ONE PIECE
『ONE PIECE』(ワンピース)は、漫画家の尾田栄一郎による日本の漫画作品。略称は「ワンピース」「ワンピ」「OP」等。
概要[編集]
海賊団「麦わらの一味」を中心として展開する漫画作品。『週刊少年ジャンプ』1997年34号から連載されると、2023年に至るまでジャンプの看板作品となっており、連載期間は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ長さである。
単行本の累計発行部数は国内最多部数。第67巻は初版発行部数405万部という単巻での最高記録をもっている。2014年12月末時点で国内累計発行部数3億2086万6000冊で、「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」として、ギネス世界記録に認定された[1]。
1999年からフジテレビ系列でテレビアニメが放送されており、『ONE PIECE』の人気に一役かっている。2023年現在に至るまで放送されており、単発の特別番組もくまれている。当初は2年間を予定していたが、予想を上回る視聴率が出たため、長期放送に舵を切ることになった。2014年の大晦日にはフジテレビは異例の『ONE PIECE』の劇場版が放送された。
映画化も数回制作されている。その数は、名探偵コナンやドラゴンボール、ポケットモンスターに匹敵するほど。
アニメも漫画も長期で続いているためか、作画ミスが多少見られる。初期の1999年、ゾロの右腕の関節が折れているみたいに曲がっていたり、画面左で戦うゾロがいるのに、画面の右側からもう1人のゾロが見守っているいわゆるダブルゾロ状態になっているシーンがあった。他にも女性キャラの足が3本になっていたり、ニコ・ロビンが手抜きで描かれていたり、女性キャラの脚が異様に長く描かれてたり、シャンクスは本来右腕を失った隻腕のはずだがエースとの会合したシーンで普通に右手で酒を飲んでいたりした。2010年10月にはゾロの左目にあるはずの傷が何故か右目になっていた。この回はストーリーの第一部が終わってから2年後の設定だったため、何らかの伏線かゾロの偽物では、という噂があったが、この翌週に作者自ら「ゾロの目の傷間違えました。傷は左目の設定です。あははは」というコメントを発表して、ただのミスだったことが判明した。
ストーリー[編集]
海賊王、ゴールド・ロジャーはこの世のすべてを手に入れたという伝説の海賊。彼が遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐって、世界は幾多の海賊による「大海賊時代」を迎える。モンキー・D・ルフィは、仲間を集めながら海賊王を目指す。
登場キャラクター[編集]
詳しくは各キャラクターページを参照。
海賊[編集]
麦わらの一味[編集]
本作の主軸を担う海賊団。なお、「麦わらの一味」はルフィたちが名乗っているわけではない。ファンの間では「麦わら海賊団」「ルフィ海賊団」などと呼ばれているが、この呼び方は作中では一切使われていない。グランドラインでは寄り道ばかりしているがそのお陰で一味の結束が強くなったり、船員達が覚醒したりと無駄な時間を過ごしている訳ではない。
- モンキー・D・ルフィ
- 声 - 田中真弓
- 本作の主人公。懸賞金15億ベリー。「麦わらの一味」の船長。シャンクスからもらった麦わら帽子をかぶっている。超人系悪魔の実である「ゴムゴムの実」を食べた悪魔の実の能力者。ゴム人間。八方無礼な性格だが、勇敢な男。「海賊王」になることを目指している。
- ロロノア・ゾロ
- 声 - 中井和哉
- 「麦わらの一味」の剣士。懸賞金3億2000万ベリー。両手に持った2本の剣+亡き幼なじみのくいなの愛刀を口にくわえている
(決して変態ではない)。「三刀流」の使い手で、世界一の大剣豪となることが夢で、その思いはミホークに敗れてからは一層強まっている。 - ナミ
- 声 - 岡村明美
