弁当

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弁当(べんとう)とは、外出先で食事を取るために、箱などに料理を詰めるなどしたもの。 かつては辨當とも表記したが、表記の発祥については各種の説があり、不確かである。

概要[編集]

「花見弁当」「幕の内弁当」「松花堂弁当」「駅弁」のほか、「空弁」「日の丸弁当」「海苔弁」など、種々ある。

弁当箱[編集]

各種あり、「花見弁当」では手提げ型の箱であり、「幕の内弁当」は九つに句切られた漆塗りの箱である、「松花堂弁当」は四つに分けた漆塗りの箱である。「駅弁」となるとさらに多様で、「だるま弁当」や「峠の釜めし」など各種ある。器の蒐集マニアもそれなりに存在する。

弁当の種類[編集]

福岡県の折尾駅で売られている「かしわめし」

容器による分類[編集]

  • 竹の皮などに包んだもの - アルミフォイルや食品用のラッピングフィルムに入れたものも含む.
  • 弁当箱に入れたもの - いわゆる「ドカ弁」と云われるアルマイト製の弁当箱もある。おにぎりなどを入れる籠状のものもある。
  • 専用の弁当用保温容器に入れたもの

などがある。

中身による分類[編集]

  • 日の丸弁当 - 梅干と白飯。海苔や削り節を醤油で和えたものも用いられ、胡麻などをかけることもある。
  • 牛丼弁当
  • 助六弁当 - 助六寿司とも。稲荷寿司と海苔巻の組合せ。

売っている場所による分類[編集]

  • 駅弁 - 駅構内のプラットフォームにある売店や待合室に附属した売店、近隣の店舗で多く売られている。
  • 空弁 - 空港内で多く売られている。
  • コンビニ弁当

利用する場面による分類[編集]

  • 幕の内弁当 - 能・歌舞伎などの観劇中に食す。
  • 松花堂弁当 - 茶席で利用されることを想定して「吉兆」の柚木貞一が考案したものとされる。
  • ドカ弁 - 「土方弁当」の略語。肉体労働者や運動部の活動を行う学生などが、炭水化物を摂取して血糖値を上げたり、シンクロナイズド・スイミングの選手が体脂肪率をコントロールしたり、長距離走者が競技会に備えてカーボローディングを行なうなどの目的のための弁当でもある。「ドカ食い」もここに由来する[1]とする説もある。

大型の弁当箱にスパゲッティ・カルボナーラがぎっしり詰めこまれたものに鶏唐揚と野菜ジュースが弁当、というケースもあったとか。

弁当にまつわる表現[編集]

弁当をつかう[編集]

かつては「弁当を食べる」ことを「弁当をつかう」と表現することがあったが、最近では使われなくなっている。

「弁当を使う」と書いてこのところ、二度、校正者に直された。この表現を知らないらしい。食べるというとナマではないか。大工さんなんかが「ちょっと弁当を使わせて下さい」というのを聞いて育った。「弁当を食べさせて下さい」というと、ごちそうしてくれ、みたいだし。 — ライター・もりまゆみのツイート(リンク

そのあいだ、例の肥った田舎者は、あたしから十五フィートほど離れた場所で、油紙の包みをひらいて、サンドイッチをとり出し、魔法壜のお茶をコップに注いで、ひと息に飲みほしているところでした。それを見た会堂守は、このおごそかなセント・ポール寺院で、こともあろうに弁当なんかつかうとは、なにごとだと思ったのでしょうか、十フィートも離れた場所から、いそいで駆けよってきました。 — ジョン・ディクスン・カー『奇蹟を解く男』(宇野利泰・訳 / 原作・1956年、翻訳・1974年

手弁当[編集]

食事代・交通費、あるいは休憩時間も労働時間としては認められない現場をいう。その場合はあがり仕舞いのはずだが、たいてい時間がかかるので残業になることが多い。
「飯代(食事代。あるいは賄いつき)・足代(交通費)」が出る場合は「アゴアシ付き」というが、それすらも出ないブラックな筋悪案件もあり、そこで弁当を提げて現場に赴くことを手弁当という。
ソフトウェア開発は肉体労働ではないと考えられがちだが、頭脳も肉体のうちである。そのため開発効率は落ちるが、中請は単価と工数のことしか考えていないため、交通費も出なければ飯も食えず睡眠時間も取れず、職場に拘束されて時間外手当も中請に搾取されるケースは多々あって、その結果として現在日本のソフトウェア産業の衰退を招いている。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. 「土方食い」が語源とされる。「早飯・早糞は藝のうち」「そんなにクチャクチャ噛んでると、口の中でウンコになっちまうぞ!」といった叱責も受ける。「飯は飲み物だ」という言い回しもあり、現在でも「~は飲み物」という表現はネットでは一般的である。

関連項目[編集]

その他[編集]

弁当にまつわるジンクス[編集]

  • 船釣りでは、「弁当に梅干を入れると坊主(一匹も釣れない)になる」というジンクスがある。
  • 弁当の呪い