JR貨物EH800形電気機関車

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EH800形電気機関車(イーエイチ800がたでんききかんしゃ)とは、日本貨物鉄道(JR貨物)が保有する電気機関車である。

登場の経緯[編集]

1988年の開通以来、青函トンネル区間の機関車にはED79EH500が使用されてきた。しかし、2016年3月改正にて北海道新幹線が開業すると、青函トンネルは新幹線の一部に組み込まれることとなった。これにより在来線の貨物列車が本州-北海道間を通過不可能となるのを防ぐため、新幹線区間も走行できるよう開発されたのが同形式である。

運用[編集]

2012年11月、試作車の901号機が落成。翌12月からJR海峡線にて入念な試運転が実施され、その結果を反映した量産車19両が落成した。2014年7月よりED79の運用を代走する形で運行を開始し、2016年に置き換えを完了した。なお、置き換えられたEH500は首都圏線区に転用され、EF65EF66玉突きした。

現在は全車が五稜郭機関区に所属し、専ら貨物運用に充てられているが、2017年2月運行分までカシオペア紀行の牽引に充当されていた。また、全般検査は苗穂ではなく大宮車両所で行うため、検査時には五稜郭⇔新鶴見間で無動力回送される。

関連項目[編集]


電気機関車
D級 ED16* - ED17* - ED18* - ED42* -ED44* - ED45* - ED46 - ED19* - ED53* - ED60 - ED61 - ED62 - ED70 - ED71 - ED72 - ED73 - ED74 - ED75 - ED77 - ED78 - ED76 - ED79 - ED500
F級 EF10* - EF13* - EF15* - EF16* - EF14* - EF52* - EF54* - EF53* - EF55* - EF56* - EF57* - EF18* - EF58* - EF59* - EF30 - EF60 - EF61 - EF62 - EF63 - EF64 - EF65 - EF66 - EF67 - EF70 - EF71 - EF80 - EF81 - EF200 - EF210 - EF500 - EF510
H級 EH10* - EH200 - EH500 - EH800
私鉄・第三セクター用
西武鉄道 E851 - E31
秩父鉄道 デキ100 - デキ200 - デキ300 - デキ500
名古屋鉄道 EL120
「*」がある形式は旧型機関車(1957年9月より前を製造初年度とする機関車と定義)。