高速道路における渋滞の多発地点

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高速道路における渋滞の多発地点では、高速道路において特に渋滞が多発すると言われる区間・地点を列挙する。

一覧[編集]

  • 常磐自動車道 三郷JCT付近
    上りは首都高速東京外かく環状道路の渋滞が伸びてくるため休日は特にここで渋滞する。
  • 東北自動車道 矢板IC付近
    上り線の矢板IC流入ランプ本線車道との合流部から1 km以上に亘って緩やかな上り坂となっており、速度が低下しやすい箇所である。対策として、2010年7月に矢板ICの合流車線は2  kmに延長されており、渋滞緩和が期待されている。またリゾート地である那須・塩原地区からの車両が那須IC黒磯板室IC西那須野塩原ICの各ICから流入してくるために交通量が飛躍的に増加する。
  • 東北自動車道 鬼怒川橋付近
  • 東北自動車道 福島トンネル付近
  • 関越自動車道 藤岡JCT付近
  • 関越自動車道 花園IC付近[1]
    わずか2度くらいであるが荒川を渡る橋が盛り上がっているため、走行速度がわずかに遅くなり、後続車両との車間距離が縮まって、後続車両がブレーキを踏んで更に速度が遅くなり……と自然渋滞が発生しやすい。
  • 関越自動車道 新座料金所付近
  • 関越自動車道 練馬IC付近
  • 上信越自動車道 碓氷軽井沢IC付近
  • 中央自動車道 小仏トンネル付近、相模湖IC付近
    関東屈指の渋滞地点。トンネルによる圧迫感に加え、元八王子BSから当トンネルの間に坂が多数存在しており、その上、高井戸IC-上野原ICは、交通量に対して2車線区間がほとんど(東名、東北道、関越道、常磐道東関道の首都圏部はいずれも3車線ある)のため、土休日、長期連休中を中心に大渋滞が発生する。場合によっては上り線は笹子トンネルまで、下り線は高井戸IC付近まで渋滞が伸びる場合がある。
  • 中央自動車道 笹子TN付近
    トンネル内の圧迫感や工事により車線規制されることが多いのが原因
  • 東名高速道路 大和トンネル付近、綾瀬BS付近
    関東屈指の渋滞地点。関東からの身近なリゾート地(旅行先)として有名な、富士・箱根・伊豆などからの帰省者の多くが東名を利用し、また厚木ICでは、箱根熱海下田など東伊豆方面からの帰省する際に利用する小田原厚木道路が合流するため、特に休日や行楽シーズンの夕方から夜にかけて、上り車線では20 kmを超える渋滞が多発する。以前は、綾瀬BS付近を先頭とする渋滞であったが、渋滞緩和を目的とし海老名SAから綾瀬BS過ぎまでを4車線化したことで綾瀬BSを先頭とする渋滞は無くなったが、車線が3車線に戻るその先の大和トンネル付近が新たな渋滞スポットになっただけであった。トンネルによる圧迫感により、自然とドライバーがブレーキを踏んで速度が低下しやすいことに加え、トンネル付近は緩やかな上り坂となっていることが主な渋滞の要因。新東名高速道路もこの区間は事業化されていない。
  • 東名高速道路 日進JCT付近 - 名古屋IC付近
  • 名古屋第二環状自動車道 楠JCT付近 - 上社IC付近
    上社IC出口を流出した先に国道302号の交差点があり、そちらも信号待ちで渋滞することから主に平日朝に最長で上記の区間が渋滞する。
  • 中央自動車道 土岐JCT付近 - 恵那IC付近
  • 東名阪自動車道 四日市JCT付近 - 亀山JCT付近