- 航海士。6600万ベリーの賞金首。故郷の村を救うために活動していた海賊専門の泥棒で、過去の経験から海賊嫌い。しかし、ルフィたちに故郷の村を救われて「麦わらの一味」に入団する。なお、故郷を救う話に関係なくお金は大好きな模様。地図(海図)を書く才能があり、世界地図を描いている。
- ウソップ
- 声 - 山口勝平
- 勇敢な海の戦士になるのが夢。2億もの賞金を首に懸けられている。名前の通り嘘付きだが、「妄言を吐く変態」では無く時には勇気ある行動を起こす事もある。が、基本的には臆病。
- サンジ
- 声 - 平田広明
- コック。手を使わずに足のみで戦うスタイル。[2]懸賞金3.3億ベリー。タバコと女好きであり、女相手には何があっても傷つけない[3]。どんな魚でもいるという「オールブルー」の存在を信じて探している。
- トニートニー・チョッパー
- 声 - 大谷育江
- 船医。公にはペット扱いな為懸賞金はたったの100ベリーで、本人もかなりショックを受けていた。悪魔の実であるヒトヒトの実を食べている。自分自身が万能薬となって、どんな病気でも治す医者になることが夢。
- ニコ・ロビン
- 声 - 山口由里子
- 考古学者。「ハナハナの実」の能力者。懸賞金は1億3000万ベリー。素の身体能力は非常に低いが、悪魔の実の能力は強力である。モブの掃討に向いており、主力の援護に回ることが多い。
- フランキー
- 声 - 矢尾一樹
- 船大工。9400万ベリーの賞金首。自分で自分の身体を改造したサイボーグ。
- ブルック
- 声 - チョー
- 音楽家。懸賞金は8300万ベリーである。悪魔の実の能力によって蘇ったことで、骸骨の見た目となる。
四皇[編集]
世間で最強の海賊団たちと認識されている4海賊。白髭が死に、黒髭が入れ代わった。
赤髪海賊団[編集]
- シャンクス
- 声 - 池田秀一
- 赤髪海賊団船長。四皇の一人として知られている。「赤髪のシャンクス」とも呼ばれており、海軍からも暴れると脅威だと認識されている。[4]ルフィの恩人であり、彼が海賊を目指すきっかけとなった人物。
- ベン・ベックマン
- 声 - 曽我部和恭 → 田原アルノ
- 赤髪海賊団副船長。第8巻の作者による記述によると作中で最もIQが高い人物[5]であり、実際に切れ者ぶりが随所でみられる。
白ひげ海賊団[編集]
現在は壊滅しており、残党達も行方不明である。
- エドワード・ニューゲート / 白ひげ
- 声 - 有本欽隆
- 白ひげ海賊団船長。故人。四皇の一人であり、亡くなるまで世界最強の海賊であり続けた。「グラグラの実」の能力者であり、地震によつ攻撃は世界をも滅ぼすと恐れられていた。頂上戦争にて戦死。グラグラの能力はマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)によって引き継がれた。
- ポートガス・D・エース
- 声 - 古川登志夫 / 阪口大助(幼少期)
- 白ひげ海賊団2番隊隊長。元懸賞金5億5000万ベリー。20歳。ルフィとは義兄弟の関係。白ひげを慕っており、彼を王にする事を目標にしている。ルフィと同様大食いだが、マキノによる指導である程度の礼儀は身に付ける。頂上戦争で戦死。折角助けてもらったのに赤犬の挑発に乗った挙げ句に腹を貫かれ死ぬと言う悲しい散り様となった。
黒ひげ海賊団[編集]
- マーシャル・D・ティーチ / 黒ひげ
- 声 - 大塚明夫
- 黒ひげ海賊団船長。闇の引力で全ての物体を引き込む(他の悪魔の実の能力までも自分のものにすることができる)自然系悪魔の実「ヤミヤミの実」の能力者。クロコダイルが王下七武海剥奪後、その後任としてティーチが王下七武海に加盟するが、頂上戦争時に脱退。
- 頂上戦争では重傷を負いながらも、白ひげの殺害に成功する。白ひげ亡きあとの2年後は、四皇の一人となる。
ビッグマム海賊団[編集]
- シャーロット・リンリン / ビッグマム
- 声 - 藤田淑子→小山茉美
