野田秀樹
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野田 秀樹(のだ ひでき、1955年12月20日 - )は、日本の劇作家、演出家、俳優。兄は興銀広報部長、みずほフィナンシャルストラテジー常勤監査役を歴任した野田博明。妻は女優、歌手の藤田陽子。元妻は女優の竹下明子。
プロフィール[編集]
概要[編集]
東京教育大学附属駒場高等学校を経て、東京大学法学部中退。
主な作代表作は『新選組!』。
出演作品[編集]
テレビドラマ[編集]
映画[編集]
- つる -鶴-(1988年) - 大寿 役
- 学校の怪談3(1997年) - 塾の教師 役
- MONDAY(2000年) - 神山 役
- 赤線(2004年) - ゲンナリ 役
- USB(2009年) - 藤森 役
吹き替え[編集]
- ゴーストバスターズ(1987年) - ピーター・ヴェンクマン博士〈ビル・マーレイ〉 役 ※フジテレビ版(日本語吹替完全収録版Blu-ray BOX収録)
- インナースペース(1987年) - ジャック・パター〈マーティン・ショート〉 役 ※VHS・DVD版
上演作品[編集]
※ほとんどの作品に自らも俳優として出演している。
- アイと死をみつめて
- 贋作 ひかりごけ
- 白馬童子
- 一本丸太助
- 咲かぬ咲かんの桜吹雪は咲き行くほどに咲き立ちて明け暮れないの物語
- 走れメルス 燃える下着はお好き
- 走れメルス(改訂版)
- つっぱれ!おじょうず2万7千光年の旅
- 愛の嵐(親不知篇)
- 怪盗乱魔 亭主と間男の共存できる家族制度を求めて
- 走れメルス 少女の唇からはダイナマイト!
- 少年狩り 末はあやめも知れぬ闇
- 二万七千光年の旅
- 赤穂浪士 昆虫になれなかったファーブルの数学的帰納法
- ゼンダ城の虜 苔むす僕らが嬰児の夜
- 野獣降臨(のけものきたりて)
- 大脱走 太田幸司さん、いかがおすごしですか
- 小指の思い出
- 瓶詰めのナポレオン
- 回転人魚 あなたのお名前なんてーの?
- 白夜の女騎士(びゃくやのワルキューレ)
- 彗星の使者(すいせいのジークフリート)
- 宇宙蒸発(ワルハラじょうはつ)
- 舞台星七変化(ストーンヘンジ)
- 野田秀樹の十二夜
- 半神
- 野田秀樹のから騒ぎ
- 明るい冒険 見よ、ポロロッカ空に逝く!
- 贋作・桜の森の満開の下
- 偽作・桜の森の満開の下
- 野田版 桜の森の満開の下
- 半神 リニューアル・バージョン
- 三代目、りちゃあど
- 野田版 国戦爺合戦
- 目に青葉ヤマホトトギス・赤穂浪士
- 透明人間の蒸気(ゆげ)
- 野田秀樹の真夏の夜の夢
- キル
- 贋作・罪と罰
- し
- TABOO
- 赤鬼
- ローリング・ストーン
- Right Eye
- パンドラの鐘
- カノン
- 農業少女
- 2001人芝居(にせんひとりしばい)
- 野田版 研辰の討たれ
- 売り言葉
- RED DEMON(『赤鬼』英語版)
- オイル
- 野田版 鼠小僧
- パルガントッケビ(朝鮮語: 빨간 도깨비、『赤鬼』韓国語版)
- THE BEE(英語版/日本語版)
- ロープ
- The Diver
- 野田版 愛陀姫
- パイパー
- ザ・ダイバー(『The Diver』日本版)
- ザ・キャラクター
- 表に出ろいっ!
- 南へ
- エッグ
- MIWA
- 逆鱗
- 足跡姫~時代錯誤冬幽霊~
- One Green Bottle (『表に出ろいっ!』英語版)
- Q:A Night At The Kabuki
- フェイクスピア
著作[編集]
戯曲[編集]
- 『二万七千光年の旅』(1981年、而立書房)
- 『少年狩り 末はあやめも知れぬ闇』(1981年、而立書房→角川文庫)
- 『赤穂浪士 昆虫になれなかったファーブルの数学的帰納法』(1981年、而立書房)
- 『ゼンダ城の虜 苔むす僕らが嬰児の夜』(1981年、白水社/〔新装版〕1992年、白水社→角川文庫)
- (ゼンダ城の虜 苔むす僕らが嬰児の夜、走れメルス)
- 『怪盗乱魔』(1981年、新潮社/1986年、新潮文庫)
- 『野獣降臨』(1982年、新潮社/1985年、新潮文庫)
- (野獣降臨、大脱走)
- 『少年狩り 野田秀樹戯曲集』(1982年、角川文庫)
- (少年狩り、赤穂浪士)
- 『大脱走、どこへ』(1983年、朝日出版社)
- 『小指の思い出』(1984年、而立書房)
- 『瓶詰のナポレオン』(1984年、新潮社/1988年、新潮文庫)
- 『人類への胃散 野田版・新世界史1』(1984年、角川書店/1992年、角川文庫)
- 『回転人魚』(1985年、新潮社/1989年、新潮文庫)
- 『白夜の女騎士』(1985年、新潮社)
- 『彗星の使者 宇宙蒸発』(1986年、新潮社)
- 『戯曲 半神』(1987年、小学館/〔新装版〕1996年、小学館)
