淡路・徳島線

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淡路・徳島線(あわじとくしません)とは兵庫県淡路市徳島県徳島市を結ぶ急行・特急バス路線である。

概要[編集]

1985年(昭和60年)6月8日大鳴門橋開業時に淡路交通徳島バスの共同運行で開設した路線。特急10往復・急行6往復であった。乗客は四国地方から当バスに乗り、津名港で共同汽船に乗り換える形であった。

神戸淡路鳴門自動車道の部分開通に合わせて運行経路が変更されており、1987年(昭和62年)5月23日鳴門北IC - 鳴門IC間の開通で特急が運行経路変更(大毛島・本四撫養(現・高速鳴門)停留所新設)、1987年(昭和62年)10月8日の洲本IC - 西淡仮出入口間の開通で全便運行経路が変更(緑PA・榎列・志知停留所新設)された。

明石海峡大橋開業後は高速船が廃止され、利用客が激減。2001年(平成13年)2月1日より運行ルートが洲本バスセンター経由に変更(これにより本四安乎本四中川原は停留所廃止(これまでは2停留所ともに急行のみ停車していた))。2003年(平成15年)4月5日をもって徳島バス撤退し、6往復に減便(うち1往復は特急)。 2010年(平成22年)4月1日より4往復に減便され、上り特急が廃止された[1]

津名港 - 徳島駅間の所要時間は急行バス約100分、特急バス約95分である。

運行開始以来、正子を跨って運行する便はない。

回数乗車券(金額式11枚綴り)・定期乗車券は取り扱っている。往復乗車券は取り扱っていない。

尚、淡路島と四国を結ぶ唯一の路線で、淡路島と徳島県以外の中国・四国地方を結ぶバス路線は無い。したがって、淡路島と徳島県の後述する停車停留所以外の中国・四国地方と行き来する場合は、徳島県内の後述する停留所で徳島県の後述する停車停留所以外の中国・四国地方と行き来している路線バスに乗り換えるか、鳴門・徳島で徳島県の後述する停車停留所以外と行き来している列車に乗り換える必要がある。

鳴門海峡を渡るには自動車専用道路の大鳴門橋しかなく、歩行者は当バスなどを利用して海峡を渡る以外に鳴門海峡を渡る手段がない。

当路線は淡路交通では高速バスとして扱われておらず、一般路線バスとして扱われている。元共同運行の徳島バスも同様に高速バスとして扱わず、一般路線バスとして扱われていた。

運行会社・車両[編集]

運用[編集]

洲本営業所津名出張所のバスを1日2台で運用する。

  • パターン1 津名港→(特急)→徳島→(急行)→洲本高速バスセンター→(急行)→徳島→(急行)→津名港
  • パターン2 津名港→(急行)→徳島→(急行)→洲本高速バスセンター→(急行)→徳島→(急行)→津名港

停車停留所[編集]

  • ●…停車停留所
  • ∥…他線経由
所在地 停車停留所名 急行 特急
2往復 1.5往復 0.5往復
兵庫県
淡路市
津名港
兵庫県
洲本市
洲本高速バスセンター
洲本IC
兵庫県
南あわじ市
緑PA
榎列
西淡志知
淡路島南IC
徳島県
鳴門市
鳴門公園口 徳島行きのみ乗降車
黒山[3]
大毛島
小鳴門橋
高速鳴門
鳴門[4]
備前島[5]
徳島県
板野郡
松茂町
松茂ニュータウン
松茂
徳島県
徳島市
工業団地前
徳大
徳島

外部リンク[編集]

脚注[編集]

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  1. 帰りのバスが無くなる・・・!2010年(平成22年)3月12日 日本共産党淡路市議会議員佐藤ゆう子・ひろば)
  2. 初期は中扉無しのバスであったが後に中扉付に変更。1998年(平成10年)4月6日 - 2010年(平成22年)3月31日の間はエアロバスではなくいすゞ・エルガワンステップバス)が使用されていた。
  3. 鳴門町土佐泊浦
  4. 淡路島方面のみ、鳴門郵便局前(徳島バス・鳴門市営バスの呼称)とJR鳴門駅前に停車、前者を「鳴門」、後者を「鳴門駅前」とアナウンスしている、徳島方面はJR鳴門駅前のみ停車、アナウンスは「鳴門」である。
  5. 大津町備前島