- ビッグマム海賊団船長。魂を操る超人系「ソルソルの実」の能力者。第2部のホールケーキアイランド編で麦わらの一味及びベッジと戦闘になるが、取り逃がした。
百獣海賊団[編集]
海軍[編集]
役職は元帥から雑用まである。
元帥[編集]
- センゴク
- 声 - 石森達幸(151話 - 512話)、大川透(ゲーム『アンリミテッドワールド レッド』、TVSP『3D2Y』)
- 海軍本部元帥→海軍本部大目付。
- ストーリー上最初の海軍元帥。アラバスタ編の後に初登場する。海賊には厳しい対応を採るが、腐っている訳ではなく時には勇敢な姿も見られる。マリンフォード頂上戦争では、海軍本部にて白ひげ海賊団と交戦するため海軍と七武海の全戦力を結集させた。頂上戦争後は元帥を退任する。
- サカズキ / 赤犬(あかイヌ)
- 声 - 立木文彦 / 中尾みち雄(中将時代)
- 元海軍本部大将で、センゴクが元帥の座を退いた後に青雉との10日間の激闘に勝利して元帥の座につく。自分が「敵」と見なした相手は必ず殺意を持つ残忍な男。
なぜこんな奴を元帥に
世界政府[編集]
王下七武海[編集]
世界政府公認の7人の海賊たち。海軍本部、四皇に並ぶ「偉大なる航路(グランドライン)」の三大勢力の一つ。
- ジュラキュール・ミホーク
- 声 - 青野武(24話 - 151話)→掛川裕彦(462話 - )
- 王下七武海の一人。世界最強の剣士。ストーリー上では最初に登場した七武海の一人で、東の海編のバラティエ編で初登場した。「鷹の目のミホーク」の異名を持つ。シャンクスとはかつてライバル関係にあった。
- サー・クロコダイル
- 声 - 大友龍三郎
- 秘密犯罪会社「バロックワークス」社社長。自然系悪魔の実「スナスナの実」の能力者。アラバスタ王国を乗っ取って、王になり、「歴史の本文」を解読して古代兵器「プルトン」を手に入れ、大きな軍事国家を築くことが目的だった。
- アラバスタ編最大の敵キャラであり、ルフィと3度交戦し、1度目はルフィの体を大型フックで貫いて、2度目は自身の能力で水分を絞り取りだして勝利するが、3度目の地下聖殿にて「ゴムゴムの暴風雨」を天井を吹き飛ばすほど大きなダメージくらい敗北する。
- だが死んではおらず、ルフィに敗北後は海軍に逮捕され、七武海を剥奪され、最終的には大監獄インペルダウンへ送られる。
- 頂上戦争直前ではルフィがエース救出のためインペルダウンに潜入した際に再登場し、ルフィらと脱獄して、頂上戦争に参戦する。
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ
- 声 - 田中秀幸
- 王下七武海の一人で、アラバスタ編の後に初登場。ドンキホーテ海賊団船長で新世界にある国ドレスローザの国王。糸を使って様々なものを自在に操るイトイトの実の能力者。能力の「覚醒」を遂げている。金髪にサングラス、ピンク色の羽毛のコートが特徴で常に笑みた表情をしている。「天夜叉」の異名を持つ。裏社会ではジョーカーという闇の仲買人(ブローカー)として知られている。
- バーソロミュー・くま
- 声 - 堀秀行
- 王下七武海の一人。革命軍幹部。超人系悪魔の実「ニキュニキュの実」の能力者。ドフラミンゴとともにアラバスタ編の後に初登場。シャボンディ諸島編では、麦わらの一味を世界中の島に飛ばし、一味を崩壊させた。2年後は契約を結んで人格を失い、完全な人間兵器となる。
- ゲッコー・モリア
- 声 - 宝亀克寿元
- 世界最大の海賊船「スリラーバーク」の主。影を自在に操る超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者。頂上戦争後は七武海から除名された。
- ボア・ハンコック
- 声 - 三石琴乃、伊藤かな恵(幼少期)
- 王下七武海の一人。アマゾン・リリー皇帝。九蛇海賊団船長。「海賊女帝」の異名を持つ。
- トラファルガー・ロー(トラファルガー・D・ワーテル・ロー)
