ヒシマサル (2代目)

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お知らせ
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。詳しくはwp:ja:馬齢#日本における馬齢表記を参照してください。
ヒシマサル
欧字表記Hishi Masaru II / Hishi Masaru(USA)
品種サラブレッド
性別
毛色黒鹿毛
生誕1989年2月20日
死没2018年3月6日(満29歳没)
Secretariat
クリームンクリムズン
母の父Vaguely Noble
生国アメリカ合衆国の旗(国連サイズ).png アメリカ合衆国ルイジアナ州
生産Camelot Thoroughbred
馬主阿部雅一郎
調教師佐山優栗東
競走成績
生涯成績13戦5勝
獲得賞金2億1892万9400円
 
勝ち鞍
GIII きさらぎ賞 1992年
GIII 毎日杯 1992年
GIII 京都4歳特別 1992年

2代目ヒシマサルは、日本競走馬

来歴[編集]

父・セクレタリアト、母・クリームンクリムズン、母の父・ヴェイグリーノーブルという血統。アメリカ合衆国ルイジアナ州の牧場で生産され、初代ヒシマサル馬主の息子・阿部雅一郎氏が購入。日本へと輸入された。

なお日本の競走馬名の登録ルールに

  • G1クラスのレースに勝利した馬の名前は再利用できない

というものがある。ヒシマサルの名前はG1級レースの安田記念覇者の馬に使われていて国内での再使用は本来出来ないのだが、ヒシマサルは国際保護馬名の対象外であり、生産国であるアメリカで「Hishi Masaru」として馬名を登録してから日本へ輸入されたため、これを回避することが出来た。しかし当時は物議を醸したという。

1991年11月に京都開催の新馬戦(芝1800m)でデビューするも4着。中1週で臨んだ2戦目で初勝利を収め、中京3歳ステークスでの3着を挟んで寒梅賞、きさらぎ賞、毎日杯、毎日放送京都4歳特別と4連勝を達成。しかしこの4連勝目が生涯最後の勝利となった。以後ニュージーランドトロフィー4歳ステークス、京都大賞典、ドンカスターステークスの全てで2着。ジャパンカップ5着、有馬記念9着、トパーズステークス13着と成績が低空飛行となり、トパーズステークスを最後に引退した。

引退後は種牡馬となるも、日本での成功例が少ないボールドルーラー系の血統が生産者に不安視されたために宛てがわれた牝馬の質はお世辞にも良いとは言えず、ヒシアマゾンとの交配がオーナーの強い希望で実現したものの、産まれたヒシアンデスは4戦未勝利という結果に終わった。数少ない出世馬に、地方重賞を2勝したカンセイグローバル駿蹄賞ライデンリーダー記念)や、2歳オープンの芙蓉ステークス3着のユーワテイクワンがいる。

2000年に種牡馬からも引退。養老牧場ではニッポーテイオーウイニングチケットと仲が良く、2018年3月6日に老衰でこの世を去るまで静かな余生を送った。

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
1991.11.09 京都 3歳新馬 芝1800m(良) 8 2 2 003.00(2人) 04着 01:51.3(37.0) -1.0 角田晃一 53kg サークルワンダー
0000.11.24 京都 3歳新馬 芝1600m(良) 12 6 7 003.80(2人) 01着 01:38.3(37.1) -1.3 田島信行 54kg エイシンテネシー
0000.12.15 中京 中京3歳S OP 芝1800m(良) 11 8 11 001.70(1人) 03着 01:50.2(36.1) -0.5 角田晃一 54kg マヤノペトリュース
1992.01.26 京都 寒梅賞 500 ダ1400m(良) 15 7 12 001.40(1人) 01着 01:25.7(36.9) -0.2 武豊 55kg (マヤノプロミネンス)
0000.02.16 京都 きさらぎ賞 GIII 芝1800m(良) 12 8 11 003.40(2人) 01着 01:48.5(35.8) -0.3 田島信行 55kg (マヤノペトリュース)
0000.03.29 阪神 毎日杯 GIII 芝2000m(重) 12 5 5 001.50(1人) 01着 02:06.6(36.0) -0.2 田島信行 56kg (ホクセツギンガ)
0000.05.10 京都 毎日放送京都4歳特別 GIII 芝2000m(良) 8 2 2 001.30(1人) 01着 02:04.2(37.2) -0.2 田島信行 58kg (ホクセツギンガ)
0000.06.07 東京 NZT4歳S GII 芝1600m(良) 10 7 7 001.70(1人) 02着 01:35.1(35.2) -0.2 郷原洋行 56kg シンコウラブリイ
0000.10.11 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 14 6 9 001.30(1人) 02着 02:24.8(35.0) -0.2 武豊 55kg オースミロッチ
0000.11.08 京都 ドンカスターS OP 芝2400m(良) 10 8 10 001.40(1人) 02着 02:24.9(36.0) -0.1 武豊 57.5kg レガシーワールド
0000.11.29 東京 ジャパンC GI 芝2400m(重) 14 8 13 014.40(8人) 05着 02:25.5(37.0) -0.9 武豊 55kg トウカイテイオー
0000.12.27 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 7 14 006.90(3人) 09着 02:34.5(34.9) -1.0 武豊 55kg メジロパーマー
1993.11.28 京都 トパーズS OP 芝2000m(良) 15 6 11 006.50(3人) 013着 02:02.2(37.1) -1.4 田島信行 60kg トーワナゴン

血統表[編集]

ヒシマサル (Hishi Masaru II)血統ボールドルーラー系 / Nearco4×4=12.50% Prince Rose4×5=9.38%) (血統表の出典)
父系 ボールドルーラー系

Secretariat
1970 栗毛
父の父
Bold Ruler
1954 鹿毛
Nasrullah Nearco
Mumtaz Begum
Miss Disco Discovery
Outdone
父の母
Somethingroyal
1952 鹿毛
Princequillo Prince Rose
Cosquilla
Imperatrice Caruso
Cinquepace

*クリームンクリムズン
Cream'n Crimson
1980 鹿毛
Vaguely Noble
1965 鹿毛
*ヴィエナ
Vienna
Aureole
Turkish Blood
Noble Lassie Nearco
Belle Sauvage
母の母
Crimson Lass
1966 鹿毛
Crimson Satan Spy Song
Papila
Chibio Lass Prince Bio
Chiberta F-No.5-b
母系(F-No.) 5号族(FN:5-b)
5代内の近親交配 Nearco4×4、Prince Rose4×5


外部リンク[編集]