永久欠番

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永久欠番(えいきゅうけつばん)は、プロスポーツ選手の現役中の実績と栄誉を讃えて、その着用背番号を永久的に欠番扱いとし、以後、同チーム内の在籍選手が使用しない・使用できないように保全する措置であり、主にプロ野球選手で設定される。

基本的には同一球団のみの縛りであるが、アメリカの大リーグにおけるジャッキー・ロビンソンの42番のように、特に業績がそのスポーツの全体に及ぶ場合は全球団共通永久欠番となる場合がある。

なお、歴史的経緯から野球の例が特に有名だが、海外ではどうも(選手生命の短さが関係するからか?)サッカーバスケットボール選手の方が多いらしい。

野球永久欠番の一覧[編集]

日本プロ野球[編集]

番号 選手名 球団 制定日
1 王貞治 読売ジャイアンツ 1989年3月16日
1 鈴木啓示 大阪近鉄バファローズ 1985年7月31日[1]
3 長嶋茂雄 読売ジャイアンツ 1974年11月21日
3 衣笠祥雄 広島東洋カープ 1987年9月21日
4 黒沢俊夫 読売ジャイアンツ 1947年7月9日
8 山本浩二 広島東洋カープ 1986年10月27日
10 藤村富美男 阪神タイガース 1958年11月30日
10 服部受弘 中日ドラゴンズ 1960年3月20日
10 イーグルス・ファン 東北楽天ゴールデンイーグルス 2004年12月17日
11 村山実 阪神タイガース 1972年11月2日
14 沢村栄治 読売ジャイアンツ 1947年7月9日
15 西沢道夫 中日ドラゴンズ 1959年3月15日
15 黒田博樹 広島東洋カープ 2016年11月1日
16 川上哲治 読売ジャイアンツ 1965年1月18日
23 吉田義男 阪神タイガース 1987年10月13日
24 稲尾和久 埼玉西武ライオンズ 2012年7月4日
26 マリーンズ・ファン 千葉ロッテマリーンズ 2005年3月26日
34 金田正一 読売ジャイアンツ 1970年4月2日
77 星野仙一 東北楽天ゴールデンイーグルス 2018年3月26日
100 大社義規 北海道日本ハムファイターズ 2009年2月1日
100 球団に対して貢献のある人達[2] 横浜ベイスターズ 1997年11月11日
  1. 2004年をもって球団消滅。合併先のオリックス・バファローズに永久欠番は引き継がれなかったが、最後の監督となった梨田昌孝はシーズン最終戦で選手に向かって「みんな、胸を張ってプレーしろ。お前たちがつけている背番号は、すべて近鉄バファローズの永久欠番だ」と語りかけている。
  2. 2013年に育成選手の今井金太が着用したため失効。2012年に親会社がDeNAに譲渡された時点で失効していた可能性もある。

サッカー永久欠番の一覧[編集]

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Jリーグ[編集]

番号 選手名 クラブ 制定日
2 斉藤俊秀 藤枝MYFC 2013年11月28日
3 松田直樹 横浜F・マリノス 2011年8月12日
5 不明 ガイナーレ鳥取 2001年
13 桐山周也 FC岐阜 2011年
17 坂田道孝 サガン鳥栖 2005年1月30日
31 奥野僚右 ザスパクサツ群馬 2005年

このほか、多数のチームでサポーターに敬意を払い12を欠番としている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]