- 声 - 神谷浩史
- 2年後の王下七武海の一人。ハートの海賊団船長で「最悪の世代」の一人であり、シャボンディ諸島編で初登場した。「死の外科医」の異名を持つ。本名はトラファルガー・D・ワーテル・ローである。
- 超人系悪魔の実「オペオペの実」の能力者で、一定範囲内にサークルを発生して、円内の生物や物体などを切断し、接着・浮遊させたりすることができる。頂上戦争編の終盤ではボロボロになったルフィを保護し、治療して救った。
- 2年後は王下七武海に加盟しており、パンクハザード編で再登場した。以後ルフィと海賊同盟を組むことになる。
- バギー
- 声 - 千葉繁
- バギー海賊団船長で、元ロジャー海賊団の一人。2年後は王下七武海に加盟しており「海賊派遣組織」の総帥となっているが、現段階で2年後の描写があるのはパンクハザード編後の1コマのみ。
アニメ[編集]
上で述べたとおり、1999年からフジテレビ系列でテレビアニメが放送されている。原作が70巻以上も長く続いているストーリーのためアニメも長くなり、特に東映アニメーション制作したアニメの中では最も長い。また、フジテレビ系のアニメでは、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』に次いで長く続いている。2011年10月からは2年後の設定となる新世界編に突入したが、番組タイトルは変更されていない。
放送開始から2006年9月までは水曜19:00→日曜19:30→日曜19:00とゴールデンタイムでの放送であった。2006年10月以降はローカルセールス枠(フジテレビと一部系列局では日曜9:30 - 10:00)での放送のため、放送局によって放送時間が異なる。
原作との相違点[編集]
以下にはネタバレが含まれています。
- 第1話は、原作第2話に相当するアルビダ編から始まっている(ナミの初登場はこの第1話)。バギーのところに行くまでグランドラインの海図を探している場面が追加。舞台はアルビダのアジトではなく、彼女の船と獲物となった客船。
- ゾロが磔にされていた期間が9日から3週間(21日間)になっている。
- ルフィの少年時代の話を、ルフィがゾロに過去話を語るという形で話されている。またゾロの過去については数ページでしか語られなかった原作より詳細な内容になっている。くいなの死もただ階段から落ちたのではなく、砥石を取ろうとして誤って落ちてしまったということになっている。
- 少年時代のルフィが左頬にナイフを突き立てるくだりは、丸ごとカットされている。
- ガイモンが登場する回が原作では、バギーの話(ナミが仲間になる話)と、シロップ村の話(ウソップが登場する話)の間にあったが、アニメ版では、ウソップを仲間にした話の後に、放送された。
- ゼフが岩場に投げ出されたときに、原作では足を食べて生き残ったことになっているが、アニメ版では船と岩場にはさまれて失ったことになっている。作者は、これを幼い視聴者に対しての配慮だと語っている。
- バラティエ編で、ゼフ達がサンジを海に出すためにサンジの作ったスープを詰るシーンで、原作では一口飲んだだけでスープごと床に捨てているが、アニメではスープはすべて飲み干してから皿だけを床に叩きつけている。
- ベルメールがアーロンに射殺されるシーンで、原作で頭部に突き付けられていた銃口がアニメでは胸に変更されている。
- ローグタウン編のストーリーが一部新たに追加されており、ウソップやサンジのエピソードを追加。特にウソップに関しては原作では謎(ペン入れ時にカットされたが、後に単行本のSBSで解説した)だったスナイパーゴーグルを手に入れるシーンがある。
- ローグタウンにてゾロはたしぎがくいなに瓜二つなことに驚いて、拾ったたしぎのメガネを壊してしまう。その償いとして海軍管理下の建物の廊下を掃除する(モップ3本使いで)。
- ローグタウンでバギーと再会するがルフィは彼のことを忘れている。