- 萩尾望都の漫画「半神」を原作とする
- 『贋作・桜の森の満開の下』(1992年、新潮社)
- (贋作・桜の森の満開の下、野田版・国性爺合戦)
- 『廻をしめたシェークスピア』(1994年、新潮社)
- (真夏の夜の夢、から騒ぎ、三代目、りちゃあど)
- 『キル』(1995年、新潮社)
- (キル、透明人間の蒸気)
- 『解散後全劇作』(1998年、新潮社)
- (キル、贋作・罪と罰、TABOO、赤鬼、ローリング・ストーン)
- 『20世紀最後の戯曲集』(2000年、新潮社)
- (Right Eye、パンドラの鐘、カノン)
- 『二十一世紀最初の戯曲集』(2003年、新潮社)
- (農業少女、2001人芝居、売り言葉)
- 『21世紀を憂える戯曲集』(2007年、新潮社)
- 『野田版歌舞伎』(2008年、新潮社)
- (野田版研辰の討たれ、野田版鼠小僧、野田版愛陀姫)
- 『21世紀を信じてみる戯曲集』(2011年、新潮社)
- 『エッグ/MIWA 21世紀から20世紀を覗く戯曲集』(2015年、新潮社)
- 『贋作 桜の森の満開の下/足跡姫 時代錯誤冬幽霊』(2018年、新潮社)
- 贋作 桜の森の満開の下
- 足跡姫 時代錯誤冬幽霊(『新潮』2017年3月号)
オペラ演出[編集]
小説集[編集]
随筆・雑文集[編集]
- 『野田秀樹シンドローム』(1984年、而立書房)
- 『ミーハー この立場なき人々』(1984年、講談社/1986年、講談社文庫)
- 『体でっかち』(1988年、マガジンハウス/『ターザン』連載〈頭で体操〉)
- 『おねえさんといっしょ』(1991年、新潮文庫)
- 『誰にも気づかれずに大バカが治る』(1991年、光文社/1989年-1991年『JJ』連載)
- 『この人をほめよ』(1992年、新潮文庫)
- 『野田秀樹の非国語』マドラ出版 夜中の学校 1992
- 『ぼくが20世紀と暮していた頃』(1993年、中央公論社/1997年、中公文庫/1992-1993『マリ・クレール』連載)
- 『旧少年少女のための新伝記全集』(1996年、中央公論社)
- 『向こう岸に行った人々』(2000年、ぴあ/『Can Do! ぴあ』連載)
対談・共著[編集]
- 『野田秀樹対談集・美談』(1984年、東京書籍)
- 『有名人 おさわがせメディア表現論』竹書房、1988
- 『定本・野田秀樹と夢の遊眠社』(1993年、河出書房新社)
- 『野田秀樹 赤鬼の挑戦』(2006年、青土社)
- 鴻英良との共著
- 『野田秀樹×鎌田浩毅 劇空間を生きる』(2018年、ミネルヴァ書房)
- 鎌田浩毅との対談。ふたりが東京教育大附属駒場高校の同級生である縁から。
受賞歴[編集]
- 1983年、『野獣降臨』で第27回岸田國士戯曲賞受賞
- 1985年、紀伊國屋演劇賞・個人賞
- 1990年、『三代目、りちゃあど』で文化庁芸術祭賞受賞
- 1994年、第19回テアトル演劇賞受賞
- 1998年、『キル』の演出で第23回菊田一夫演劇賞受賞
- 1999年、『Right Eye』の戯曲で第2回鶴屋南北戯曲賞受賞
- 2000年、『パンドラの鐘』の戯曲で第34回紀伊國屋演劇賞個人賞、第50回芸術選奨文部大臣賞(演劇部門)、第7回読売演劇大賞最優秀作品賞受賞
- 2001年、『野田版 研辰の討たれ』で第1回朝日舞台芸術賞グランプリ
- 2003年、NODA MAP第9回公演『オイル』で第10回読売演劇大賞最優秀作品賞受賞
- 2004年、『赤鬼(3バージョン)』『走れメルス』の作・演出・演技で第4回朝日舞台芸術賞受賞
- 2005年、『赤鬼(3バージョン)』で第12回読売演劇大賞演出家賞、作品賞受賞
- 2006年、第1回安吾賞受賞。同年10月15日の新潟市「りゅーとぴあ」での授賞式では、即興で坂口安吾の長男・綱男と『贋作・桜の森の満開の下』の一節を朗読するパフォーマンスを披露している。
- 2007年、戯曲『ロープ』で第58回読売文学賞受賞。NODA・MAPが紀伊國屋演劇賞・団体賞を受賞
- 2008年、『THE BEE』(日本バージョン、ロンドンバージョン)で第7回朝日舞台芸術賞グランプリ
- 2009年、名誉大英勲章OBE(イギリスのエリザベス2世女王より授与)
- 2010年、2009年度朝日賞受賞
- 2011年、紫綬褒章受章[2]、NODA MAP第15回公演『ザ・キャラクター』で第18回読売演劇大賞最優秀作品賞受賞、第3回早稲田大学坪内逍遙大賞受賞
脚注[編集]
- ↑ “野田秀樹氏 6年ぶりTVドラマ出演!NHK「眩」で滝沢馬琴役”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2017年9月1日) 2017年9月1日閲覧。
- ↑ 紫綬褒章:受章者 野田秀樹さんら25人 毎日新聞 2011年6月15日閲覧