食材

食材とは、食品の原材料一般をいう。加熱・あく抜き・茹で零しなどの過程を経ないと食品になりづらいものを含めて食材といい、食品の前段階的な扱いを受ける。

概要

たとえば生の豚肉は食材のひとつであるが、生食は一般的に忌避されていて、「生ハム（プロシュート）」などの「食品化」などのプロセスを経なければならない。日本の主食としての米も、加熱して澱粉をアルファ化しなければならず、生米を食うと下痢をしかねない。そういった観点から「食材」と「食品」は区分されているので、基本的には「そのまんま生で食える食材」は食品の一部である。
ただし、調理を前提とすると、食材と食品の区分は曖昧である。たとえば蜂蜜はボツリヌス菌の芽胞を含んでいる可能性があり、一歳未満の乳児には禁忌である。