- コビメッポ奮闘日記編でモーガンが逃走するシーンが原作とアニメで大きく異なっている。また、アニメではコビーとヘルメッポはリヴァース・マウンテンを越えて海軍本部へやってきたことになっており、ルフィとゾロもこの事実を新聞を通じて知っている(しかし、W7で再登場した際には凪の帯から入ってきたことになり、リヴァース・マウンテンを越えてきたという情報は、海軍が新聞社に対して述べた偽情報とされている)。
- アニメ版のアラバスタ編では「オカマ」という言葉がほとんど出てこない(ボンクレーの最後のシーンでは、「オカマ道(ウェイ)」と言っているように聞こえるが実際は「oh!come my way」と言っている(とは言え、当時の視聴者は「オカマ」に聞こえたと思われる))。Mr.2のコートに書かれている文字は「盆暮れ」(劇場版では原作どおり「オカマ道」である)で、彼が使う技も「バレエ拳法」となっている。ただし、それ以前の軍艦島編ではエリックに対して使われている。
- リトルガーデン篇で、Mr.3がブロギーの手足に刺していたものが異なる。
- チョッパーの登場からしばらくの間、ナミがチョッパーを「トニー君」と呼んでいる。(のちに「チョッパー」と呼称するようになる。)
- アラバスタ編でのエースは、原作ではルフィ達と出会って白い紙(ビブルカード)を渡した後、別れてビリオンズの船を撃沈して出番が終了した。だがアニメ版では「黒ひげがアラバスタにいる」という情報をつかんだため、ビリオンズの船を撃沈後も途中までルフィ達と同行し、砂賊団や賞金稼ぎスコーピオンといったアニメオリジナルキャラクターが登場するエピソードを追加した。ちなみにスコーピオンが登場した話で、黒ひげの件が彼の流した偽情報とわかり、エースはルフィにビブルカードを渡して別れている。
- バロックワークスのユートピア作戦 - アラバスタでの内乱終了は原作では1日で消化される出来事だったが、アニメでは2日に渡る出来事であった(そのためか、作戦の決行時間も原作では朝7時、アニメでは正午のことと異なる)。
- ビビの過去が原作ではユバで語られるがアニメではユバに着く前の道中で語られる。
- チョッパーがカトレアで反乱軍の馬車に乗ってしまい、それをマツゲが助けたエピソードが追加されている。そのため、チョッパーとマツゲは知り合いとなっている。
- ジャンゴが海軍に入隊する経緯は原作の扉絵で説明されていたが、アニメ版では何の伏線も無く突然登場することとなった(いちおう、扉絵に近い話として、映画同時上映の『ジャンゴのダンスカーニバル』があったが、この話はその扉絵の一部をオリジナルシナリオにしたものである)。
- ゴーイングメリー号が原作では、ラブーンとの激突、ブリキング海賊団やヒナ部隊の襲撃によって徐々につぎはぎだらけの船になったが、アニメではこれらの損害を被るものの、何事もなかったかのように修復された。そのためアニメにおける空島直前のメリー号のつぎはぎは、アニメオリジナルストーリーのルルカ島における戦いで被った損害を修復した傷跡とされている。
- アニメでの海軍のつるの初登場時にセリフが無かったのは、恐らく彼女の声優が未だに決まっていないためと思われる(原作の彼女のセリフは別のキャラが喋った)。
- アニメでのバーソロミュー・くまの初登場時にセリフが無かったのは、つる同様、当時彼の声優が決まっていなかったためと思われる。
- 空島の避難を説得する場面でコニスは原作で悪ガキに石を投げられたが、アニメ版ではトマトを投げられた。
- トンジットのウ〜マのシェリーは、原作ではフォクシーに足を銃で撃たれていたが、アニメ版では撃たれた網に足を取られる。
- フォクシー海賊団との「デービー・バック・ファイト」をアニメでは2回(合計6ゲーム)行い、ロビンが一度フォクシー海賊団の一員になった。
- オリジナルではややキャラクターの性格が原作と違うこともある(オリジナルや劇場版になるとなぜか原作の設定以上にゾロとサンジの信頼関係が増す)。
