893611406
  • いい日いちにち―キュートナーからのメッセージ(2003年12月、アスク)ISBN 978-4901681155
  • まがって、シャン!(2012年5月3日、遊タイム出版)ISBN 978-4860103101
  • うつを超えた39のモノローグ (2013年10月15日、ゴマブックス

共著[編集]

  • M2C『カラオケの科学 知って納得歌えば最高―好奇心があるなら歌はどんどんうまくなる』(1997年2月、はまの出版)ISBN 978-4893612298

脚注[編集]

  1. http://columbia.jp/~yasushi/profile.html 日本コロムビア
  2. “中村泰士さん死去 81歳 「喝采」「北酒場」で日本レコード大賞を受賞”. オリコンニュース (オリコン). (2020年12月24日. https://www.oricon.co.jp/news/2180200/ 2020年12月24日閲覧。 

外部リンク[編集]