そごう大宮店
そごう大宮店(そごうおおみやてん)とは、埼玉県さいたま市大宮区に所在するセブン&アイ・ホールディングス傘下の株式会社そごう・西武が運営している百貨店。旧そごうグループの名残として大宮そごうとよばれることが多い。建物の正式名称は大宮スカイビル。
概要[編集]
大宮駅西口の再開発に伴い、1987年3月に大宮駅西口にオープン。2003年には本館の隣にパーキング館が新設された。また、同時期には本館のリニューアル工事が行われ、そごう名物であった回転展望レストランが閉店し、代わりにエステサロン等のビューティー系のテナントが多数出店した。
沿革[編集]
- 1981年(昭和56年): 株式会社大宮そごう設立。
- 1987年(昭和62年)3月27日 : 開店
- 2002年(平成14年): そごうグループの民事再生法の手続きおよびそごう各社の統合により株式会社そごうへと運営主体が変更される。
- 2003年(平成15年)
- 9月 : 本館8・9・11・12・13階のリニューアルを実施。
- 11月 : そごうパーキング館竣工。
- 2008年(平成20年)4月15日 : この日をもって2階正面入り口に設置されている「イッツ・ア・スモールワールド」を模したからくり仕掛け人形時計の人形部分の運用を終了する。
- 2009年(平成21年)8月 : そごう・西武百貨店を統合した持株会社ミレニアムリテイリングの設立により株式会社そごう・西武の運営となる。
構造[編集]
本館は地下3階地上13階建ての建物となっている。そのうちの西側半分ほどは10階が最上階となっている。
パーキング館は地下2階地上13階建ての構造になっている。このうち、1 - 3階はビックカメラ店が入居している。地下の2フロアの駐車場は契約者専用となっており、一般車は4階から上を利用する形となる。本館とは地下1階、3階、10階(本館9階)で連絡している。
フロアガイド[編集]
階 | 本館 | パーキング館 | |
---|---|---|---|
13F | ビューティ&ヘルシー | なし | 駐車場 |
12F | |||
11F | |||
10F | ペット・スクール | 屋上 | |
9F | レストラン街 | ||
8F | 生活雑貨館 | ||
7F | インテリア・美術・催事場 | ||
6F | 紳士服・スポーツ・ロイヤルサロン | ||
5F | 婦人服・子供服・おもちゃ | ||
4F | 婦人服・宝飾・時計 | ||
3F | 婦人服 | 専門店街OSS24 | ビックカメラ大宮西口そごう店 |
2F | 化粧品・プレステージブランド・大宮駅連絡口 | ||
1F | 婦人雑貨・アクセサリー・正面入口 | ||
B1F | 食品館「エブリデイ」 | 駐車場 | |
B2F | 駐車場 | ||
B3F | 駐車場 | なし |
エレベーター[編集]
一般客が利用できるのエレベーターは本館は3か所、パーキング館は1か所設置されている。
- 本館駅側エレベーター
地下3階から13階までを結ぶエレベーターでシースルー構造となっている。利用者が多く停止可能階も多いが、33人乗りのが2台しか設置されていなく、加えて独立運転のため混雑時は来るまで相当分待つこともありえる。中央エスカレーターや後述する駅側非常用エレベーターの利用も検討したい。開業時は三菱製の特注型アクセルが使用されていたが、2018年から19年にかけて改修工事が行われ、特注型エレモーションプラスとなった。改修前のものはエレベーターガールがかつて乗務していた名残としてアナンセーターや安全確認用ミラーの設置跡があった。また、同時期に設置された他のそごうのエレベーターと同様に扉の開閉時にピヨピヨ音が鳴っていた。
- 本館西側エレベーター
20名乗りのものが2台設置されている。車いす対応の左側は地下3階から10階まで、右側は地下1階から10階までを結ぶ。駅側に比べると利用者は少ないが、それでも混雑することがある。こちらは開業時から使用されている三菱製の特注型アクセルが設置されていたが、2022年になって改修工事が行われ、駅側と同様の特注型エレモーションプラスとなった。かつてはエレベーターガールが乗務していた名残としてアナンセーターや安全確認用ミラーの設置跡があった。また、同時期に設置された他のそごうのエレベーターと同様に扉の開閉時にピヨピヨ音が鳴っていた。
ちなみに、このエレベータの隣にある扉には非常用エレベーターがあるが、業務用なので一般客の利用はおそらくできない。地下2階・地下3階ではこの扉が開いており、外観だけは確認することができる。
- 本館駅側非常用エレベーター
地下3階から地上13階までを結んでいるが、なぜか6階と12階のボタンにはカバーがかけられており、一般客が停止させることはできない。標準型三菱アクセルである。17名乗り1台しか設置されていないが、このエレベーター自体が奥まった位置に設置されており、存在を知らない人も多いので比較的早く来る。もともとは西側の非常用と同様に業務用であったが、駅側用の2台があまりにも混雑して時間がかかるため、一般客向けにも開放されるようになった。
- パーキング館エレベーター
本館の近くの1か所のみの設置であり、9名乗りが3台と17名乗りが1台設置されており、すべてが各階に停止する。東芝製のオーダースペッセルである。このうち17名乗りの方は車いす対応・アナウンス付きの非常用も兼ねている。呼びボタンは9名乗りと17名乗りで分かれている。