- 上記に関連して、原作では、ゾロはサンジの名を呼んだことがない(「コック」「まゆげ」「ダーツ」などあだ名で呼ぶことが多い)が、アニメではたびたび「サンジ」と名を呼んでいる。
- ゾロとTボーン大佐の対決は原作ではゾロの攻撃によって鎧を砕かれて腹部に受けていたがアニメでは剣を砕かれて弾き飛ばされただけでTボーン大佐は軽傷で済んでいた。
- ルフィがギア2(セカンド)状態になると、肌の色がややピンク色になる。
- 少女時代のロビンは原作で悪ガキに石を投げられたが、アニメ版ではトマトを投げられた。
- ロビンが能力を使った後にアニメでは花びらが散るように体の部位が消える。(後に原作でもそのようにして消えるようになった)
- ルフィとルッチがためらいの橋支柱上層部に上がった時の戦いのやりとり(ルッチの技)などが、原作とやや異なる。
- ためらい橋でのゾロ達と海兵200名との戦いでは原作には無い戦闘シーンが大幅に追加されている。また、ゾロの雪走が破壊されるのが原作より少し遅い。
- ためらい橋の戦いで海兵の能力者が3人出てくるが、そのうち1人が能力者ではなく剣士に変更されている。
- ペローナのネガティブホロウで心を折られた際の台詞で「死のう」という台詞が変更されている。
- ロビンとフランキーがタラランと戦っているとき、ブルックが突然空から落ちてくるシーンがあり原作では理由は不明だったが(しかし「やはり突き落としたくらいでは諦めませんか」というセリフがあることから、同じく既に戦って突き落とされたものと思われる)、アニメではサムライリューマと既に戦っていてリューマの攻撃を受けて落ちてきたという真相が明らかになる。
- ブルックがラブーンの仲間とルフィ達に知れたとき、原作ではルフィ達がラブーンのことを少々話した程度で影を取り返しに行くが、アニメではルフィ達とラブーンが出会った双子岬の回想シーンが約1話分流れる。
- サンジとアブサロムとの対決中、原作ではサンジが刀で刺されるシーンがあったが、アニメでは強烈な飛び蹴りを喰らったというシーンに置き換えられた。
- 麦わらの一味VSオーズの戦いの大幅な追加。原作に無かったシーンなどが多く追加されている。
- スリラーバーク編の最後で、リスキー兄弟が仲間達にゾロの男の美談を語るシーンが無い。
- ハチがジャンゴ同様にその後の経緯が原作の扉絵で説明されずに再登場していた。
- トビウオライダーズ編で、デュバル関連のセリフにおいて「なまり」という言葉がほとんど出てこない。
- シャッキーがわたあめをチョッパーにあげた後、高額な金額を請求してチョッパーを困らせる場面は原作にない。
- シャッキーとブルックの絡み(ブルックの顔についた煮豆をシャッキーがとってあげてシャッキー自身が食べるシーンやブルックが赤面するシーンやブルック恒例のパンツの件やそれにつっこみを入れるケイミーとパッパグのシーンは原作にはなくアニメのみ)。
- シャボンディ諸島でルフィ達が遊園地で観覧車に乗っていた時のシーンで、魚人や人魚の観覧車に対する憧れを思わす回想シーンが原作では子供の頃のハチやアーロンと思われる魚人達の回想シーンであったが、アニメでは子供の頃のケイミーのシーンに差し替えられている。
- シャボンディ諸島のオークション会場で、トラファルガー・ローがキッドに向けて中指を突き立てるシーンが変更されている。
- アニメでは人間オークション会場内でナミがケイミーを取り返す話をしているが原作では会場の外でケイミーを取り返す話をしてから会場入りしている。
- オークションで15番目の踊り子「パシア」の競りの最中のサンジのセリフが原作と異なる(原作ではナミに踊り子を買わないかと言い、ナミとチョッパーから無言でつっこみ((ナミは頭をどつき、チョッパーはお尻を蹴る))をいれられている)アニメのサンジのセリフでは女性の扱いに対して怒りを表している。
スタッフ[編集]
- 原作 - 尾田栄一郎(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
