わ行う
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わ行う（わぎょうう）とは、五十音図においてわ行のう段に当てはまる音である。そのような音があるとすれば/wu/という発音になるはずだが、実際にはこの発音は日本語史上存在したことがないか、あったとしても有史以前に消滅している。/u/（あ行のう）と聞き分けるのが困難であることが理由と思われる。このため、わ行うの仮名は本来存在しないため、わ行うの発音としては、実音は「う」と「ヴ」の中間の音である。江戸時代以降に、五十音図を埋めるために、「于」が片仮名として、「は」の2画目と3画目を「于」に置き換えたものが平仮名として発明された。これらの片仮名はわ行下二段活用動詞の活用表にも使われたが、明治中期には使われなくなった。現代において、外来語の/wu/の音を片仮名で表記する際は、「ウ」が用いられる。
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