ハンバーガー
ハンバーガー(英: Michael Peter Leopold Hamburger)とは、丸い円形パンのハンバーガーバンズにハンバーグステーキなどを挟んだ料理である[1]とされるが、コミュニケーション・ツールでもある。
概要[編集]
いわゆる「バンズ」に
などを挟んだものである。いちおう孤食としても成立しているが、「公衆の面前で喰う」のが漢前的でカッコいい。
「大口を開けてかぶりつく」のが基本であり、「自然にひっくり返す」「ピックとか刺さっていると邪魔」「テラス席とか、歩きながら喰う」というのが定法である。
「なぜハンバーガー用のバンズの下のほうが薄くて硬いのか?」というのは米国人の少なからぬ人々を悩ませてきたインポンダラブルである。この件に関しては、小売りのパン屋は皆が皆スライサーのせいにしたというが、「本当のことを言えば、パンの風味と肌理(きめ)は、上の部分部分で決まってくるため、この部分のサイズが大切なのだ」という話がある。「裁断ラインはマッシュルーム・トップより下にあるため、見映えを気にして型の縁より上のほうで切ることが多いからだ」という。「肉汁によって底がヨレヨレになりそうだと思ったら、ハンバーガーをひっくり返してかぶりつく」という漢十段もいる。これにより、「中身がバンズの底よりも大きくはみだしてしまう」という問題も、同時に解消される。このとき、生タマネギ、スライストマト、ピクルスの上下関係も当然逆になるために、悩ましい問題も起きることがある。だいたい、「かぶりつく」という行為は「かぶりつける適正なたかさ」というものがあるので、かぶりつける高さではないハンバーガーをナイフで切ってフォークで口に運ぶというのは「握り飯をナイフとフォークで喰う」のに等しい侮辱的な行為である。「だったら掌で押しつぶしてひっくり返してかぶりつけ」と言いたい。
関連作品[編集]
- 『古畑任三郎』- ハンバーガーにはピクルスが五枚入っていないといけない、と主張する場面がある。
- 『一人だけの軍隊』(ハヤカワ文庫) - 「タマネギ多めで」と注文したのに、ちょっぴりしか入っていなくて、しかも腐ったようなものが混じっているというので除けて食べる、という場面がある。ちなみに『ランボー』の原作である。
- 『生きる』(根本敬)- 村田さん一家が上司(というか親分というかあいつ何者なんだろう)のごり押しで「村田バーガー」という「いかにも流行しなさそうな」自家製ハンバーガー屋を始める話がある。
参考資料[編集]
- デイヴィッド · フェルドマン『アメリカン・トリビア』(朝日出版社)
脚注[編集]
チェーン店の一覧[編集]
「カテゴリ:ハンバーガー店」も参照
世界展開[編集]
日本独自[編集]
ご当地バーガー[編集]
関連項目[編集]
外部サイト[編集]
- 『“パン”と“バンズ”ってなにが違うの? マクドナルドのメーカーに聞いた秘密』(https://ascii.jp/elem/000/004/160/4160841/)