サンドウィッチ
サンドイッチ、サンドウィッチ(英語: sandwich)は、
などのパンに様々な食材・具材を挟んだり載せたりした料理である。
サンドウィッチとサンドイッチの表記揺れあるが、どちらも正しい。
名称[編集]
18世紀に「イギリスの貴族であるサンドウィッチ伯爵が、カルタ遊びに興じるあまり、ナイフやフォークを使わずに食べられる料理を作れとコックに注文し、この貴族の名前が料理名となった」とされる。
当人は開明的であったらしく、海外の文化にも興味があったようで、「サンドウィッチ諸島」などにも名を遺している。日本語では、動名詞化して「サンドする」という語も用いられる。
概要[編集]
古くから世界中で、労働者や軍人、旅行者の間で食べられていた。日本でも明治時代から作られ、駅弁にも採用された。挟む具材は、肉、魚、野菜、果物、ジャムなど様々である。
軽食あるいは食事としてのおかずパンもあり、メソポタミアにおけるシュメル文化の時代から弁当として用いられていたことが記録されている。「ダウウッド・サンドウィッチ」や「焼きそばパン」などは「おかずパン」の一種であろう。
そうなるとホットドッグやハンバーガーも、広義のおかずパンのひとつとも解釈しうる。「カレーパン」なども同様である。
パンの違い[編集]
食パンを使うものやコッペパンを使うもの、バンズを使うものなどいろいろある。
食パン[編集]
二分の一斤を四枚切り・六枚切り・八枚切り・十枚切りしたものがありコンビニで売られていたりするのは十枚切りである。
英国式のお茶会で出されるキューカンバー・サンドウィッチは十枚切りのパンの耳を落とし、ドライ&トーストしたものにバターを塗って胡瓜を挟む。
カツサンドなどは食べごたえを重視して厚切りパンを使う。
コッペパン[編集]
垂直に切ったものはホットドッグや焼きそばパンなどに用いられる。
水平に切ったものはダグウッド・サンドウィッチや「サブウェイ」のサンドウィッチ、アニメ映画イエロー・サブマリンから派生したサブマリン・サンドイッチなど各種ある。フランスパンが使われているかもしれないが、詳細はよくわからない。
バンズ[編集]
ハンバーガーに用いられることで知られる。バンズは「麩切り」といってグルテンの結合を切る処理を行なったものがある。
ベーグルが使われているケースもあるかもしれない。
その他[編集]
パン自体はシュメールヤ古代エジプト時代から存在しており、種類も豊富なので、細かく分類しはじめると収拾がつかなくなる。「とにかく、あるものを適当に挟んで食べる」というものなので、「砂と魔女以外はなんでも挟んでいいからサンドウィッチ」という俗説も、それなりに説得力はある。
現状[編集]
日本国内ではパン屋、喫茶店、レストラン、コンビニエンスストア、スーパーマーケットで販売されているほか、自宅で作ることも多い。
脚注[編集]
種類[編集]
- カツサンド
- ハムサンド
- 玉子サンド
- ミックスサンド
- チーズサンドイッチ
- ホットサンドイッチ(クロックムッシュ・クロックマダムなど)
- コッペパン
- ホットドッグ
- サバサンド(エキメキの一種)
- ハンバーガー
- 納豆サンド
- ヤマイモサンド
- ポテトサラダサンド
- 焼きそばパン
- トーストサンドイッチ
- 餅サンド
- きゅうりサンド