    東海屈指の渋滞地点。当該区間では東名阪道-伊勢道名阪国道ルートと伊勢湾岸道-新名神高速ルートが完全に重複しており、下り線は主に午前中、上り線は主に夕方に渋滞が頻発している。新名神高速開通前の2007年の四日市IC - 鈴鹿IC間の交通量は一日平均67,000台であったが、2008年2月23日に新名神高速が部分開通したことにより、東京・静岡方面-京都・大阪方面を利用する車両が、東名高速 - 名神高速ルートから伊勢湾岸道 - 新名神高速ルートにシフトしたため、開通後の2009年は89,000台と大幅に増加した。
    また四日市IC - 亀山JCT間には下り坂から上り坂に変わり、車両の巡航速度が気付かず低下してしまうサグ部が5カ所存在することや、四日市JCT - 亀山JCT間にはJCT・IC・SAから本線への合流が6ヶ所も集中し、車両の流れが悪化するのも渋滞の原因である。NEXCO中日本は渋滞緩和を目的として、四日市IC付近のサグ部3ヶ所に「速度低下注意」と表示するLED情報板を2009年3月に設置したほか、ICなどの合流車線を延長して事実上、四日市JCT - 四日市IC間8.9 kmの車線を3車線化(途中、3.3 kmは2車線)する付加車線工事を2008年12月に約72億円をかけて行ったほか、2012年12月13日に四日市IC - 四日市東IC間の上り車線、12月19日には四日市IC - 鈴鹿ICの下り車線を一部暫定3車線化する運用を開始したが[2]、市街地内の掘割区間などは3車線化することが出来ず完全な渋滞解消には至っていない。
    2018年度に新名神高速道路の新四日市JCT - 亀山西JCT間が開通予定となっており、これにより東名阪道-伊勢道・名阪国道ルートと伊勢湾岸道-新名神高速ルートが分離されて交通量の分担が可能となり渋滞の緩和が期待される。
  • 名神高速道路 一宮IC付近
    東海北陸自動車道が接続する一宮JCTまでの区間は交通が集中するため渋滞が発生しやすい。渋滞が激しい場合は上りが関ヶ原ICまたは東海北陸道一宮木曽川ICまで、下りは東名高速小牧ICまで及ぶことがあり、一宮ICで接続する名古屋高速16号一宮線国道22号名岐バイパス)まで渋滞が発生することがある。
  • 名神高速道路 高槻BS付近
    高槻BSを中心に比較的急勾配な坂(サグ)が続くため、速度が低下する。また高槻BS付近は日本有数の交通量を誇る。2010年の第二京阪道路の延伸(枚方東IC-門真JCTの開通により全線開通)により交通量が分散し、渋滞は緩和された。
  • 山陽自動車道 志和トンネル付近
    岡山方面への上り線は、広島東IC付近から続く長い上り坂の頂点にあり、速度が低下する。逆に、広島方面への下り線は、急勾配の下り坂でカーブが続くため、冬場を中心に事故が多い。さらに、トンネル内のカーブもきつく、これによる速度低下も渋滞の要因となる。
  • 首都高速6号向島線 江戸橋JCT付近 - 両国JCT付近
    江戸橋JCTから0.8 kmで箱崎JCTに、箱崎JCTから1.3 kmで両国JCTに到達している区間であり、分岐と合流が立て続けに発生することから渋滞が多発している。特に上りの場合は、両国JCTで7号小松川線との合流により走行車線が1車線ずつに絞り込まれ、さらに当該JCTは7号小松川線にとって唯一のJCTでもあるため、渋滞に拍車を掛ける要因となっている。
  • 首都高速3号渋谷線 大橋JCT付近-三軒茶屋出入口付近
    交通量が多いことや流出台数より流入台数のほうが多いことや、そもそもの出口数が少ないことを原因に上りが大橋JCT、下りが三軒茶屋出入口を先頭に、終日のように渋滞する。
  • 阪神高速3号神戸線
    全線で渋滞が多発する。並行する中国道宝塚トンネル(前述)とともに関西屈指の渋滞地点。

解消されてきてる事例[編集]

