海軍
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海軍 (かいぐん)とは、軍のうち海の守りを行う行政機関である。
概要[編集]
陸上での戦闘に特化した陸軍に対し、軍艦等を用いて海の守りを行う。守る対象は通商路である。後に上陸作戦を行う部隊は海兵隊へ、国境警備を行う部隊はコースト・ガードへ分離した国家もある。20世紀に入ると航空部隊を設立させた。
組織[編集]
人員として長官の元、艦長を含む士官、准士官、下士官、兵によって成り立つ。軍港、学校といった不動産、軍艦のような兵器を所有する。
沿革[編集]
古代[編集]
国家の誕生により、平時には海賊対策、戦時には船団護衛と通商破壊を行うために組織された。この時期の軍艦は武装商船と変わらず、敵艦に乗り込んでの白兵戦が主であった。専門の軍艦はガレー船で、古代ギリシアでは艦長は専門の軍人だが、漕ぎ手は一般市民となった。カタパルト、バリスタ、投石器であった。
中世[編集]
古代とほぼ同じであるが、主力はイスラム世界に移った。漕ぎ手は奴隷であった。さらにオスマン帝国が強力な海軍を設立したが、やがてスペイン、ポルトガルが台頭した。
近世[編集]
ガレー船は廃れて帆走軍艦が主力となり、互いに大砲を打ち合う砲撃戦となった。オランダ、フランスを抑えてイギリスが主力を握った。艦長以下士官は兵学校を卒業した貴族であったが、水兵は強制的に連れてこられた者が多かった。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 大日本帝国海軍省『青年學校海軍智識』軍人會館出版課昭和15年5月20日改訂増補発行。