- 企画
- シリーズ構成 - 武上純希(第1話-第195話)[6][7] → 上坂浩彦(第196話-)[8]
- 製作担当 - 樋口宗久(第1話-第115話) → 藤岡和実(第40話-第302話)、坂本憲生知(第270話-第298話) → 松坂一光(第303話-第425話) → 黒木耕次郎(第426話-第584話)[9] → 稲垣哲雄(第579話-)
- 音楽 - 田中公平・浜口史郎
- キャラクターデザイン - 小泉昇(第1話-第425話) → 久田和也(第385話-)[10]
- 総作画監督[11] - 久田和也
- 美術デザイン - 吉池隆司
- 色彩設定 → 色彩設計[12] - 塚田劭(第1話-第312話) → 堀田哲平(第313話-)[13]
- シリーズディレクター - 宇田鋼之介(第1話-第278話)、志水淳児(第131話-第159話) → 境宗久(第244話-第372話) → 宮元宏彰(第352話-第679話) → 深澤敏則(第663話-)[14]
- 編集 - 福光伸一(第1話-第203話) → 後藤正浩(第204話-第345話) → 牧信公(第346話[15]-)
- 録音 - 二宮健治(第1話-第230話) → 渡辺絵里奈(第231話-)
- 音響効果 - 新井秀徳(フィズサウンドクリエイション)
- アシスタントプロデューサー[16] - 出樋昌稔(フジテレビ)・寺本知資(第653話-第672話) → 小山弘起(第668話-第682話)(東映アニメーション)
- 広報 - 為永佐知男(第1話-第79話) → 北野あすか(第80話-第126話) → 正岡高子(第127話-第278話) → 遠藤恵(第279話-第408話) → 田中杏子(第409話-第460話) → 瀬田裕幸(第461話-第482話) → 熊谷知子(第483話-第652話) → 山本麻未子(第653話-) (フジテレビ)
- 録音スタジオ - タバック
- オンライン編集 - TOVIC→東映デジタルラボ[17]
- アニメーション制作 - 東映アニメーション
- 制作協力 - 東映
- 制作 - フジテレビ・東映アニメーション・ADK[18][19]
誤表記[編集]
- 「One Piece」 - 全部大文字じゃないとダメである。
- 「ワンピース」 - 衣服のワンピースと混合するため。
脚注[編集]
- ↑ 2015年6月15日、産経ニュース「人気漫画「ONE PIECE」ギネス世界記録に認定」
- ↑ 手で攻撃しないのは、料理人としてのプライドがある為。
- ↑ ビッグ・マムについては女と見なしていないのか攻撃している
- ↑ しかし、自発的に暴れる事はない
- ↑ しかし、雑魚山賊を逃すという間抜けなシーンもあり矛盾している
- ↑ クレジットなし。
- ↑ ワンピース(avex movie)
- ↑ 第196話から第283話までクレジットなし。
- ↑ 第395話-第425話は「製作担当補佐」という役職でクレジット。
- ↑ 2009年1月から小泉と久田の連名。2009年11月に小泉の降板に伴い、単独で久田のみがクレジットされるようになった。
- ↑ 第575話から新設。
- ↑ 色彩設定は第115話まではEDで、第116話以降は色彩設計とOPでクレジット。
- ↑ 堀田は色彩設計に昇格する前は、色指定を担当していた。
- ↑ 志水は一時期、宇田と連名でクレジット。境と宮元は連名でクレジットされた後に境の降板に伴い宮元単独でクレジットされる様になった。
- ↑ 第323話-第345話までの「編集」に昇格するまでは「編集助手」という役職でクレジット。
- ↑ 第653話から新設。
- ↑ 第460話までは「TOVIC」、第461話以降は「東映デジタルラボ」とクレジット。
- ↑ ノンクレジット。
- ↑ NAS 作品紹介 ワンピース日本アドシステムズ
外部リンク[編集]
FNSの日 |