  • 東名高速道路 三ヶ日JCT付近 - 豊田JCT付近
    2004年の伊勢湾岸自動車道の開通、2008年の新名神高速道路の部分開通、2012年の新東名高速道路の部分開通によって、東京 - 名古屋 - 大阪間のルートのうち、御殿場JCT - 三ヶ日JCT間および豊田JCT - (名神高速道路)草津JCT間は、東名・名神と新東名・新名神とで二重化されたが、新東名の浜松いなさJCT - 豊田東JCT間は未開通のため、三ヶ日JCT - 豊田JCT間はルートが1本しかなく車両が集中する。このため、ルートが1本に絞り込まれる三ヶ日JCTや豊田JCT付近で渋滞が頻発している。
    さらに当該区間は自動車関連工場が多く、輸送ルートの出入口となる浜松IC豊川IC岡崎IC豊田IC名古屋ICなどからの流出入で交通量が多くなり、また全般的にアップダウンが多いため、速度低下が起こりやすい。このため、宇利トンネル付近、音羽蒲郡IC - 本宿BS間、岡崎IC - 豊田JCT間などでも渋滞が頻発する。休日や長期連休では、これらの渋滞が繋がって20 km以上の大渋滞になることもある。なお、2011年に下り線は美合PA - 豊田JCT間、上り線は豊田JCT間 - 本宿BS付近の暫定3車線化が行われたため、これらの区間では渋滞の頻度は大幅に減少している。
    2016年2月13日に、新東名の浜松いなさJCT - 豊田東JCT間が開通し、ルートの二重化によって上記区間での渋滞は解消された[3]
  • 阪和自動車道湯浅御坊道路烏松山トンネル付近
    阪和道は有田IC以南が対面通行区間であり、行楽シーズンの週末に渋滞が発生しやすい。主に午前の南行きは湯浅御坊道路である広川南IC - 川辺IC間にある鳥松山トンネル付近と、終点である南紀田辺ICから本線にかけて、午後の北行きは川辺第一トンネル付近を先頭に渋滞が発生する。かつては阪和道の長峰トンネル付近が平日休日問わず激しい渋滞の名所となっていたが、現在は有田ICまで4車線化したため、同区間での渋滞はほとんど見られなくなり、全体で見ても渋滞量は減少している。
  • 中国自動車道 宝塚トンネル付近[4]
    関西一の渋滞地点。トンネル内部が上り坂になっていることや、関西地区最大の交通量を誇ることが渋滞の要因である。特に上りに関しては、手前で舞鶴若狭自動車道山陽自動車道と合流するために渋滞に拍車をかけている。午前中は西行き、夕方から夜間にかけては逆の東行きが渋滞する。
    2016年には年間800回以上の渋滞を記録したが、新名神高速道路の高槻JCT/IC-神戸JCTの開通により、2018年のゴールデンウイーク期間中は最長18.8キロメートルで、10キロメートル以上の渋滞は5回に留まっている[5]
  • 東名高速道路 松岡BS付近 - 富士川SA付近
    上下車線で渋滞が発生する。松岡BSと富士川SAの間に富士川橋がかかっているが、松岡BSから富士川SAに向けて上り坂のカーブの橋である。そのため、下り車線は自然と速度が下がり、上り車線はブレーキを踏む事が渋滞の主な原因である(富士川SAを抜け富士川橋にさしかかると、一斉に開けた視界に雄大な富士山が飛び込み、ドライバーは目を奪われがちになるのだが、下り坂で自然と加速した車を制御するためにブレーキを踏む事も一因)。休日特別割引(いわゆる地方高速上限1,000円)が実施された初のGWでは、当地点から神奈川県大井松田IC付近まで66.4 kmの渋滞が発生し、2009年の全国ワースト3位となった。2012年の新東名高速道路の部分開通により解消された。

将来渋滞が多発する思われる地点[編集]

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確定事項ではありません。参考程度にご覧下さい。
憶測はここまで


出典[編集]