高麗航空
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| 種類 | 国営企業 |
|---|---|
| 本社所在地 | 朝鮮民主主義人民共和国・平壌 |
| 設立 | 1955年 |
| 業種 | 空運業 |
| 事業内容 | 航空運送事業（国内線・国際線） |
| 代表者 | 安平漆 (民間航空総局長) |
| 外部リンク | 高麗航空 |
高麗航空（コリョこうくう、고려항공 コリョハンゴン 英:Air Koryo）とは、朝鮮民主主義人民共和国唯一の航空会社である。IATAコードはJS。
概要[編集]
朝鮮民主主義人民共和国の国営航空会社であり「一つ星航空」の称号をもらった唯一の会社である。主に中国の上海・北京と平壌の間を運航する便を中心にロシア・ウラジオストクや北朝鮮国内を運航。チャーター便という形で名古屋空港や新潟空港に乗り入れたこともある。国際線の機内食ではハンバーガーと炭酸飲料が提供される。使用機材はロシアのポツレフが使用されている。コーポレートカラーは北朝鮮の国旗と社会主義を現した赤色が使用される。
歴史[編集]
- 1955年9月21日 - 創立。当時は朝鮮民航という名称
- 1955年11月 - 平壌-ロシア・チタカダラ空港間の国際定期航路開設
- 1957年3月 - 平壌-咸興-清津間の国内定期航路開設
- 1959年4月 - 平壌-北京間の国際定期航路開設
- 1960年代 - ターボプロップ機のIl-14やIl-18を導入
- 1970年3月 - 平壌-恵山間の国内定期航路開設
- 1974年10月 - 平壌-ハバロフスク間の国際定期航路開設
- 1975年 - ジェット機のツポレフTu-154を導入
- 1977年 - 国際航空運送協会に加盟
- 1980年7月 - 平壌-咸興-恵山間国内定期航路開設
- 1982年 - 長距離機材のイリューシンIl-62を導入
- 1983年4月 - 平壌-モスクワ間の国際定期航路開設
- 1985年 - 兵庫県神戸市で開催されたユニバーシアードのために成田国際空港へチャーター便を運行
- 1987年11月 - 平壌-モスクワ-ベルリン間の国際定期航路開設
- 1989年11月 - 平壌-モスクワ-ソフィア間の国際定期航路開設
- 1992年2月 - 平壌-新潟/名古屋間の旅客・貨物専用航路運用開始
- 1992年3月28日 - 朝鮮民主主義人民共和国政府決定で高麗航空に名称変更
- 1993年4月 - 平壌-バンコク間の国際定期航路開設
- 1996年9月 - 平壌-マカオ間の国際定期航路開設
- 1997年8月 - 平壌-ウラジオストク間の国際定期航路開設
- 2000年4月 - 平壌-瀋陽間の国際定期航路開設
- 2000年7月 - 平壌-ソウル間の旅客専用航路運用開始
- 2002年 - 釜山で開催されたアジア競技大会のためにチャーター便を運行
- 2003年 - 大邱で開催されたユニバーシアードのためにチャーター便を運行
- 2006年3月 - EUによってEU諸国内の運航、航行全面禁止処置が取られた
- 2006年11月22日・12月1日・12月10日 - 平壌-大連間でチャーター便運行
- 2008年8月 - 平壌-クアラルンプール間の旅客専用航路運用開始
- 2008年9月 - 平壌-シンガポール間の旅客専用航路運用開始
- 2008年9月 - 平壌-クウェート間の旅客専用航路運用開始
- 2010年3月 - EUはツポレフTu-204の2機による運航を認めると発表
- 2012年12月12日 - 中国政府は自国を離着陸する航空機の安全管理大幅強化方針を固め、航空機衝突警報装置など国際民間航空機関の安全基準に達しない朝鮮民主主義人民共和国所属航空機に対し、国内空港への離着陸禁止を発表した
- 2018年7月 - 平壌-西安に就航
- 2018年6月28日〜10月 - 平壌-成都間に週2便のチャーター便航路開設
- 2020年1月22日 - 新型コロナウイルスの東アジアにおける爆発的な流行を受けて中国路線の運行を2月10日まで中止
使用機材[編集]
評価[編集]
- 評価としてはサービス、安全性の両方で最低評価をイギリスの航空会社格付け企業スカイトラックスより[注 1]受け、またヨーロッパの航空機関によると、安全性が最低限を満たされていないなどの厳しい評価を受けている
関連記事[編集]
- 中外旅行社 (高麗航空の日本代理店)
外部リンク[編集]
- 高麗航空 - 公式サイト（オンライン予約）
注釈[編集]
- ↑ 比較するのもあれだが、敵国（とされてる）大韓航空は星5、日本航空、全日空も星5評価