立岩真也
ナビゲーションに移動
検索に移動
立岩 真也 たていわ しんや | |||||||||||||||||||||||
|
立岩 真也(たていわ しんや、昭和35年(1960年)8月16日 - 令和5年(2023年)7月31日)は、社会学者。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。
略歴[編集]
新潟県出身。既婚者で長男あり。
東京大学や東京大学院で社会学を専攻し、障害や難病と共に生きる人々にとって望ましい世界を探究。平成28年(2016年)の相模原障害者施設殺傷事件の後、安楽死に肯定的な議論を痛烈に批判。千葉大学助手、信州大学医療技術短大部助教授なども務めている。著書も数多く存在する。
令和5年(2023年)7月31日午後1時33分、悪性リンパ腫のため、京都府京都市左京区の病院で死去した。62歳没。葬儀は関係者で行なわれた。
著書[編集]
単著[編集]
- 『私的所有論』(勁草書房、1997年)
- 文庫版『私的所有論 第2版』(生活書院、2013年)
- 『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』(青土社、2000年、増補新版2020年)
- 『自由の平等――簡単で別な姿の世界』(岩波書店、2004年)
- 『ALS――不動の身体と息する機械』(医学書院、2004年)
- 『希望について』(青土社、2006年)
- 『良い死』(筑摩書房、2008年)
- 『唯の生』(筑摩書房、2009年)
- 『人間の条件――そんなものない』(理論社[よりみちパン!セ]、2010年/イースト・プレス[よりみちパン!セ]、2011年/新曜社[よりみちパン!セ]、2018年)
- 『造反有理――精神医療現代史へ』(青土社、2013年)
- 『自閉症連続体の時代』(みすず書房、2014年)
- 『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』(青土社、2015年)
- 『不如意の身体――病障害とある社会』(青土社、2018年)
- 『病者障害者の戦後――生政治史点描』(青土社、2018年)
- 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』(筑摩書房[ちくま新書]、2021年)
共著[編集]
- 『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(安積純子、岡原正幸、尾中文哉共著、藤原書店、1990年、増補・改訂版1995年)
- 文庫版『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学 第3版』(同、生活書院、2012年)
- 『所有と国家のゆくえ』(稲葉振一郎共著、日本放送出版協会[NHKブックス]、2006年)
- 『流儀――アフリカと世界に向かい我が邦の来し方を振り返り今後を考える二つの対話』(稲場雅紀、山田真共著、生活書院 2008年)
- 『生存権――いまを生きるあなたに』(尾藤廣喜、岡本厚共著、同成社、2009年)
- 『税を直す』(村上慎司、橋口昌治共著、青土社、2009年)
- 『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』(齊藤拓共著、青土社、2010年)
- 『家族性分業論前哨』(村上潔共著、生活書院、2011年)
- 『差異と平等――障害とケア/有償と無償』(堀田義太郎共著、青土社、2012年)
- 『わらじ医者の来た道――民主的医療現代史』(早川一光、西沢いづみ共著、青土社、2015年)
- 『われらは愛と正義を否定する――脳性マヒ者 横田弘と「青い芝」』(横田弘、臼井正樹共著、生活書院、2016年)
- 『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(杉田俊介共著、青土社、2016年)
- 『往き還り繋ぐ――障害者運動於&発福島の50年』(青木千帆子、瀬山紀子、田中恵美子、土屋葉共著、生活書院、2019年)
編著[編集]
- 『生死の語り行い1――尊厳死法案・抵抗・生命倫理学』(有馬斉共編、生活書院、2012年)
- 『社会が現れるとき』(若林幹夫、佐藤俊樹共編、東京大学出版会、2018年)
訳書[編集]
- トマス・ポッゲ『なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか――世界的貧困と人権』(監訳、池田浩章、安部彰、齊藤拓、岩間優希、村上慎司、石田智恵、原佑介、的場和子訳、生活書院、2010年)
※その他Kyoto Booksより電子書籍を刊行。