うどん
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うどん(饂飩)は、小麦粉と食塩水を練り合せてつくる麺の一種である。古くは「うむどん」「うんどん」あるいは「むぎなは(麦縄)」とも呼ばれた。JAS 規格では「長径が 1.7 mm 以上」と定められている。
概要[編集]
日本の麺の中では最も太い。主に西日本で食べられている。小麦粉を水で練るとき大きな力が必要であるため、踏んで作ることもあった。現在では機械打ちがほとんどなので、「手打ちうどん」は稀少である。その後、一晩ほど寝かせてグルテン化させ、包丁で切るのが古典的な方法であるが、パスタマシンを用いると楽ではある。
香川県の「讃岐うどん」が全国的に有名であり、同県は「うどん県」とも呼ばれる。
「香川県のうどん推し」も参照
調理法には大きく分けて「生(き)うどん」と「煮込みうどん」がある。鍋焼きうどんなどは煮込みうどん系であり、ほうとうに近い食感である。そのため生うどん系の代表である讃岐うどんとは距離感がある。
戦後まもなく小麦不足に陥った日本では、雑穀などから作られた麺やトコロテンがうどんの代用品となった。また、うどんの量も少ない場合があり、3本しか入っていないものは「三味線」と呼ばれた。
種類[編集]
- 具による分類
- 麺による分類
トリビア[編集]
- 平成23年台風第6号は、四国に上陸した後すぐに太平洋側へと進路を変えたことから、俗に「うどん食って帰った台風」と呼ばれている。
- 乾麺としてのうどんは、かんすい・重曹・ベーキングパウダーをいれて水につけて戻してから茹でると中華麺になる。ただし水で戻すとくっつきやすいので、そこは工夫が必要である。